先方を訪問する際、アポイントの何分前が正解?
先方を訪問する際、アポイントの何分前に到着していますか? 早めに到着したらそのまま受付に直行して大丈夫?
先方を訪問する場合は約束の時間ぴったりが◎
私たちは小さい頃から早めの行動を心がけるように教えられてきましたよね。もちろん遅刻は厳禁ですが、社会人として先方を訪問する際、実は早めの行動ってNGなんです。
先方は約束の時間から面会ができるようにスケジュールを組んでいます。約束の時間まで先客や打ち合わせなどの予定を入れている場合もあるでしょうし、準備の時間をみている場合もあるでしょう。
そこに10分前に訪ねてこられたらどうでしょう? 切り上げられない打ち合わせだったら、10分お待たせしたと恐縮させてしまいます。そして、準備の時間が取れなかったために先方が思い描いたパフォーマンスができなかった、なんてこともあるかもしれません。
そのため、ビジネスの世界では約束の時間ぴったりがベストなんです。
早く到着したからといって、時間調整せずに受付をするのもNG。受付の混み具合にもよりますが、早くても5分前になってから受付を済ませるようにしましょう。
5分前に到着でも大丈夫?
ぴったりの到着するためには、逆算して出発時間を決める。でもちょっと待って! 交通事情などによって、予定通りにつかない可能性があることもお忘れなく! 余裕をもって到着できるようにしませんか。
早めに着いて、時間調整をするのは無駄な時間のように感じられるかもしれませんが、遅刻しないためには必要な時間です。汗が引くのを待ったり、身だしなみを整えたり、お手洗いを済ませたり、とできることはさまざまにあります。
また、先方について情報を整理したり、面談に向けて資料を一読して心の準備を整えたりと、事前に済ませておくと印象アップに繋がるはず! 落ち着いて面会に臨むように心がけましょう!
なお、想定外の渋滞や電車のダイヤの乱れで大幅に時間がかかってしまい、遅刻しそうだという場合には、速やかに連絡を入れましょうね。
約束している面会時間より短いと思って準備を!
例えば、30分間の面会時間。アポイントの時間ちょうどに受付して、それから面会を始めるとすると、まるまる30分間の時間はないことがわかります。先方は次の予定があるかもしれませんし、終了予定時間の前に切り上げることを考えれば、実質25分。このように想定して準備やシミュレーションをしておくことで、時間が足りなかった! ということを防ぐことができます。
たまには、ぼんやりする時間も必要ですが、面会の前の調整時間でしっかり段取りをイメージしておくと、よりよい面会になるのではないでしょうか。
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鶴田初芽
都内在住のOLライター。日本語教師の母からの厳しい指導や幼少期より読書好きだったことが影響し、現在マナー、教育、ライフスタイルなどの執筆に携わっています。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!