右近由美子さんってどんな人?
路面電車が走りレトロな趣を残す東京の大塚で、連日長蛇の列ができることで知られる大人気のお店がある。それが、この地で59年間営業を続ける「ぼんご」。提供するメニューは、1つ260円から頼めるほっかほかの「おにぎり」。
具材は、定番の「梅」や「鮭」、「明太子」のほか、「卵黄のしょうゆ漬け」、「マグロ角煮」といった変わり種まで全56種。組み合わせも自由自在に選び放題だ。
このおにぎり専門店「ぼんご」を切り盛りする2代目店主が、今回ご紹介する右近由美子さん(67)。
−−おにぎり専門店「ぼんご」の店主になった理由は?
右近さんの出身は日本一の米どころ、新潟県。高校卒業後に上京したが当時馴染めなかったのが、東京の食事。特に米が口に合わなかったという。
その頃、偶然入った「ぼんご」で知り合ったのが、店長で27歳年上の祐(たすく)さん。祐さんの優しさに惹かれ結婚した右近さんは、二人で店を切り盛りすることに。
右近由美子さんの「7つのルール」
さて、そんな右近さんが「いつもしている7つのこと」=「セブンルール」とは…?
■1.作り置きはしない
一般的におにぎりは作り置きされることも多い。しかし右近さんは、注文を受けてからおにぎりを握ることを徹底。
■2.おにぎりは三手以内で握る
おにぎりは三手以内で握り締め付けないのがこだわり。お客さんからも「食べた瞬間にほぐれる感じでおいしい」と評判。
■3.お米は新潟産コシヒカリ
7年前に夫が亡くなり右近さんが店を引き継いだ。それでもお米は当時と変わらず、新潟産コシヒカリを使うのがお決まり。
■4.アクセサリーはクロムハーツ
仕事後は、クロムハーツのシルバーアクセサリーを身に付ける。自然と馴染む渋い風合いがお気に入りなのだとか。
■5.週に一度 和太鼓を叩く
週に一度、足を運ぶというのが和太鼓教室。どんなに嫌なことがあっても、太鼓を叩けば気分が晴れるのだそう。
■6.原価計算はしない
原価の計算はしないのが「ぼんご」流。細かい儲けよりお客さんにどれだけ満足してもらえるかに注力。
■7.料理は自分のためにしない
料理は自分のためにしないという右近さん。人に必要とされることに幸せを感じ、お客さんの笑顔を見ることでモチベーションが上がるという。
次回の「7ルール」の放送は、12月24日(火)よる11時00分~。主人公は、東急百貨店のお菓子エリアを担うスイーツバイヤー・鹿島淑子さん。
Oggi.jpでは、番組を振り返り、仕事をする女性たちへのヒントを見つけていきます! 次回もぜひチェックしてみてくださいね♡