1:助詞ひとつで誤解を…
「都内にある夫の実家には数ヶ月に一度遊びに行き、食事をしています。それで、この前食べた義母の作った鍋料理が美味しかったので、翌日、お礼のLINEをしたのですが…。私の書き方が悪くて、義母が激怒!
油断してテキトーに書いた、たった1通のLINEのせいで、しばらく険悪なムードが続き、猛反省しました…」(32歳女性/販売員)
「昨日は」と「昨日も」では、同じ内容を伝えるのでも、受け手の印象はガラリと変わりますよね。日本語は微妙な違いひとつで、ニュアンスがかなり変わる場合もあるから、要注意です。
2:気を使いすぎて「拒絶」に見えてしまい…
「義母はちょっと神経質な性格なので、LINEするときはとても気を使います。でも、この前のLINEでは、私が気を使いすぎて曖昧な表現を多用したのが原因で、かえってコミュニケーションがおかしくなってしまいました…。
『結構です』『大丈夫です』ばかり言ってたら、拒絶されたと思ったみたいで、夫に義母からクレームが入りました。日本語って難しい!」(31歳女性/IT)
過度な遠慮は、義母から見て「拒否されている」と感じる場合も。義母という特殊な関係性ゆえに、距離感が難しいところです。
3:実母に接するようにホンネを書いたら…
「義母とは、そこそこ仲がいい自負があったので、結婚2年目のこの頃は、自分の親に接する気持ちで接していたんです。
でも、この前義母が体調を崩したときに送ったLINEで『もう若くないんだから』と、義母の身体をいたわる意味で書いたら、それが地雷に…。やっぱり、なんだかんだで義母は義母だなって悟りました」(30歳女性/福祉)
心の垣根がなくなるのはいいことなはず。しかし実母とのコミュニケーションと比較すると、歴史が浅い分、誤解も生みやすいかもしれません。
悪気なく送ったLINEでも、義母には地雷となるケースもあります。不用意なLINEでトラブルを招かないよう、みなさんもくれぐれもご用心を…♡
並木まき
ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。