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LIFESTYLE

2019.11.29

もう知ったふりしなくて大丈夫! スパークリングワインの基本【後編】|スパークリングワインを嗜もう♡

泡立ちも華やかなスパークリングワイン。飲むといいことありそうな泡のお酒。その製法や味わいをお勉強。後編の今回は、スパークリングワインの泡と味わいについてお届けします!

前回は、スパークリングワインとは何かお届けしました。まだ読んでない方はこちらからどうぞ♡ 今回は、スパークリングワインの泡と味わいについてお届けします!

>> スパークリングワインを嗜もう♡:これまでの記事
スパークリングワインの基本【前編】

【基本4】泡が細かいのは「瓶内二次発酵」!

\手間暇かけて造られます/

最も伝統的な製法がシャンパンを生んだ「瓶内二次発酵」。ぶどうを搾汁して発酵させた通常のワイン(スティルワイン)を瓶詰めし、再度発酵させる製法です。熟成期間も長く、二次発酵で生まれる炭酸ガスが密閉された瓶内でゆっくりとワインに溶け込むため、キメ細かな泡が長く続きます。

「瓶内二次発酵では熟成する程、溜まった澱おりが分解されてうまみに変わります。澱が還元剤の役割を果たすため、澱抜きするまではうまみを増しながら、フレッシュさもキープされます」(柳原さん)。

今年、日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)の発効で欧州ワインの関税が撤廃。製法もさまざまなワインがより一層楽しめるように。

◆おもな製法

【瓶内二次発酵(シャンパーニュ方式)】
罇などで発酵させたスティルワインを瓶詰めし、糖分と酵母を加え、瓶内で2度目の発酵をさせる製法。瓶に溜まる澱を1本ずつ除くなど手間と時間がかかる。抜栓後も泡が抜けにくい。フランスのシャンパンを生んだ伝統的製法で、スペインのカヴァなども同じ製法。

【シャルマ方式】
スティルワインをタンク内で二次発酵までさせる製法。瓶詰めまでワインが空気に触れないので、ぶどうの香りが強いフレッシュな味わいに。イタリアのスプマンテもこの製法。

【炭酸ガス注入方式】
スティルワインをタンクや瓶詰めするときに、炭酸ガスを人工的に注入する製法。短期間で大量生産できるため、価格も手ごろだが、一般的に泡が大きめで、気が抜けやすいことも。

▲広大なぶどう畑。スパークリングワインはぶどうの産地、品種、熟成期間、製法などが生産国の法律で決められている。

▲スペインのカヴァのトップブランド「フレシネ」社の熟成庫。カヴァは瓶内で9か月以上の熟成が法律で定められている(写真提供:サントリー)

Check! 微発泡もブームの兆し!

ガス圧が低い「微発泡ワイン」が今、注目を集めています。発酵途中で瓶詰めするため泡立ちが穏やかで、泡がおなかにたまりにくいので食前酒にもおすすめです。フランス語で「ペティアン」といいます。

Check!「自然派」も増えています。

有機栽培のぶどうと自然酵母で造るフランスの「ヴァン・ナチュール」など、世界的ブームの「自然派」は、スパークリングワインにも増えています。「独特のじんわりとした風味があるので、日本の食材や和食にも合わせやすいです。ユニークな造り手が多く、個性的なラベルも楽しいですよ」(平野さん)

【基本5】味わいはおもに5タイプ。

\ラベルを見るとだいたいわかります/

瓶内二次発酵のスパークリングワインのボトルでよく見る「ブリュット」。これは甘辛度の表示で辛口を意味します。この製法は最終工程で糖分を添加(ドサージュ)しますが、残糖度の違いで味はおもに5〜6タイプに分けられます。これらはラベルやボトル内に記載されているので、覚えておくと選ぶときのポイントに。

◆ラベルのチェックポイント

▲ローラン・ペリエ ドミ・セック ハーモニー(サントリー)

▲フレシネ ブリュット バロッコ(サントリー)

Check! スパークリングワインは「ノン・ヴィンテージ」?

ラベルにぶどうが収穫された年(ヴィンテージ)の表示がなく、多くが「NV(ノン・ヴィンテージ)」の表記。これはいつでも安定した味と価格で提供できるよう、複数の収穫年のワインをブレンドして造るからなのです。

教えてくださったのは…

料理家/ソムリエ 平野由希子さん
ひらの・ゆきこ/フレンチベースのおしゃれな料理、ワインとのペアリングセンスは常に評判。フランス農事功労章シュヴァリエを叙勲。著書に『ソムリエ料理家のワインを飲む日のレシピ帖』(KADOKAWA)など。

サントリー ワインインターナショナルスペシャリスト/ソムリエ 柳原 亮さん
やなぎはら・りょう/日本ソムリエ協会認定シニアソムリエ。年間3000種類以上のワインをテイスティング。ワインとともにチーズもこよなく愛し、チーズプロフェッショナルの資格も持つ。特に好きなのがヤギ乳製チーズ。

明日は、スパークリングワインをよりおいしく、楽しく飲むためのTipsをご紹介します!

トップ画像:左/ニット¥31,000(ANAYI〈スローン〉) パンツ¥21,000(ロートレアモン) イヤリング¥10,500(ココシュニック オンキッチュ 有楽町マルイ店〈マージョリー・ベア〉) リング¥37,000(ココシュニック)、右/カットソー¥16,000(GUEST LIST〈Le minor〉) ピアス¥10,000(ノジェス) バングル¥9,000(SILVER SPOON)

撮影/須藤敬一 スタイリスト/渡辺智佳(人物)、洲脇佑美(静物) ヘア&メイク/川嵜 瞳(PEACE MONKEY/有末さん分)、後藤若菜(ROI/東さん、神谷さん分) 料理/村山由紀子 イラスト/ヤマグチカヨ モデル/有末麻祐子、東 あずさ、神谷由香 本誌デザイン/スズキのデザイン 構成/松田亜子

●この特集で使用した商品の価格はすべて、本体(税抜)価格です。

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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