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2019.09.24

「正しい避妊方法」女性も男性も知っておけば失敗を予防できる!【医師監修】

女性も男性も知っておくべき正しい避妊方法について。婦人科系の悩みをテーマとした不妊治療の名医・杉山力一医師によるカラダの不調解決コラム。

女性も男性も知っておきたい「正しい避妊方法」

避妊方法には、ピルやコンドームだけでなく、手術や医師の処方が必要なものなどさまざまな種類があります。

どの方法にもデメリットは存在しますので、ご自身・パートナーにとって最も適した避妊方法は何か、一度考えてみてはいかがでしょうか。

◆各避妊方法のメリット・デメリット

各避妊方法
(c)Shutterstock.com

まずは、どのような避妊方法があるか、それぞれのメリット・デメリットと一緒にみていきましょう。

1:コンドーム

挿入する前に、薄いゴム製の袋を男性器にかぶせ、精子の侵入を防ぐ避妊方法です。価格も手ごろで手に入りやすいことから、日本ではもっとも一般的な避妊方法として知られています。

また、性器同士が直接接触しないことから、性感染症の予防になることもコンドームを使用するメリットの一つです。デメリットとしては、正しく使用しないと失敗する可能性があることや、男性の協力がないと使えないことなどがあげられます。

2:経口避妊薬(ピル)

近年使用する人が増えているのがピルを用いた避妊方法です。ピルは女性ホルモン剤を服用することで排卵を制御するため、正しく服用すればその他の避妊方法に比べても高い避妊効果を発揮します。

経口避妊薬(ピル)
(c)Shutterstock.com

また、女性主体で避妊できる点、生理痛などのPMS(生理前症候群)の症状にも効果がある点も、ピルを服用するメリットです。

デメリットとしては、一部の方は頭痛や吐き気などの副作用が起こってしまい、服用できない場合があることです。また、ピルの服用のみで避妊を行う場合、性感染症の予防にはならないことにも、注意が必要です。

3:子宮内避妊具

プラスチック製の器具を医師の手で子宮内へ挿入し、受精卵の着床を防ぐ避妊方法です。器具の挿入後は定期検診が必要となりますが、2年〜5年はそのまま使用できます。

ピルに同じく、女性が主体で避妊を行えることもメリットの一つです。しかし、挿入後に不正出血腹痛が起こることがありますので、使用の際は医師によく相談することが大切です。

4:基礎体温法(リズム法)

基礎体温の記録から排卵期を予測し、その期間の性行為を控える避妊方法です。器具や薬を使わないので、体に負担がなく費用の掛からない方法です。しかし、基礎体温の記録から正確な予測を立てることが難しいことや、生理不順の方・出産後の方はより排卵期が特定しづらいことから、避妊率は高くない方法です。

5:避妊手術

手術によって、卵子や精子の通り道をふさぐ方法です。高い避妊効果を発揮しますが、一度手術すると、元に戻すことが困難ですので、よく考えて手術を決断することが大切です。

◆間違った対策方法

間違った対策方法
(c)Shutterstock.com

様々な避妊方法があるなかで、避妊に関して間違った知識が広まっている場合もあります。ここからは、避妊に関する様々なうわさや疑問をみていきましょう。

膣内をすぐに洗えば大丈夫?

膣内射精をしても、膣内をすぐに洗えば大丈夫
「性交後にすぐシャワーで膣内を洗えば精子は女性器から出ていく」「精子は酸に弱いので、性交後に炭酸飲料で膣を洗えば精子が死んで妊娠しない」などという噂がありますが、どちらも間違いです。精子は射精後すぐに子宮に到達するため、性交後に膣を洗っても効果はありません。

生理中は妊娠しない?

月経が長引くと、月経と排卵が重なる可能性があります。また、ホルモンバランスが不安定な若い女性は排卵の時期が乱れることもありますので、安全日はないと考えて、避妊を怠らないようにしましょう。

コンドームの重ね付けで避妊効果は高まる?

コンドームを分厚くすると避妊効果が高まる
コンドームは重ねることでコンドーム同士がこすれあい、摩擦で敗れやすくなってしまいます。性交時は1枚のコンドームを使用しましょう。

◆もし避妊に失敗してしまったら?

避妊に失敗
(c)Shutterstock.com

コンドームなどで避妊していたけれど膣内に射精してしまった… という場合に最も選択されているのが「緊急避妊ピル(アフターピル)」です。

性交後72時間以内(3日以内)に服用することで、着床を妨げる効果があります。しかし、服用時にすでに着床していた場合には緊急避妊ピルの効果は期待できません。

また、値段は1回あたり10000〜15000円程度で、副作用が起こる場合もありますので、あくまで緊急用の方法として知っておきましょう。

72時間以内の服用が推奨されていますが、避妊に失敗してしまった場合には、できるだけ早めに病院に向かうことをおすすめします。

◆100%避妊できる方法はない

100%避妊できる方法はない
(c)Shutterstock.com

どの避妊方法も100%避妊に成功するわけではありません。比較的高い確率で避妊できるピルでも避妊に失敗することがあります。

避妊率をより高めるためには、いくつかの避妊方法を組み合わせることもおすすめします。

妊活・生理・排卵管理アプリ『eggs LAB』では、「妊活モード」「避妊モード」を選択でき、あなたに合ったモードで専門医からのアドバイスを見ることができます。アプリの予測も参考にしながら、自分の生理周期や排卵期を知っておくこともおすすめです。

避妊は女性だけの問題ではなくパートナーとの問題です。ふたりにとって最善の方法をとるよう、対策していきましょう。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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医師 杉山力一

杉山産婦人科院長。不妊治療の名医。日本における生み分け法の権威・杉山四郎医師の孫。

東京医科大学産科婦人科医局では不妊治療・体外受精を専門に研究。その後、1999年より杉山産婦人科勤務。

監修する女性向けアプリ「eggs LAB」では、独自ロジックにより、アプリでの問診で自身の情報を入力することで、これまでにない高い精度での生理日・排卵日予測を実現。不安定な生理周期にも対応した適切なアドバイスや、妊活に関する情報まで、個々の身体の状態にフィットした「あなただけの/あなたのための/今欲しい情報」を発信中。


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