日本一の洗濯屋「洗濯ブラザース」って?
茂木貴史さん、茂木康之さん、今井良さんの3人で結成された「洗濯ブラザース」。彼らは毎日の洗濯を楽しくハッピーにするための活動をするプロ集団で、横浜でクリーニング店「LIVRER YOKOHAMA(リブレ ヨコハマ)」を経営するかたわら、劇団四季、シルク・ドゥ・ソレイユ、クレイジーケンバンドなど国内外の有名アーティストの衣装クリーニングを行っています。
また、オリジナルのナチュラル洗剤を開発したり、各地でイベントやセミナー、講演を行い、メディア出演も急増中。毎日の洗濯が、「嫌いな家事」から「好きな家事」になるように、洗濯の楽しさを伝える活動をしています。
そんな彼らの最新著書『日本一の洗濯屋が教える間違いだらけの洗濯術』(アスコム)では、「生乾きの臭い」「黄ばみ」「シワ」「シミ」などの洗濯の悩みをちょっとした工夫で解消する方法を紹介してくれています。また、キレイに洗えるだけではなく、同時に服を傷めず長持ちさせられるのが、洗濯ブラザーズ式・洗濯術の特徴でもあるのが魅力。
彼らの教えてくれる洗濯方法を習得すれば、9割以上の洗濯物は自宅で洗えて、クリーニング代を大幅に節約することができるそう!
さてそんな「洗濯ブラザース」から洗濯の基本を5問出題! 以下の出題を○か×かで答えてください。
前回のクイズと合わせて全10問。あなたは何問正解できるか挑戦してみて♡
◆Q1.洗濯物は、脱いだら洗濯機に放り込んでおいたほうが、すぐに洗えてよい
答えは、×
脱いだ洗濯物を、洗濯機の中に入れておくと「モラクセラ菌」という臭いの原因菌が繁殖してしまいます。モラクセラ菌は水分をエサにしているため、通気性の悪い洗濯機の中に、脱いだ洗濯物を放り込むのは厳禁です! 部屋干しのときの臭いのもとになってしまいます。
脱いだ洗濯物は通気性のいい洗濯カゴに入れておきましょう。時間がたつほど、菌は増えてしまうので、できるだけ脱いでから24時間以内に洗濯をするのが理想です。
◆Q2.脱水時間を長くすれば、乾燥・仕上げがラクになる
答えは、×
しっかり脱水すれば、それだけ水分が飛んで乾燥の時間が短くなるというメリットはあります。ですが、そのぶんシワになって、ものによってはアイロンがけが大変になることもありますよね。
ワイシャツやおしゃれ着などは、あえて脱水時間を短くして、干したときの水分の重みでシワを伸ばす、という裏ワザがあります。アイロンがけの手間が省けるので、トータルで考えるとこちらのほうが圧倒的にラクなのです。
◆Q3.洗濯物は、日光に当てて干すのがいちばんだ
答えは、×
洗濯日和という概念は、ボクらプロにはありません。なぜなら、晴れでも雨でも、部屋干ししたほうが服が傷まないからです。洗濯物に紫外線を当ててしまうと色が抜けてしまいます。とくに濃い色の服は日光に弱く、色あせてしまう可能性が高くなります。
もし大切な服を外干しするときは、必ず裏返してください。日光が差し込む部屋の中で干すときも裏返したほうが安心です。洗濯物は日光に当てて干さない! これが正解なのです。
◆Q4.部屋干しするときは、狭い部屋より広い部屋がいい
答えは、×
広い部屋のほうが、風が流れて服の乾きが早いように思うかもしれません。でも、実は広い部屋は服を乾燥させるうえで非常に効率が悪いのです。服を乾燥させるには風も大切ですが、湿度と温度が同じように重要です。狭い部屋のほうが湿度と温度をコントロールしやすく、効率よく乾かすことができます。
服を干す場合はなるべく狭い部屋を選び、エアコンで室温を調節し、除湿機とサーキュレーター(扇風機)を使うと、広い部屋干すのに比べて半分の時間で乾きます。乾燥時間が短ければ短いほど、部屋干し臭に悩まされなくなります。
◆Q5.スーツ、カシミヤ、シルクの服などたいていのものは自宅で洗える
答えは、○
皮革や、レーヨン、キュプラ、アセテートなど水に弱い繊維をのぞいてほとんどの衣類は家で洗うことができます。スーツや学生服、ダウンや羽毛布団、コート、それにウェディングドレスだって可能なのです。
水で洗うとトラブルが起こる生地だけは、ドライクリーニングに出す必要がありますが、それ以外は自宅で洗えます。これでクリーニング代を年間10万円も節約した人がいます。
その方法は著書『日本一の洗濯屋が教える間違いだらけの洗濯術』(アスコム)で紹介していますので、ぜひチェックしてみてください!
知らなかった! 本当に!? と感じることも多い「洗濯ブラザース」による出題。みなさんは正解できましたか?
『日本一の洗濯屋が教える間違いだらけの洗濯術』(アスコム)には、今回出題した問題のより詳しい解説も掲載されています。洗濯上手になりたい人は読むべし!
次回も「洗濯ブラザース」の3人に洗濯の極意を教えていただきます♡
TOP画像/(c)Shutterstock.com
洗濯ブラザース
茂木貴史、茂木康之、今井良の3人で結成。横浜でクリーニング店「LIVRER YOKOHAMA(リブレ ヨコハマ)」を経営するかたわら、劇団四季、シルク・ドゥ・ソレイユ、クレイジーケンバンドなど国内外の有名アーティストの衣装クリーニングを行う。
また、オリジナルのナチュラル洗剤を開発し、好評を博している。
全国の百貨店、セレクトショップなどでイベントやセミナー、講演を行い、毎日の洗濯が、「嫌いな家事」から「好きな家事」になるように、洗濯の楽しさを伝える活動をしている。
メディア出演も急増中。
最新著書『日本一の洗濯屋が教える間違いだらけの洗濯術』(アスコム)が公表発売中!