【目次】
・ストレートアイロンを使った基本の巻き方
・ボブに旬のアレンジを仕込むストレートアイロンの巻き方
・おしゃれな前髪をつくるストレートアイロンの巻き方
・後れ毛でニュアンスをプラスするストレートアイロンの巻き方
・自然な動きの外ハネをつくるストレートアイロンの巻き方
ストレートアイロンを使った基本の巻き方
うるつやストレート&ゆるふわMIX巻きの巻き方
ナチュラルなニュアンスヘアをつくるストレートアイロンの使い方をご紹介!
■まずは知りたい! ストレートアイロンの選び方
《『GARDEN Tokyo』副店長 津田 恵さんに教えていただきました》
津田さんは、人気ヘアサロン『GARDEN Tokyo』のトップスタイリスト。ほどよいモード感のあるカジュアルなスタイリングがお得意。
「ストレートアイロンでつくると、毛先がくるんとしすぎず、抜け感のある、今っぽい巻き髪が楽しめます。慣れると簡単にできるのでぜひTRYしてみてください」(津田さん)
[選び方のポイント1]
プレートの幅は3~4cm程度。長さは10cmくらいの太すぎず、細すぎないものを選んで。
「太いプレートはストレートをつくるにはいいけれど、毛先のニュアンスをつけるのが難しいんです。細すぎるものもテクニックが必要なので、中ぶりのものがベスト!」
[選び方のポイント2]
温度は140℃~160℃がベスト。
「プロが使うときは180℃以上で仕上げることが多いのですが、慣れるまでに時間がかかるので高温はおすすめできません。髪に熱が入りすぎると髪がかたくなってしまうんです」
[選び方のポイント3]
濡れ髪にアイロンはNG! 完全に乾かしてからスタート。
「濡れてキューティクルが開いた状態でアイロンを使うと、髪の水分が一気に蒸発して傷みの原因に! ワックスなどスタイリング剤は、最初につけるとベタッとしちゃうので仕上げに」
■How to スタイリング1 – うるつやストレート
思わず触りたくなるような、うるおいいあふれるクリーンなスタイルは、ストレートアイロンの一番の得意技。毛先はふんわり内側にワンカールさせ上品に仕上げて。
目指すのは、360度どこから見ても美しいきちんと感のある上品ヘア。
Step1. ハチ上と下で髪をブロッキングし、髪の中間から毛先に向かってストレートアイロンを滑らせます。
Step2. 毛先をはさんだまま、1カール内巻きにします。後ろの髪も同様に。ぺたんとしちゃうので根元ははずして。
Step3. ブロッキングしたハチ上の髪は、大きいカーブを描くように中間から滑らせてふんわり感を演出します。
Step4. 前髪もふわっとさせるため、カーブを描くように中間からストレートアイロンを滑らせます。プレスしすぎず、スーッと抜く感じで。
Step5. シアバターを手のひら全体に溶かし広げたあと、手ぐしを通しながら毛先中心につけて自然な束感をつくります。
■How to スタイリング2 – うるつやストレート
ストレートアイロン巻きだからこそ出せる、ラフニュアンスの巻き髪。いかにも巻きました! という感じがないのに、毛先は空気をはらんだやわらかく弾む巻き方を伝授。
目指すのは、動くたびふわっとゆれる毛先つくり込みすぎないエアリーヘア。
Step1. ハチ上と下で髪をブロッキングします。ハチ下の髪は、中間にCカールをつけるように丸めて数秒キープして。
Step2. そのまま毛先までストレートアイロンを滑らせます。今度は毛先を外巻きに、1カールさせ、毛束にS字のカールをつけて。
Step3. ハチ上の髪は持ち上げて、大きいカーブを描くようにストレートアイロンを滑らせてふんわり感を出します。後ろの髪も同様に。
Step4. シアバターを手のひら全体に溶かし広げ、毛先をくしゅっと軽くにぎりながらなじませ、束感と動きを出します。
【ストレートアイロン】で今っぽ巻き髪|基本のワンカール&“ゆるMIX巻き”アレンジ
ボブに旬のアレンジを仕込むストレートアイロンの巻き方
ストレートボブに外ハネを仕込む巻き方
■How to スタイリング
Step1. ストレートアイロンでランダムに毛先を外ハネに
まずはアイロンで髪全体をストレートにします。毛先は手首を返すようにしてストレートアイロンの角度を変え、動きのある外ハネを部分的につくって。
Steo2. ヘアオイルでウェットな質感に
ヘアオイルは根元部分を避け、髪の表面と毛先部分になじませます。つけすぎにならないよう慣れないうちは、ウェット感を見ながら少量ずつ足していくのがおすすめです。
Step3. ターバンからサイドの髪を少し出す
前髪はターバンでオールバックのおでこ出しのスッキリスタイルにします。ただし、サイドは耳が隠れるくらい髪を引き出してくずしたニュアンスを加えて。
前髪長めボブは内巻きでふんわり感を仕込んで
■How to スタイリング
ペタンとなりがちな前髪長めボブは、水スプレーなどで根元を軽く濡らし、手ぐしを入れて根元から立ち上げるとふんわりします。全体をストレートアイロンで軽く内巻きにしたら、右サイドを耳にかけて、アシンメトリーなシルエットに仕上げて。ツヤ感をプラスする洗い流さないトリートメントでおしゃれな雰囲気に。
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ショートボブは風になびくような内巻きを仕込んで
■How to スタイリング
女性らしいシルエットのショートボブは、まずストレートアイロンで毛束を挟み、中間から毛先にかけてゆるい内巻きを仕込みます。ウェット感のある質感と自然な束感は、ツヤの出るオイルでクシュっともみ込み、外ハネの毛流れを作って。前髪を6:4に分けて、根元を立ち上げれば大人っぽいスタイルが完成。
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おしゃれな前髪をつくるストレートアイロンの巻き方
辛口な厚めバングの巻き方
■How to スタイリング
Step1. ストレートアイロンで前髪をまっすぐに補整
少しうねりのある前髪をまっすぐに整えたいので、ストレートアイロンでクセづけをします。根元から毛先にかけてスーッと、ストレートアイロンをすべらせるようにして、軽く内巻きに整えて。
Step2. オイルでツヤ&まとまり感を仕込む
少量のオイルを手のひらにとり、フロント&サイドの髪の表面をならすようにサラッとなじませます。オイル効果でツヤ感が増し、まとまり感がアップします。
Step3. コームでさらに前髪をストレートに
前髪をコームで数回とかして、まっすぐに整えます。厚み&まとまりがあるストレートな前髪で、おしゃれっぽさが断然アップ。
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透け感のあるすき間バングの巻き方
シースルー感のある前髪をつくるポイント
■How to スタイリング
Step1. クセのある髪は根元を水で濡らしておく
まずは、生えグセや寝癖がつきやすい前髪を整えます。根元にしっかりと水をつけて濡らし、指で毛の生え際を揺らしながらドライヤーの温風を当てるとあっという間にクセがとれます。
Step2. ストレートアイロンでほんの少しカール
すき間バングに動きを出すため、ストレートアイロンで軽くテンションをかけてカールさせます。
Step3. 手につけたワックスを内側からなじませる
ワックスをとり、両手の指をこすり合わせてのばし広げておく。
前髪の内側から手ぐしでとかします。指のつけ根についた少量のワックスが、ほどよくなじんで髪が動きやすい状態に◎。
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後れ毛でニュアンスをプラスするストレートアイロンの巻き方
アップスタイルは前髪と後れ毛に巻き髪をプラス
■How to スタイリング
やわらかな毛流れの女性らしいアップヘア。オールバックのポニーテールからつくる低めお団子は、顔まわりの髪をのこしておきます。ストレートアイロンで前髪と耳まわりの後れ毛を内巻きにして、毛先に動きを加えたら、外側に流れるようにスタイリングします。オイルを髪全体になじませてツヤ感と束感をプラスして。
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自然な動きの外ハネをつくるストレートアイロンの巻き方
ミディアムヘアは軽やかな動きの外ハネを仕込んで
■How to スタイリング
全体をストレートアイロンで軽く外巻きを仕込み、続いて表面の毛束を少しずつとり、ランダムにミックス巻きにします。中間から縦巻きにするのが自然な外ハネにをつくるコツ。前髪は少しだけ内巻きにします。ジェリー状のワックスでウェットな質感をプラスして、軽やかなスタイルに。
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