希少品種・ゲイシャ種専門のコーヒーショップ『ゲシャリーコーヒー』で最高の一杯を!
世界中で、最高の品種と言われているゲイシャ種という豆のみを使ったスペシャルティコーヒーを提供するコーヒーショップ『ゲシャリーコーヒー』が、令和1年11月1日11時11分に日比谷にオープンするとのことで、メディア内覧会にお邪魔してきました!
実は、私もゲイシャ種のコーヒーを飲むのは初めてで、コーヒーは日常的に飲むものの、知らないことばかりの目からウロコなイベントでした。
◆スペシャルティコーヒーとは?
“スペシャルティコーヒー”という言葉、近年しばしば見かけるようになった気がします。この言葉を生んだのは、エルナ・クルッセンという女性で、その定義は下記のようなものを指すのだとか。
Cup quality(コーヒーの品質)
ガイドラインに沿って評価され、基準値以上だったコーヒーのこと
Traceability(追跡可能性)
コーヒーが作られた場所、生産者、方法などがきちんと明確になっていること
Sustainability(持続可能性)
生産者が継続可能な価格で買い付けられていること
これらの基準を満たしたコーヒーは、消費者にも生産者にもメリットがあります。とにかく飲んでおいしい。だからこそ、豆が高く評価され、生産者も正当な収入を得ることができ、誰もがハッピーになるという循環になるわけです。
1960年代から80年代にかけて、世界中でコーヒーが飲まれるようになったことで、大量生産に農家は追われ、粗悪品も多く出回るようになってしまいました。その結果、生産者は過酷な労働環境を強いられ、フェアな収入を得ることが難しくなるという悪循環に。
それを是正しようという動きが90年代頃から始まり、2000年前後になると、コーヒーに関わらず、フェアトレード(発展途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することで、生産者や労働者の生活改善を目指す運動)という言葉を耳にするようになったのも記憶に新しいところです。
◆ゲイシャ種とはどんな豆?
ゲイシャというと、日本人にとっては芸者をイメージしてしまいますが、エチオピアのGesha(ゲシャ)という場所で発見され、パナマに持ち込まれた豆のこと。パナマに初めて持ち込まれた場所には、日本の芸者さんの絵が描かれていたりするので、その言葉の響きは意外にも世界共通のようです。
ゲイシャ種は、フローラルなアロマに柑橘系の味わい、甘みもある奥深い味わいが特徴。実際、今回初めて飲んでみて、今までに味わったことのない風味でした。
今や、世界中のコーヒー産業に関わる人々がゲイシャ種を超える豆を作ろうとするほどの最高品種で、世界最大のコーヒーチェーンですら、2014年に1杯2000円で販売したほど、誰もが無視できない希少なコーヒーなのです。
◆最高の1杯を多くの人に楽しんでもらえる『ゲシャリーコーヒー』
ゲイシャ種は希少な豆なだけに、需要と供給のバランスを保つことが難しいというのが、ゲシャリーコーヒーが最初に直面した課題だったと言います。それをクリアすべく、『Farm to Cup』(農園からカップへ)をコンセプトに、コスタリカにHacienda Copey(ハシエンダコペイ)という農園を経営することになったのだそう。
これにより、安定したゲイシャ種の供給が可能になり、世界でも珍しいゲイシャ種専門のコーヒーショップオープンが実現したそうです。ハシエンダコペイは、国際品評会Cup of Excellenceで上位入賞している農園で、2019年には1位と3位に輝いたほどの品質を保証された農園なのだそう。
◆『楽園』をテーマにしたラグジュアリー空間
日比谷の一等地に堂々とオープンする店舗は、なんと4フロアもあり、全てのフロアがそれぞれ『楽園』のあらゆるシチュエーションをテーマとしたデザインになっています。
この、ゆったりとしたラグジュアリーな空間は、世界的にも有名な建築デザイナーである竹田克哉氏によるもの。
その日の気分によってフロアを選んだり、お気に入りのフロアを見つけたりするのもいいですよね♪
◆安定したコーヒーのフレーバーとそのおいしさを引き立てるスイーツ
▲コーヒーマシン「Furumai」
最高品質のコーヒーを安定して提供すべく、阪本義治氏や岩瀬由和氏、台湾のBerg Wu氏、カナダのBenjamin Put氏など、世界の名だたるバリスタが開発段階から監修してきたという、徹底した品質管理にも注目。
彼らの技術を可能な限り標準化すべく、Furumaiというコーヒーマシンまで開発したそうです。
おいしいコーヒーと一緒に楽しみたいスイーツも充実。この日はとってもおいしいチーズケーキをいただきました。コーヒーもケーキも、どちらの味も邪魔しない最高の相性!
販売促進チームの西山琴浩氏にお話しをうかがったところ、こちらでパティシエを務める方は、マンダリンオリエンタルで長年経験を積んできた方なのだそうです。
西山さんご自身も、先月ハシエンダコペイに直接足を運び、コーヒーが作られる環境や人々に出会って、品質や管理を確認されたとのこと。「おいしいコーヒー、スイーツをぜひ味わってみてください!」とおっしゃっていました。
『ゲシャリーコーヒー』は、令和1年11月1日11時11分にオープン! グランドオープン当日はパナマの国際品評会&オークションの「Best of Panama 2019」で1位を獲得したエリダ農園の「ウィルフォード・ラマスタス・ジュニア氏」、2位ジャンソン農園の「カイ・ジャンソン氏」が緊急来日!
また、先着30名にオリジナルマグカップもプレゼントされるとのこと。注目の新しいコーヒーショップをぜひ訪れてみてください!
GESHARY COFFEE
東京都千代田区有楽町1-6-3 有楽町東宝ビル 1-4F
文/hazuki