おしゃれな「和室」をつくるコツ
【目次】
・【おしゃれな和室】いっそ〝モダン〟にする
・【おしゃれな和室】〝脚の太い家具〟がいい
・【おしゃれな和室】北欧風にも! 障子紙の代わりに布
【おしゃれな和室】いっそ〝モダン〟にする
新築物件では減っているものの、中古物件ではまだ多く残っている和室のある家。
リビングは現代風なのに、その隣に昔ながらの和室があると、ちょっとちぐはぐな印象になってしまいがち。
そんなときは、いっそ和室もモダン(現代風)にするのも手。手っ取り早く和モダンにする方法は、昔ながらの畳をやめてみること。

畳の特徴である素材のイグサとフチが〝ザ・和室〟を演出しています。和モダンにぴったりなのが、フチのないフチなし畳。また、イグサではなく和紙を素材にした和紙畳です。
イグサに比べて和紙畳は、ダニやカビの発生が少ない、ペットの爪や傷に強い、汚れをさっと水拭きできるなど、使いやすさも抜群。
また、イグサのような緑以外に、茶色、ピンク、紺、グレーなど、カラーバリエーションも豊富。リビング・ダイニングに合うモダンな雰囲気にもなるし、子どもやペットがいる家庭にもうってつけです!
【おしゃれな和室】〝脚の太い家具〟がいい
和室に合わせる家具は、背が低く、脚が太いタイプのものがオススメ。

床に座る時間が長い和室では、背の低い家具のほうが圧迫感がありません。また弾力性がありやわらかい畳は、家具の跡がつきやすいのが欠点。畳との接地面が大きい脚の太い家具のほうが跡が目立ちにくくなるのです。
【おしゃれな和室】北欧風にも! 障子紙の代わりに布
障子が破けてしまって貼り替えるタイミングがきたら、障子紙の代りに布を貼ってみてはいかがですか。

やり方は、障子枠のサイズの布を裏から画びょうで留めるだけ。布用の両面テープで留めてもOK。
布を使うメリットは、破けないこと、そして汚れたら洗ったり替えたりできること。綿、麻素材で白や薄いベージュの無地なら、障子紙のイメージに近くなってやわらかい雰囲気。
ちょっと冒険して、ほかの部屋のテイストに合わせて北欧柄やリバティ柄の布を貼ってみると、遊び心のある和室が完成しますよ!
荒井先生の著書『今あるもので「あか抜けた」部屋になる。』では、今回ご紹介した内容以外にも、いまあるものでセンスのいい部屋にする20のルールについて、わかりやすく解説されています。ぜひお部屋づくりの参考にしてみてくださいね!
取材・構成/川原莉奈
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教えてくださったのは… インテリアコーディネーター・荒井詩万さん
インテリアコーディネーター。CHIC INTERIOR PLANNING主宰。日本女子大学家政学部卒。フリーランスのインテリアコーディネーターとして、「友人宅の椅子をひとつ選ぶ」ことからキャリアをスタート。現在までに個人邸のコーディネート、リフォームなど150件以上を手がける。使いやすいプランニング、細かな収納計画、美しい配色にこだわった、住まう人それぞれに合う心地よい空間づくりが人気。インテリアスクールや大学の講師としても活躍。その他、さまざまなセミナーや自宅でのインテリアレッスンなどを通して、今まで4000人以上にインテリアのノウハウを伝える。NHK教育テレビ「資格☆はばたく」、テレビ東京「インテリア日和」、日本テレビ「スッキリ!」など、テレビ出演も多数。
先生の詳細は、こちらから。

書籍『今あるもので「あか抜けた」部屋になる。』(荒井詩万著:サンクチュアリ出版)
センスが無い、お金が無い、子どもがいる、賃貸、狭い、物が多い、でも大丈夫! センス、お金、広さ、全部いらない。4000人以上にノウハウを伝えてきた理論派コーディーネーターが教える、真似するだけの部屋づくり。何も買わずに勝手に部屋があか抜ける! どんな部屋でもあてはまる黄金ルール教えます。
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