できれば友達の紹介で出会いたい…友人紹介婚活の守るべきマナー
「婚活中だから、誰かいい人がいたら、紹介してね!」と友人にアピールするのは、恥ずかしいことではありません。ちゃんと周囲の人も、あなたに合いそうなフリーの男性はいないか、アンテナを立ててくれるはずです。
でも、「最近、友達からの紹介が減った…」なんて方はいらっしゃいませんか?
もしかしたら、友人紹介のマナーを知らず、良かれと思っての好意で紹介してくれた友人に「もうあの子には、男性を紹介したくない」と思わせてしまっている可能性大です。
■紹介者には、きとんと「後日談」を報告することが友人紹介のマナー
友人紹介の際に、ふたりの間に入る紹介者が一番困ること…それはあなたが、紹介した男性をどう思ったかが、いまいちよくわからない、ということです。紹介者からしてみたら、もしあなたが男性に好印象を持ったのなら、また会える機会を作ったり、さりげなくプッシュしてあげたいでしょうし、逆に余計なお世話になってしまう事はしたくないはずです。
紹介した同士が合わなかった場合は、仕方ないことなので、「アリ」なのか「ナシ」なのかだけでも、お相手の印象を伝えることもマナーのひとつです。あなたが「せっかく紹介してくれたから」と気遣ったつもりで曖昧な態度でいると、紹介者は今後どう動いていいかわからなくなってしまいます。
紹介者が、「男性を紹介してもらうだけの道具として使われた」と感じさせてしまうことがないように、お相手男性の印象や、その後どうなったかの後日談をきちんと伝えることが大切です。
■紹介者だけに「ありがとう、ごちそうさま」はNG
もし友人紹介が期待外れな結果でも、男性と連絡先交換していたら、(ご馳走になった、ならなかったは別にして)女性からお礼のメールは必ず入れるのが、婚活中の女性なら当然のマナーです。「せっかく紹介したのに、お礼の連絡もいれないなんて」と紹介者が男性に対して気まずい思いをさせないことも大切です。
■「後腐れのある出会い」だからこそ、大切なのは、紹介者に「めんどくさい」と思わせない振舞い
紹介者にとっては、それぞれ友人であるふたりを引き合わせるというのは、どちらにも気を遣うことです。一方に何か失礼があったら、紹介者は責任を感じますし、「あんな人を紹介しちゃってごめんね」と謝りたい気持ちになってしまいます。そんな面倒なことを引き受けてくれるのは、「いい出会いになれば」というただの好意だということを忘れないこと。
そしてセッティングしてくれたお食事会では、紹介者をたてることも忘れずに。まわりへの気遣いが、すべて自分自身の評価と次の紹介のご縁に関わっていきます。
結婚相談所の婚活と異なるのは、本人がこういった面倒な気遣いをしなきゃいけない、ということです。お金をかけての婚活を避けたいのであれば、そのあたりの配慮は当然マナーとしてするべきことだと、肝に銘じておきましょう。それが出来ていない人は自然と友人からの紹介も減ってしまいます。
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立花 えりこ
結婚相談所ブライダルゼルム婚活アドバイザー。業界最年少で婚活アドバイザーとなり15年。20代~シニア世代まで様々な婚活をサポート。昨今はシニア婚活有識者としても、活躍中。
Twitter:婚活アドバイザー立花えりこ