間に合わせの器でも食事はできるけれど、そろそろ、お気に入りを手に入れてみませんか? こだわりの器を日常使いして、ふだんのごはんをグッとおいしく楽しく変えることは、「かっこいい」大人への一歩です!
日々のごはんから【お気に入りの器】を使おう
教えていただいたのは・・・
雑貨WEBショップ「BOWKNOT」河野恵美さん
事務職を経てWEBショップ「北欧、暮らしの道具店」バイヤーに。独立後、’16年に「BOWKNOT」をオープン。テーブルウエアからステーショナリー、インテリア雑貨などを扱う。
「器で家事のモチベーションがUP! マットな器は写真映えもします」
「器が好きになったのは10年ほど前、以前の職場で北欧のヴィンテージの器を扱っていたのがきっかけです。北欧へのひとり旅でアンティークショップや蚤の市を巡ってようやく見つけたヴィンテージの器は、割れないよう大事に包んで持ち帰ってきました。その後もフランスのアンティークや日本の作家さんにハマったり…。最近は益子や松本など全国各地で開催されているクラフトフェアで、好きな作家さんを見つけることが多いです。お祭り感覚で陶器のブースやカフェを巡るのは楽しいですよ!
ちなみに、マットな質感の器が多めなのは、照明がピカピカ反射せず料理が落ち着いておいしそうに見えるから。インスタ映えもしやすいです(笑)。さまざまな器を買ってきましたが、手元に残しているのは少数精鋭。食事は毎日のことだからこそ、好きなものに囲まれていることが大切だと思うんです。『いい器』が心地いい食卓をつくってくれますよ」
河野さんの器コレクション♡
「ユミコ イイホシ ポーセリン」は人気陶芸家によるプロダクトシリーズ。色違いで使うと統一感がありつつ食卓に変化が出て楽しい。
「北欧から持ち帰った『グフタフスベリ』や『イェンス クイストゴー』のヴィンテージは、コーヒータイムのお供に現役で活躍中!」
「『アラビア」のスープボウルや『バーレイ』のプレートは柄が料理を邪魔せず丈夫。使い勝手も抜群」
「モノが多すぎると管理しきれず、気持ちがザワつく」という河野さんの食器棚は常にスッキリ。茶碗などは引き出しに。
陶芸家・矢板緑さんの動物のプレートは「BOWKNOT」でもすぐに売り切れてしまう人気の器。「クッキーやフルーツを載せるのにぴったり」
Oggi2月号「働く30歳からは日々のごはんから『いい器』」より
撮影/sono(bean)、川上輝明(bean) スタイリスト/岩﨑牧子 デザイン/スズキのデザイン 構成/酒井亜希子・佐々木 恵(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部