ククク。しばらくご無沙汰の間にすっかり季節も秋だ。
おっと一応自己紹介しておくか。DRAGON GATEのプロレスラーYAMATOだ。
この白い布が今回のキーアイテムだ
試合やトレーニングの合間に夜な夜なレシピを試作しているわけだが、そんなときふと疑問に思ったことがある。
「お前らは、だしをとっているか?」と。
今はお手軽な即席の粉末だしも多く出回っていて、もちろんそれを使うことは否定しない。
でもな、たまにはしっかりとだしをとって料理をすることは、味の面からだけでなく、料理をするうえでの心がけとしても大事なことだと思うんだ。
だしをとらないことの理由の多くとして、「面倒くさいから」と答えるやつが多いと思う。
が、実際にやってみるとそんなことはない!驚くほど簡単だ。
今回はだしはだしでも、料理の味付けとしてそのまま使える超便利な調味料タイプの「だしじょうゆ」の作り方を伝授するぞ。冷蔵庫に常にストックしとけ!1週間は保存がきくぞ。
★連載一覧はコチラ→ 【レスラーYAMATOの筋肉キッチン】
では行くぞ。
【だしじょうゆ】
■材料(200cc分)
みりん……120cc
しょうゆ……80cc
昆布……5g
かつお節……5g
強靭な肉体……随時
みりんとしょうゆの割合は6:4でみりんをやや多めにするのがYAMATO流だ。5:5だとしょうゆがとがった味になるので、みりんを増やし、優しさを加えてやったぜ!
どうだ、強靭な肉体以外はすぐにでも、そろえられるものばかりだろ?
まただしを取る際に、俺様的必須アイテムがある。
それが“サラシ”だ。
これがあると、取っただしをギュッと搾りとることができるから、料理には欠かせない一品。最近ではキッチンペーパーや、ざるで濾す人もいるが、最後の最後までエキスをむさぼりつくすなら、断然サラシがおすすめだぞ。
ちなみにサラシはドラッグストアなどで売っていて、10メートルで¥1,000から¥1,500程度で買えるはずだ。洗って繰り返し使ってもOKだから、コスパも優秀だぞ。
では作り方にいってみよう。
■作り方
1/常日頃からトレーニングし、強靭な肉体をキープしておく。
2/みりんとしょうゆを鍋に合わせ、昆布を加えて極弱火にかける。
火はこれでもかというくらい弱火にするのがコツだ。
3/フツフツとして来たところで、かつお節を加えて沈んだところですぐに火を止める。
さらに時間を短縮させたければ、2の工程のときにかつおぶしを入れてもOK。
4/粗熱が取れるまで待って、サラシできつく搾る。
この工程では1で用意しておいた強靭な肉体がものをいうぞ!
以上でだしじょうゆの完成だ。
食欲をそそる香りが充満するぞ
驚くほどわずかな手間と時間でできるのがわかっただろ?
このだしじょうゆは、しょうゆ差しにでも入れて冷蔵庫に常備しておけば本当に便利だぞ。
しょうゆ代わりに冷奴や納豆に差したりするだけで、しょうゆとはひと味違う深みをを楽しめるし、薄めてめんつゆとして使ったり、煮物や炒め物の調味料として使ったり、とにかくなんにでも合う万能しょうゆとして大活躍すること間違いナシ!
次回からは4回にわたり、この出汁しょうゆを使ったレシピを紹介していくので楽しみにしていてくれ!
(撮影/廣江雅美 取材/吉田奈美)
【YAMATO】
1981年9月10日生まれ。B型。調理師学校を経て、和術慧舟會で総合格闘家となる。2006年、プロレス団体DRAGON GATE(http://www.gaora.co.jp/dragongate/)所属のプロレスラーに転向し、人気実力とも兼ね備えた選手として活躍中。試合予定はDRAGON GATE公式ホームページを参照。調理師免許、フードコーディネーター3級を持ち、料理のできるプロレスラーとしても注目が集まっている。
ブログ→ http://ameblo.jp/yamato-oldtype/
料理ブログ→ http://ameblo.jp/dragon-gate-deli/
ツイッター→ @yamato_oldtype