成功させたい? その不倫からの略奪愛
女性は口にせずとも“不倫”を経験した人が案外多いもの。不倫の経験を軽々しく口にする女性はきっと、独身男性からも相手にされないでしょう。なぜなら不倫は奥ゆかしい男の甲斐性。擁護するつもりはありませんが、純愛と思っていたら内密に突き進むほかないでしょ?
こんにちは、OLライターのタケ子です。不倫ねぇ~。ひさしぶりに言っちゃうけど「不倫は文化」というセリフ。センセーショナルな珍発言をまだ当時幼かった私もこの当時のワイドショーで見ていた記憶があります。今やお幸せな張本人のトレンディー俳優Iさん。ご経験が多い分きっと人より“愛”が大きいのでしょうね。さて、そんな私も不倫経験者の一人。妻子持ちの13歳年上の男性を好きになったのは、29歳の夏でした。
本気で大好きだったからこそ、イケナイと知りつつ「一緒になりたい」という気持ちが大きくなって。最後は、わたしと彼は号泣。「本当にごめんな」という彼の言葉を最後に彼は本妻に戻っていきました。そして、気づいたのです。彼が既婚者であろうが、環境や私の言動で私は彼と一緒になれていた=結婚できていたかもしれないと。
そう、略奪愛にはいくつかの法則と条件、女性側の心得が必要なのかもしれないと。
これからその心得を紹介しますが、あくまで私は略奪婚をおすすめしている訳ではありません。けれど、本気で既婚者の彼と一緒になりたいという、あなたの気持ちは痛いほどわかります。不倫がどういうものかを理解するためにも、不倫経験のある私がお伝えしていきます。
◆子どもの有無
私の経験上、新婚であろうが、熟年夫婦であろうが、俗にいう「三年目」であろうが関係ありません。離婚の重要な決め手となる、相手に“子ども”が居るかいないか。愛する自分の分身(子ども)に対して、罪の意識は奥さん以上とも言われます。幼ければ幼いほど、不倫相手の女性とは深い関係になりにくいでしょう。
子どもが成人するまでには、数千万円というお金がかかってきます。かわいい我が子と離れる辛さを味わいたくないのは当然。略奪成功の可能性があるのは、やはりまだ見ぬ子どもがいないことが条件かと思います。
◆家族愛の芽生え
男女ともに結婚生活が長くなると、おのずと男らしさ・女らしさが半減。自我が強くなったり、子ども優先になると自分やパートナーへの気遣いがおざなりになることも。もちろん良い意味で、家族として成長していく過程でのことですが、そんな環境が当然となれば、いわゆるセックスレスが始まり、お互い“夫婦らしさ”に気を遣わなくなります。
意外と「妻に色気を感じなくなっていきた」という男性は、裏を返せば“家族愛”が強くなった証。家族間での色気は、不要になったけど、知らず知らずの内に絆は深まっているもの。そんな男性は、なかなか奥さんと別れてくれないでしょう。この“家族愛”の芽生えが略奪成功の足かせになることも覚えておきたいところ。
◆二重生活
二重生活は危険です。やめましょう。少なからず不倫という、けじめのついていない恋愛をしている上に重ねるようにけじめのない生活を彼にさせる事は良くありません。良きパートナーになれるわよ、とアピールできるチャンスかもしれませんが、生活を共にするのは彼がきっちりと奥さんと離婚してからにしましょう。
早く彼と生活したい気持ちはよくわかります。しかし、この大切な“生活”にけじめをつけさせないと、だらしのない男性に成り下がることもよく聞く話。二重生活で満足してしまい、実際の離婚話は一向に進まないとかね。家事全般ができる事は当然ですが、胃袋ならお手製のお弁当でも掴めるでしょ? 略奪愛に必要なのは“あせらない”ことです。
◆あせらない
「まだ離婚してくれないの?」これは、不倫男性が一番言われたくない言葉です。男性側にも自分なりのスピードがあります。彼だけのスピードに合わせるということではなく、あなたも一緒になって二人のスピード、計画を立てるべきではないでしょうか。それに彼だけの生活に縛られるのではなく、あなた自身のプライベートも大切にする。男性は自分を大切にする女性を好むものです。頻繁に「会いたい」と言っていませんか? 彼にとって負担になっていないかしら。
◆彼の家族の話をしない
お互いのスタンスは、あくまでも独身同士のカップルとして付き合いましょう。「奥さんってどんな人?」などと、彼の家族の話は一切口にしないこと。たとえ彼から奥さんの愚痴をこぼしたとしても、「そうなんだ」のひと言でいいです。もちろん大前提として彼と一緒になりたいという願望はしっかりと伝えた上で。
それ以降は、家族話を振られても相手にしない。そっけなくするのではなく、少しの同情でフォローしてあげる程度。しかしここぞ! というとき「はやくあなたの家族になりたい」としっかりとした意思を伝えます。今まで家族の話に相手にされなかった彼はハッとするでしょう。彼自身も奮起する原動力になります。
通常の恋愛と違って、自然な流れで付き合い、友達に紹介し、同棲や結婚へと進むことが出来ない不倫。彼の家族を優先されてしまうと我慢できない事もあるでしょう。しかし、あせってはいけません。あなたの辛抱が実を結ぶためにも、彼にけじめを付けさせながら付き合う方が良いのではないかしら?
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OLライター タケ子
恋愛コラムや指南書を読み漁り、婚活の糧にしているOLライター。スイーツや食にも興味あり♪