花粉対策に衣類の静電気の発生をおさえよう!
くしゃみや目のかゆみなど体調も気分も辛い花粉の季節。春が「憂鬱…」という人もいるのでは? 少しでも快適に過ごせるよう、花粉ケア対策を早めに始めましょう。
今回、ライオン株式会社のお洗濯マイスター大貫和泉さんに「静電気が起こりやすいコーデと静電気が起こりにくいコーデ」を教えてもらいました。
大貫さんいわく、「花粉ケアには、衣類の静電気の発生をおさえることと、凹凸の少ない衣類のコーディネートがポイント」とのこと。
ここでクイズ! 次の4つのコーデが静電気が起きやすいか、起きにくいかを答えてみましょう。
◆コーデ1:ポリエステルのフリース×綿の長袖Tシャツ
正解は…「静電気」が起きにくい
フリースの下に着るトップスに綿を選べば、脱ぐときのパチパチを軽減できます。
◆コーデ2:ポリエステルのスカート×ナイロンのタイツ
正解は…「静電気」が起きやすい
スカートにタイツのコーディネートは定番ですが、ポリエステルのスカートとナイロンのタイツの組み合わせは、まとわりつきが起きやすい組み合わせ。
◆コーデ3:ポリエステルのコート×ウールのニット
正解は…「静電気」が起きやすい
ポリエステルのトレンチコートもウールのニットと組み合わせると、静電気のパチパチが起こりやすくなります。
◆コーデ4:ウールのニット×ウールのマフラー
正解は…「静電気」が起きにくい
ウールのニットにアクリルのストールを合わせると静電気が起こりやすくなりますが、同素材のウールのマフラーやストールを組み合わせれば大丈夫。
大貫さんによると、「ポリエステルやアクリルなどは、マイナスに帯電しやすい素材であり、一方、ナイロンやウールはプラスに帯電しやすい素材です。マイナスとプラスの素材の衣類の組み合わせは、静電気が発生しやすくなります」とのこと。
ちなみに、洗濯で静電気の発生を防ぐことも◎。柔軟剤には繊維の表面を滑らかにする働きがあり、繊維同士の滑りが良くなるため、重ね着をしても摩擦が起きにくく静電気の発生を抑えてくれます。また、柔軟剤の成分は、繊維の表面に電気を外に逃す層をつくり、静電気がたまりにくくします。
花粉時期の効果的な柔軟剤の使い方はコチラ
衣類も花粉ケアをすることが大切なのですね。静電気を起こさないよう、コーデや洗濯を工夫してケアをしましょう♡