美人は意外と落としやすい!?
美人は意外とオトコの人を疑わない。なぜなら、小さい頃から美人はずっとモテてきたから。小学生の頃、男の子からスカートめくりをされたり、意地悪を言われたのも、結局、自分のことが好きだから。だんだんそういった事情がわかってくると、幼稚な男の子の恋心をサラッとかわすことも余裕で覚えてきた。
だからなのか、美人は意外とオトコの人の説明(言い訳?)を疑わない。基本、男子はみんな自分が好きだと、何となく今までの体感で思っているから、そんなにひどいことはしないだろう、そう思ってしまうのだ。そして、忙しすぎる人、寛大すぎる人のこと、結構そのまま信じてしまう。
いや、真面目な男性が相手なら、もちろんそれは言葉通りに信じていいのよ。けれど、普通の人の顔をしながら、実は何人もの女性と平行で付き合いたい、と心から願うダメオトコも存在する。そして、そういうケタ違いなダメオトコは、みんなこう豪語するのだ。「美人の方が落としやすい!」と…。あとで痛手を被らないためにも、オトコの人の説明や言い訳にはほんと注意が必要よ。忙しい人、寛大すぎる人の言葉はとくにシビアに!!!
◆ある2人のモテ男子は…
私の知り合いの、あるモテ男子は徹底している。パティシェをしているその彼は、実際、本当に忙しく、クリスマスやバレンタイン、連休のときなどは絶対に休めない。それをいいことに、いっぱい彼女がいる。そして、順番に夜中に呼び出すのだ。いつだって会おうと思えば、ちらっとだって会えるもんね。休みだってないわけじゃないんだから。でも最初から忙しいと言い続けているから、会う回数が少なくたって、どの女性も疑わない。お誕生日やお正月は、家族の日だから、と言いくるめ、正妻に近いNo.1女子と一緒にいると決めている。
とにかく徹底していて、いつ自分の一人暮らしの部屋に女子が入ってくるかわからないから、女子の置き道具は一切許さない。「俺、きれい好きだから、あんまり物をごちゃごちゃ置きたくないんだよね」。そう言って、女子が置いて行きたがる化粧品やTシャツを絶対に持って帰らせるそうだ。
もし、置いて帰ったりしたら捨てることも辞さない。そして、女子がお洗濯をしてくれたとき、畳み方も指示して統一。「この畳み方じゃないと落ち着かないんだよね」と言ってみんなに同じように畳ませるのだそう。パティシェだから細かいところもこだわっているのね、と美人な女子たちはいいように思ってくれる。抜かりないよね!
あるモテ男子は、マイペースで自分の時間こそがいちばん大切だから、あまり相手の女子たちに執着しない。そりゃそうだよ。だって3人も彼女(彼女じゃない仲良しも含めたら何人いるのか〜)がいたら、こいつがダメならこいつ、と、代わりがきくから、別にその日に会えなくたってまったく気にならない。
だから、彼女たちが仕事で会えない、友達と急に会うことになっちゃった、なんて言っても、「いいよ、いいよ、君に合わせるから。頑張ってね」とあっさりしてる。美人の彼女たちは、「彼はウチにいるのが好きな人だから、私を縛ったりしないの」とか「趣味があるから彼は放っておいても大丈夫なの」とか「彼って私を尊重してくれる寛大な大人なの」などと勝手にいい方に理解してくれるのだそうだ。
最初のうちこそ慎重に! ハマる前に気をつけろ!!
私ね、妙に聞き分けのいいオトコや、自分に執着心のないオトコは非常に危ないと思うのよね。だって、基本、オトコの人は子供っぽいもの。そして、性に執着する生き物。だから、どこかダメな部分を秘めている。そういう部分が垣間見られない出来た男子というのは、どこか信用できない。
ま、世の中には、そこそこカッコよくていい感じの人なのに、本当にめんどくさがりやで女にモテなくてもいいや、そう思っている人もいないわけじゃないけれど、大体そういう人はおもしろくないよね。結婚したらもっとつまらなくなる。だからって遊び人がいいわけじゃないんだけど。面白い人、楽しい人は、やっぱりモテているはず。
忙しく、仕事が成功している男子も、やっぱりモテているのは間違いない。疑えばキリがないけれど、最初のうちこそ、やはり慎重に。遊び人といってもどの程度遊び人なのかは知っておく必要がある。
ま、恋愛なんて、何度も言うように“好きになったら負け”なんだけど、ハマる前に気をつけることはできる。せめて自分が正妻に近い位置まで行ければいいけれど、二番手、三番手の控えじゃ嫌でしょ? まして女子には子作りのデッドという年齢の締め切りがある。無駄に傷つく期間を過ごす必要はないと思うのよねー。オトコなんていくらでもいるんだから!
よっぽど自分の好みで、「だまされてもいい」って思えるぐらい最初から好きになっちゃったら、これは仕方がない。でも、ものすごく好きになってから、そういう理由で別れるのは結構痛手なハズ。オンナはあんまり疲れる時間を長く過ごすべきではない、私はそう思うの。だって、疲れる恋愛経験は、顔に不幸感をつくるものだからね!
恋愛アクティビスト ミキ オナリ Miki Onali
数多くの女性誌やwebでライターとしてファッションやカルチャーの記事を手がけるかたわら、これまで200人以上の悩めるアラサー女子にアドバイスをしてきた恋の伝道師。自身は、恋愛、結婚、離婚、再婚をすべて経験してきた40代。アラサー世代の姉御的存在として、日々恋愛相談にのっている。
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