まるで世界ウルルン滞在記気分?!
ドバイの家庭におじゃまして、ごはんを食べる…を体験!
きらびやかな近未来的なイメージのあるドバイですが、もう少しローカルのカルチャーを感じてみたい、そんな人にオススメなのがシェイク・モハメッド文化理解センター(SMCCU)で催されるカルチュアルミール。
歴史的な街並みのアル・ファヒディ歴史地区(バスタキア地区)にあるこのセンターでは、実際ドバイに住む人がどんなごはんを食べているのかを体験しつつ、家庭でのしきたり、着る服などについてレクチャーしてもらえます。(参加費用はひとりあたりAED150=約4500円)すべて英語ですが、ごはんを食べて、その雰囲気を味わうだけでも楽しい!
開放的な室内は、絨毯の敷かれた伝統的なインテリア。靴を脱いでおじゃまします。講師の男性陣がまとっているのは、カンドゥーラという民族衣装。街中でもよく見かけます。
まず食事の前に振る舞われるのは、ドバイ土産でも人気のデーツ(日本で買うものより断然美味しい)。基本的にお酒を飲まないドバイの家庭では、お酒がわりに、アラビアンコーヒー(コーヒーにワイン少々とカルダモンなどのスパイスをいれたもの)が出されます。
大皿に盛られた料理を、各自取り分けて食べます。客をもてなすときは、料理は余らせるくらいたくさん作るのがマナーなんだそう。
ビリヤニやマッチブースなどの炊き込みごはんや、スパイスのきいたサルーナと呼ばれるスープは日本人の舌にも合う味。おかわりも進みます。真ん中のお団子は、ルゲイマートという定番のスイーツ。蜜をかけたもっちもちの揚げドーナツはやみつきの味!
食後にはあつあつのチャイを。
女性の民族衣装であるアバヤを着せてもらえます。シンプルな黒から華やかなものまでバリエ豊富!
アル・ファヒディ歴史地区内には、モスクなど、古きよきドバイの風景が。
伝統的な建物が立ち並ぶベージュの世界は、食後の散策にぴったり。
シェイク・モハメッド文化理解センター(SMCCU)
House 26 Al Fahidi Historical Neighbourhood, Al Musallah Street, Bur Dubai, Dubai, United Arab Emirates
ブランチ付きプランなどへの参加申し込みは事前にオンラインで予約するか、直接当日現地で参加、もしくは旅行会社にお尋ねください。
「スーク」と呼ばれるローカルのマーケット巡りで、納得のドバイ土産をゲット!
アル・ファヒディ歴史地区からすぐのエリアに、スークと呼ばれる市場があります。
チェックすべき代表的なスークはこちらの3つ
・Old Souk(オールド・スーク)
・Spice Souk(スパイス・スーク)
・Gold Souk(ゴールド・スーク)
近代都市というイメージのあるドバイですが、伝統的なアラビアンマーケットはふだんの生活や貿易に欠かせない場所。つねに地元の人や観光客でにぎわっています。お店の人によく話しかけられますが、怖い思いをすることはまずなさそう。女子旅やひとり旅でもぜひトライしてみて。
ちなみに、世界経済フォーラム(WEF)が発表した「旅行・観光競争力レポート2017」で、ドバイがあるアラブ首長国連邦は安全・セキュリティ部門で136か国中、なんと2位。ドバイは想像以上に安全なんです。
【ドバイ3大スークその1】ばらまき土産や、かわいい雑貨が見つかるオールド・スーク
ちょっとしたお土産にぴったりな、小さいポーチ、刺しゅう入りの靴やクッションカバー、エキゾチックなお香(とってもいい香り!)など、いろんなお店がひしめきあうオールド・スーク内。かわいい雑貨を見つけるならココ。掘り出しものを手に入れるには、値引き交渉は必ずして現金で支払うというのがコツ。押しの強い接客はそこまで目にしませんが、しつこい場合は無視するのが賢明です。
お香は気になるものがあれば、ぜひお店の人に声をかけて。火をつけてもらって、香りを試せます。
店が立ち並ぶ通りがずっと続く。ローカルの空気に満ちていて、見て歩くだけでも楽しい。
心ときめくキャッチーなデコレーションのクッションカバー。値段交渉をすれば(AED60=約2,000円弱)くらいでゲットできます。
クッションのお店のすぐ隣には、ルームシューズにぴったりなカラフルな靴のお店が。
カシミヤやパシュミナなど布製品も充実。日本で買うより安い値段で売られています。
お店の人は、日本語で話しかけてきてフレンドリー。客引きがしつこい場合もありますが、女性だけで訪れても大丈夫です。JAPANというロゴキャップや日本の国旗のついたポロシャツを着ている人もちらほら。
【ドバイ3大スークその2】川を渡って、料理好きにはたまらないスパイス・スークへ。
オールド・スークの対岸にある、スパイス・スークへは、アブラという船に乗って向かいます。料金はひとりAED1=30円ほど。特になんの囲いもないので注意が必要ですが、古くからの街並みを見ながらの乗船は楽しいもの。向こう岸へはあっという間に到着です。スパイス・スークはその名のとおり、あらゆる香辛料が手に入るのが特徴。とくに高級スパイスのサフランは、物によっては、日本で購入するときの3分の1~半額の値段! 料理好きな人はぜひチェックして。
古きよきドバイの町並みをバックに、アブラが川を行き交う。
スパイス・スークの入り口付近にある「Rise Store」というお店には、ターメリックやコショウなどいろんなスパイスのボトルがずらり。何種類ものスパイスが層になったお得なボトルも。量り売りもOK。デーツなど試食もさせてもらえます。
オールド・スークと同じくスパイスのお店以外にも、いろんなお店がひしめきあう。
スークのあらゆる場所で売られているサンドボトル。職人さんがカラフルな砂を操る様は圧巻。自分の名前を入れてもらえるサービスもあります。
ジェニックなランプを売っている「SMJU GENERAL TRADING」というお店。スパイス・スーク内のおすすめ。
【ドバイ3大スークその3】見渡すかぎり金! 圧巻のゴールド・スーク
ほかのふたつのスークとは全く違う雰囲気を放っているのがゴールド・スーク。とにかく見渡すかぎりゴールドだらけ。スパイス・スークから歩いてすぐのところにあります。注目なのは、ギネスにも認定された、世界一大きいゴールドの指輪。まず日本では見られない光景はしっかり目に焼き付けたいもの。資産運用も考え始めるOggi世代の30代、価値の変わらない金をドバイで購入するのもあり?!
カルチャーショックを感じるほどの、ゴールド三昧なスークは一見の価値あり!
ドバイTIPS:円→AEDはスーク内の両替所がお得!
日本円をディルハム(AED)に両替するなら、ドバイに到着してからのほうがお得。ドバイのホテル→日本国内→ドバイの空港→ショッピングモールや街中の順にレートがよくなります。
スパイス・スークからゴールドスークの間には、黄色い看板が目印の両替所が。現金支払いの多いスークで困ったら、ぜひ利用してみて。
取材協力:ドバイ政府観光・商務局