クッションは3個が正解!
居心地が良くかつセンスのいいお部屋って憧れますよね。でも、家具を新調するほどの時間もお金も、センスもない。そもそも賃貸だし…と、諦めていませんか?
「大きな買い足しなどせずに、いまあるものの配置を変えるだけであか抜けた部屋をつくることができます」と語るのは、フリーランスのインテリアコーディネーター荒井詩万さん。
そこで今回は、荒井さんに、部屋の好感度が上がる法則について教えていただきました。
クッションは、置くだけで部屋があか抜けるアイテム。カーテンやソファの張り地はお金がかかりますし、すぐには替えづらいですよね。でもクッションなら一気にハードルが下がりませんか?
中綿はそのままで、カバーだけを替えることが可能です。季節や気分によって気軽に替えられる、優秀アイテムなのです。
クッションの個数は、3個、もしくは5個がよいでしょう。
ソファの左右にそれぞれ2個・1個で置く(合計3個)。または3個・2個、4個・1個で置く(合計5個)。このとき、入口から見て、ソファの奥に置く数を多くすると、安定感が生まれます。
なぜ3個か5個なのか? それは奇数にすると動きが出るからです。
偶数にしてシンメトリー(左右対称)に配置すると、カチッと堅い印象になります。リビングはリラックスする空間なので、ゆるい雰囲気になるアシンメトリー(左右非対称)が落ち着きます。

3個のうち、2個は、白、ベージュ、グレー、茶色など、ベーシックな色にします。残りの1個は、ちょっとインパクトのある色に替えてみましょう。柄入りもいいですね。するととたんに垢抜けます。
もし可能ならこの1個を季節ごとに替えてみてください。インテリアで季節感を出すのは大変です。だから比較的手軽なクッションで季節感を出すのがおすすめです。
色だけでなく素材にも注目してくださいね。たとえば春は綿、夏は麻、秋はベロア、冬はウールなどがおすすめです。
また、一般的なクッションのサイズは40cm×40cmm、45cm×45cm、小さいサイズだと40cm×30cmです。ひとつだけ小さいサイズをプラスして、重ねて置くと、「おっ、センスいい!」と思われますよ。
実際にこの法則で部屋を変えてみると…
さっそく、Oggi.jpライター・川原の部屋で、この法則に基づいて部屋をアレンジ!
【Before】
クッションはもともと、部屋のコンセプトであるリゾート・アジアン系のテイストのものを4つ置いていました。無地2種類と、柄物2種類。
そこで、この法則にしたがって、クッションを3つに変更!
【After】
どうでしょうか…? 3個にしたことでアンバランスになるはずなのに、むしろバランスがよくなった気がします♡ やはりクッションは3個にして、柄入りは1つだけ入れるのがあか抜けた空間にするコツだと実感!
みなさんも試してみてくださいね!
現在発売中の書籍『今あるもので「あか抜けた」部屋になる。』では、どんな部屋でもあか抜けた部屋にする黄金ルールについてわかりやすく紹介されています。法則に従ってものの配置などを変えるだけで、あなたの部屋もセンスのいい部屋に…♡ ぜひチェックしてみてくださいね!
情報提供元/書籍『今あるもので「あか抜けた」部屋になる。』
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『今あるもので「あか抜けた」部屋になる。』(荒井詩万著:サンクチュアリ出版)
センスが無い、お金が無い、子どもがいる、賃貸、狭い、物が多い、でも大丈夫! センス、お金、広さ、全部いらない。4000人以上にノウハウを伝えてきた理論派コーディーネーターが教える、真似するだけの部屋づくり。何も買わずに勝手に部屋があか抜ける! どんな部屋でもあてはまる黄金ルール教えます。