【目次】
・夏休みの工作アイデア・初級や低学年向け
・夏休みの工作アイデア・上級や高学年向け
・夏休みの工作アイデア・100均やコストが安いもの
・最後に
夏休みの工作アイデア・初級や低学年向け
夏休みの宿題で、親子ともに頭を悩ませるのが工作。作るときに楽しいもの、できあがってからも遊んで楽しめるものなど、夏休みの工作に使えるアイデアを簡単なものから難易度の高いものまでご紹介していきます。
低学年向けの工作は、わかりやすくて、シンプルに作れるものが良いでしょう。ここでは、お家にあるものを使ってできる工作を、ご紹介していきます。
1:「牛乳パック」を利用して作る鉛筆立て
使用済みの牛乳パックを1つ、折り紙、シール、厚紙、のり、はさみを用意しましょう。
牛乳パックの底から10cm程度の高さのところを、はさみで切ります。牛乳パックの柄が隠れるように色画用紙などを貼り付けましょう。周りの飾りは、シールや折り紙をペタペタ貼るだけ。厚紙を利用して、好きな動物などの形に仕上げてみてもいいですね。
2:「アイスの棒」重ねて貼り合わせて作る小物入れ
アイスの棒(60本程度)と木工用ボンドを用意しましょう。
棒の長さや幅にもよりますが、幅1cm、長さ9cmのアイスの棒で作る場合を紹介します。
小物入れの底を作ります。アイスの棒を横に9本並べて、木工用ボンドでつなぎ合わせます。その後、向かい合う2辺ずつを交互に重ねていきながら、棒と棒が重なる部分に木工用ボンドをつけて、高さを上げていきましょう。
高さは、用意可能なアイスの棒にもよりますが、5cm程度の高さにするには50本程度を使用します。組み上げて出来上がりでもいいですが、マジックで色を塗ったり、かわいい飾りを付けるなど、アレンジをすればより一層素敵な小物入れになりますよ。
3:「ペットボトル」を利用して作る砂時計
同じ形のペットボトルを2つ、砂、小さな厚紙、テープ、はさみを用意しましょう。
ペットボトルの口のサイズに合わせて厚紙を切り、厚紙の真ん中に少し穴を開けます。ペットボトルの中に入れる砂は、砂遊び用のふるいにかけて、石を取り除いておくといいですよ。
片方のペットボトルに砂を入れて、厚紙を穴をふさがないようにテープで貼り、もう1つのペットボトルの口を合わせて、2つのペットボトルをテープで固定すると完成。砂の量は、お好みに合わせて調節してくださいね。
4:「ティッシュケース」の空箱で作るパペット
ティッシュケースの空箱1つ、厚紙、マジック、のり、はさみを用意しましょう。
ティッシュケースの空箱の長辺の中心部分の上部と側面をはさみで切ります。反対側も同じように切ってください。箱の底は切らずにそのまま残しておきましょう。
切らずに残しておいた部分を中心(軸)にして、ティッシュケースの空箱を半分に折り曲げます。厚紙で目や耳を作って貼り、開口部分に手を差し込めばパペットの完成!
5:「食品トレー」で作るお面
食品トレー、毛糸、輪ゴム、折り紙、カッターナイフ、のり、木工用ボンド、はさみを用意しましょう。
食品トレーは、しっかり洗って乾かしておきます。食品トレーで、お面の土台を作ります。目と鼻、口の部分をカッターナイフかはさみで切り取り、お面を付けても前が見えるようにしておくといいですよ。
耳にかける部分には、輪ゴムを使用しましょう。あとは、折り紙を貼ったり、毛糸を髪の毛の代わりにしたりして、木工用ボンドで貼って出来上がり。
6:「段ボール」で作る秘密のお家
作りたいサイズのお家に合わせて段ボール、折り紙、マジック、ガムテープ、のり、カッターナイフ、はさみを用意しましょう。
自分のお家なのか、お人形さんのお家にするのかを考えて、段ボールの大きさを調整してくださいね。自分のお家を作るなら、大きめの段ボールを探して、段ボールの上下のフラップ(フタの部分)を立てて、ガムテープで四隅を貼ります。
別の段ボールで屋根を作ります。カッターナイフで、ドアや窓をくり抜いて完成。お人形のお家にするなら、小さめの段ボールを選んで同じように作ってみましょう。
夏休みの工作アイデア・上級や高学年向け
高学年向けの工作は、低学年の工作と同じ材料を使うとしても、少し構造を難しくしてみたり、自分で計画を立てて作るようなものがいいですよ。ここでは、お家にあるものに少し材料を足して、完成後も長く利用できるものを紹介していきます。
1:「アイスの棒」を使って作るお家
アイスの棒(100本程度)、木工用ボンドを用意しましょう。
低学年の頃のように、ただ重ねるだけではなく、構造を最初から考えて行くことが必要になります。家の床、四方の壁と屋根のバランスなどを上手に考えながら作ることが必要になりますね。
2:「紙コップ」を使って作る万華鏡
紙コップ2つ、分光シート、黒マジック、テープ、画びょう(安全ピンでも可)、カッターナイフ、はさみを用意しましょう。
紙コップの内側の底を、黒いマジックで塗りましょう。1つの紙コップの底に、1cm角の穴を開けます。分光シートを1cm角の穴より気持ち大きめに切って、穴に被せてテープで貼ります。テープは穴にかからないように注意をして貼りましょう。
穴を開けていない方の紙コップの底を、画びょうで穴を開けます。最後に、紙コップ2つの上部をくっつけて完成。四角い穴からライトを覗けば、キラキラ輝いて見えますよ。その際、太陽は絶対に見ないようにしてくださいね。
3:「ペットボトル」を使って作るペンケース
キャップ付きの500mlペットボトル1つ、ファスナー、接着剤、カッターナイフ、はさみを用意しましょう。
ペットボトルを、上から3分の1くらいの高さのところで切ります。この時、カッターナイフで切り込みを入れて、はさみで切ると作業しやすいですね。2分割されたペットボトルの切り口は、トガリがあって危ないので、はさみで丁寧に整えましょう。
ファスナーの片面に接着剤をつけて、ペットボトル上部の切り口に貼り付けます。もう片方のファスナーにも接着剤を付けて、ペットボトル下部の切り口に貼り付けて完成。上手にバランスよく付けるのが難しいポイントです。
4:「空きビン」を使って作るスノードーム
蓋付きの空きビン1つ、洗濯のり(みずのり)、水、中に入れる飾り(小さな置物)、スパンコール、ビーズ、接着剤を用意しましょう。
蓋の内側の真ん中に、飾り(小さな置物)を接着剤で固定します。次にビンの中に、スパンコールやビーズのような水に強いものを入れましょう。水中でキラキラさせるためですので、少し多めに入れるとかわいくなります。
最後に、洗濯のりを水で薄めたものを入れて、しっかり蓋をしてひっくり返して完成。洗濯のりと水の割合は、半分ずつくらいがおすすめです。
5:「牛乳パック」を使って作るプロペラカー
牛乳パック1つ、ペットボトルの蓋4個、たけ串4本、ストロー2本、きり、モーター、プロペラ、電池受け、単三電池、接着剤を用意しましょう。
まず、タイヤ部分を作成します。ペットボトルの蓋4個の真ん中にきりで穴を開けます。ストローにたけ串を通し、両端にペットボトルの蓋を付けます。たけ串を穴に差し込み、接着剤で補強しましょう。
タイヤ部分が完成したら、牛乳パックの側面に接着剤で貼り付けます。タイヤ部分を貼り付けた面が下になるように、牛乳パックを寝かせましょう。
タイヤ部分と反対面である上部に、電池受け、モーター、プロペラを接着剤で貼り付けます。この時、プロペラは後ろ側に設置しましょう。電池受けに電池を入れれば、走り出しますよ!
6:「段ボール」と「空き箱」を使って作る段ボール迷路
段ボール、空き箱、ビー玉、木工用ボンド、カッターナイフ、定規、はさみを用意しましょう。
空き箱の中に迷路を作ります。鉛筆で薄く書けば、書き直しができるので良いですね。
下書きが完成したら、段ボールを3~5cm幅に切って、仕切りを作っていきます。仕切りを多くすればするほど、迷路の難易度は上がります。
また、カッターナイフで穴を開けて、落とし穴を作っても面白いですね。スタートとゴールには、シールなどで目印をつけてみて。完成したら、ビー玉を入れて遊びましょう。
夏休みの工作アイデア・100均やコストが安いもの
夏休みの宿題、できればお金をかけるのではなく、家にあるものを活用して作りたいですよね。しかし、子どもが作りたいと思うものや、家にある材料には限界もあるでしょう。そんなとき便利なのが、100円均一やホームセンター。おすすめの工具や材料をご紹介します。
1:おすすめの工具・グルーガン
グルーガンは、電源を必要とするピストル型の接着剤。ボンドの代わりに使用することができ、使いなれると簡単で作業しやすく、とても便利なアイテムです。
100円ショップで売られているものは本体にオンオフ機能がなく、放置しておくと高温になるので危険です。取り扱いには注意してくださいね。工作好きの子どもには、たまらないアイテムです。
2:おすすめの材料・紙粘土
置物や貯金箱、鉛筆立てや小物入れ。紙粘土を使用して、いろいろな物を作ることができます。出来上がったものに、絵の具などで色付けしても楽しいですね。
3:おすすめの材料・木材
ホームセンターや100円均一にある木材を利用して、卓上本棚や椅子を作ってみても良いですね。最近では、トンカチや釘を使う機会が減ってきています。長いお休みを利用して、デザインの設計や材料の購入など、計画を立てて実行してみてはいかがでしょうか。
4:「牛乳パック」を利用したランタン
牛乳パック、ライト、セロファン、のり、テープ、カッターナイフ、はさみを用意しましょう。ライトは、100円均一などの置き型ライトを利用してみてください。牛乳パックを1度開いて、底の部分は切り離します。牛乳パックの側面の部分を、好きな形にカッターナイフで切り抜きましょう。切り抜いた部分に、色付きのセロファンを貼っても良いですね。
切り抜きやデコレーションが完成したら、牛乳パックの白い面を外側に組み立てましょう。置きライトに、牛乳パックをかぶせて完成。
5:「アクリル毛糸」のほうき
毛糸、割りばし、飾り用のテープや折り紙、輪ゴム、はさみを用意しましょう。
持ち手は割りばしで作ります。割りばしにお好みのテープを巻いて、かわいく仕上げたいですね。毛糸は、手のひらで50~60回くらい巻きましょう。片方の輪をはさみで切り、片方は輪ゴムで縛って、割りばしの先に付ければ完成。
6:「風船」を使ったおしゃれな器
風船、レース、はぎれ、水、刷毛、木工用ボンド、はさみを用意しましょう。
風船を膨らませて、固定できる場所に置きます。風船の上部3分の1くらいに、水で溶いた木工用ボンドを刷毛で塗り、その上にレースやはぎれなどの好みの材料を貼りましょう。完全に乾いたら、風船をひっくり返して、空気を抜きます。ボンドが固まり、卵の殻のような丸い器の完成。
最後に
子どもの中には、工作が得意な子どもと苦手な子どもがいます。また、男の子と女の子でも好みがわかれるでしょう。そして、どうしても親の気持ちも入ってきてしまうものです。子どものやる気を引き出す工作を選んで、楽しく取り組みたいものですね。