休日はDIY日和! お部屋の家具に色を塗ってアクセントを加えたり、はたまた家具を作っちゃったり。とっても楽しそうだけど、道具や塗装の種類ってたくさんあるから何を揃えたらいいかわからないですよね…。
でも大丈夫! 現役のDIY FACTORYスタッフが簡単に始められるDIYを教えてくれました! まずは、塗装したいときに必要な道具について。
【目次】
・【DIY 初心者】パーツや棚を塗装するための塗料って?
・【DIY 初心者】100均で揃える塗装道具リスト
・【DIY 初心者】塗装道具って何がベスト? 特徴って?
【DIY 初心者】パーツや棚を塗装するための塗料って?
◆何を塗装する?
塗装するのは、壁ですか? それとも棚? 家具の一部? どちらにせよ、塗料が必要ですよね。実は、塗料にはさまざまに特性があります。目的や用途にあった塗料を選ぶことで、時短かつ失敗なしで作業を進めることができます。
適切な塗料を選ぶ際に把握しておくこと3
ホームセンターやDIYショップでは、たくさんの塗料が並んでいますが、店員さんに聞く際は以下3つを伝えることが大切です。
1.塗装したいもの
2.数
3.大きさ
また、塗料は1回で使い切る量ではなく、少し多めに買うのがポイント。完成! と思ったらココも塗り忘れてた…ということを防ぐためです。
【DIY 初心者】100均で揃える塗装道具リスト
塗料を購入できたら、次に必要になるのは塗るための道具です。塗料を購入したホームセンターやDIYショップで購入することもできますが、安く済ませたい場合はまず、100均ショップで道具を探してみましょう。
手袋
塗装をする際にマストなアイテムは手袋! 手荒れ防ぐのはもちろんですが、トイレに行ったり、何かを棚から取り出すなど、作業中も素手にならなくてはいけないときが必ずきますよね。そんなときに、いちいち手を洗うのは面倒だし大変。そこで活躍するのが、100均ショップで購入できる使い捨てのポリエチレン手袋なんです。
マスカー、マスキング、養生テープ
塗りたくないところ、汚したくないところをカバーするために必要なアイテムたちも100均ショップで購入できます。ただし、マスカーは取り扱いの店舗が限られているようなので、ゴミ袋を切って養生テープで床や机に貼れば代用できます。
コテバケ or ハケ(50mmがベスト) or スポンジバケ or ローラー
塗料を塗るための道具です。コテバケ、ローラー、ハケにはそれぞれ特徴があり、その違いについては写真を参考にしてみてください。
自宅にあるもので用意できるもの
ウエスもしくは、綿100%でTシャツのような目の細かいつるっとした布
ワックスの塗布、ステインの拭き取りに使用します。
飲み終わったペットボトルの底部分
塗料を小分けにするために用意します。作業を分担するときに便利ですよ。また、ハケなどに塗料をつけすぎることを防ぎます。
ゴミ袋
マスカーの役割や、ゴミ捨てに使用。マスカーなら広範囲に敷きたいので、45Lから70Lくらいが良いでしょう。何色でも構いません。
続いては、それぞれの塗装道具についてご説明します。
【DIY 初心者】塗装道具って何がベスト? 特徴って?
▲(上段左から)コテバケ、ハケ、スポンジバケ、ローラー(下段左から)ウエス、ペットボトルの底
◆作業をスムーズに進めるための道具選びのコツ
塗料の特性を見極める
道具を用意するときに注意したいこと。それは塗りたい塗料が、液体か固体なのか、水性または油性のどちらなのか?
水性の場合洗えば繰り返し使用可能だったり、油性の場合には色を混ぜてしまうので、複数道具を用意しなければいけません。それぞれの場合も、塗るものや範囲に適した道具があります。
ハケのサイズは複数あるとベター
細かい部分や凹凸な部分に特化。ハケは50mmくらいが一番便利です。家具の木口や木端には30mmぐらいがおすすめですが、50mmを縦に使えば応用できます。
広範囲に塗る場合はローラーを活用
ローラーとスポンジ部分が1つになっていて、広範囲を楽に塗れます。壁を塗るときはローラーがおすすめ。
アクリル顔料水性塗料ならコテバケを
塗料の吸収率が良く広範囲のペイントに最適です。粘度の高いアクリル顔料水性塗料が綺麗に伸び、塗る範囲にもよりますが、塗装ムラを限りなく少なくできます。
初心者必須! ムラになりにくいスポンジバケ
水性ペンキや、DIY初心者にもはじめやすいステインに最適。ムラができにくいです。
いかがでしたか? まずは、塗装道具についてお話しました。適材適所に道具と塗料を選べば、サクサクDIYができちゃいますよ!
TOP画像/(c)Shutterstock.com
元堤理奈子
「DIY FACTORY」ショップスタッフ。
神戸芸術工科大学で家具デザイン・製作を学んだのち、DIY FACTORYのオープニングスタッフとして株式会社 大都に就職。大阪店、二子玉川店に勤務し、現在は主にワークショップのコンテンツ開発や、スタッフへのDIY指導を行っている。
エイ出版社「世田谷ライフ」等、雑誌連載も多数担当。6月より環境省広報誌「エコジン」での連載も開始予定。