【国際中医薬膳師コラム】お酒を飲むとおなかをこわす… そんな体質の方に秘策を伝授 | Oggi.jp
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2017.07.26

【国際中医薬膳師コラム】お酒を飲むとおなかをこわすのはなぜ?

こんにちは、国際中医薬膳師・漢方アドバイザーの大木さと子です。仕事にもプライベートにも忙しい女性のみなさんが自分のからだの変化に向き合うヒントや、毎日を気持ちよく過ごすためのプチ知識を、東洋医学の視点からご紹介します。

大木さと子

「お酒を飲むと下してしまう」のは、胃腸の悲鳴!

夏といえばビール! シャンパンが好きな女性も多いですよね。仕事帰り、気の置けない仲間との一杯は本当に楽しい! ただ、「お酒は好きなんだけど、飲むといつもお腹を下してしまう…」という女性は少なくありません。お酒好きだけど冷え性、そんなアナタは要注意! 東洋医学においても、内臓の冷えは大敵です。その時、お腹の中でどんな現象が起こっているのか? イメージしてみてください。

胃は、冷えると働かなくなるんです

まず、胃の消化活動は、胃自体の温度が低い状態では行われない、という認識を持ちましょう。冷たいものを胃に入れると胃の温度が高まるまで時間がかかり、つまり消化活動の開始が遅れるということ。消化に時間がかかる=胃に負担がかかります。

そして油の消化にはとっても時間がかかります

飲み会ではおつまみで揚げ物などの脂っこいものを口にすることが多いですが、油分(脂質)を消化するには特に時間がかかるもの。水と油は混ざり合わないのは、みなさん常識としてご存知だと思います。ここで、冷たい水と油をイメージしてください。油は水の上に浮いたまま混ざり合いません。まさにこの現象が胃の中で起こっているんです。冷たいものと油分、消化に時間のかかる双方が胃に入り、混ざり合うことなく留まることで、胃腸は消化・吸収をギブアップ! こうして下痢が起こってしまうのです。

飲み会の後半はお湯割りなどを飲んで、胃を冷やさない工夫を!

冷たいものと油によって、胃はどんどん疲弊して全身の疲労にも繋がります。冷えに弱い胃をいたわることを意識しながら、飲み会の時には冷たいものばかり飲みすぎないよう、さらに脂っこいものを食べ過ぎないようご注意を。後半は焼酎のお湯割りしたり、少しずつゆっくり飲むのも策の一つです。

文/大木さと子


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