無印が魚の缶詰を作った! 魚の水煮缶シリーズ
さば缶やさけ缶など、長期保存ができて、下処理不要、お手軽な食材として今すっかりおなじみの魚の水煮缶。そんな水煮缶が今年3月に無印良品から発売されたのはご存知ですか?
それがこちらの魚の水煮缶シリーズ。
さば、まぐろ、にしん、こまい、秋鮭、ぶりの全6種類のラインナップ(税込290円〜350円)。骨まで柔らかく煮てあるので、下処理の手間なく、骨から出る旨味もまるごと味わうことができます。
そして無印良品が他の商品と違うポイントがそのコンセプト。使われているのは、魚が加工される工程で使いきれない部位、また普段なかなか食べる機会がない魚や、食べづらいからと敬遠されがちな魚など。それを食べやすく缶詰にしたシリーズは、環境に寄り添った商品を作る無印ならではのエコな食品です。
たとえば「さばの尾肉水煮」。缶を開けてみるとこれまでのサバ缶ではあまりない三角の部分が入っています。
これは尾に近い部位で、身がたくさんついているにも関わらずサイズにバラつきがあるため通常の缶詰では使いきれなかった部位なんです。でもその実はよく動かす尾の近くの部位。引き締まっていて、腹肉に比べると脂は少な目であっさり&ヘルシー。
小ぶりなので切る手間もなくパクパク食べられるし、たくさん入っているのでお得感もあります! 臭みもないのでそのまま食べてもよし、サラダやパスタなどアレンジ自在です。
早速、煮汁ごとアスパラガスと一緒にアヒージョにしてみましたが、旨味たっぷりで食べるのが止まらない美味しさでした!
他にも、刺身用の切り身にする時に捨てられてしまう「まぐろの腹肉」や「ぶりの腹肉」、数の子を取った後の細かい骨が敬遠されがちな身を使った「にしん」、北海道ではおなじみの魚ながら干物には大きすぎてはじかれる「こまい」、スモークサーモンを作る際に出る「秋鮭の中骨」など、すべて骨まで食べられる商品となっています。
そしてなんといっても注目はとっても無印らしいデザインとカラーのパッケージ。ストックして置くだけではもったいないくらい、出しておいてもサマになる商品です。6個セットでギフトにしても喜ばれそうですよね。
ぜひ無印のお店やネットストアでチェックしてみてください。
フードスタイリスト 小森貴子
会社員から一念発起し、料理の道に。料理家のアシスタントを経て独立し、広告や雑誌、書籍などの料理撮影のスタイリングやレシピ開発を行う。最近の趣味は、旅先でのスーパー巡りとピクニック。