入口の対角に何を置くかですべてが決まる!
居心地が良くかつセンスのいいお部屋って憧れますよね。でも、家具を新調するほどの時間もお金も、センスもない。そもそも賃貸だし…と、諦めていませんか?
「大きな買い足しなどせずに、いまあるものの配置を変えるだけであか抜けた部屋をつくることができます」と語るのは、フリーランスのインテリアコーディネーター荒井詩万さん。
そこで今回は、荒井さんに、部屋の印象を変える法則について教えていただきました。
あか抜けているかどうかは、住んでいる部屋の条件と関係ありません。どんな部屋でも変えられる共通のルールがあるからです。
ひとつめは、もっとも大切なルールといっても過言ではありません。それは、部屋の入口からの対角線を意識することです。
部屋はドアを開けたときに、「まず何が見えるか」ですべての印象が決まります。ですから、部屋の入口から奥に向かう対角線を意識して、家具を配置したり、小物を置いたりしましょう。
なぜ対角線なのか? それは人の目線に答えが隠されています。
たいていの部屋は四角。入口のドアの対角が、入口から見ていちばん遠い場所です。
人はある空間に入ったとき、無意識にいちばん遠い場所に目を向けるといわれています。これは人間の本能で、ここは安心して過ごせる部屋なのかどうか、広さや状況を把握しているのです。
なので、ぱっと目につくこのスペースしだいで、部屋のすべてが決まってしまいます。逆にいえば、ここさえきれいにしておけば、きちんとした部屋という印象が残るのです。
ですからここには、部屋の主役になるモノを置いてみましょう。たとえばこんなアイテムが部屋の主役候補です。
・大きめの観葉植物
・絵や写真、ポスター、ポストカード
・雑貨
・ソファとクッション
そして主役以外のモノは、対角線上からはずしましょう。対角線上からはずしたモノはどうするのか。
それは視界に入らない死角に移動します。対角ではない隅やソファ脇などの死角は多少散らかっていても、目線に入りづらいので、そんなに気になりません。
実際にこの法則で部屋を変えてみると…
さっそく、Oggi.jpライター・川原の部屋で、この法則に基づいて部屋をアレンジ!
【Before】
リビングの入口から見て対角線上には、無印良品で購入したラタンボックスを置いていました。これはこれで落ち着くと思っていたのですが、私の身長ほどの大きさがある観葉植物(エバーフレッシュ)をどこに置いたら良いのか悩んでいました…。
そこで、この観葉植物を部屋の主役と見立て、法則にしたがって改造!
【After】
どうでしょうか…? まずリビングに入ったときに観葉植物が目に飛び込むので、この部屋の主役が何なのか、一目瞭然! リビング全体が明るい雰囲気になったので、大満足♡
みなさんもぜひ、いまの部屋で試してみてくださいね!
現在発売中の書籍『今あるもので「あか抜けた」部屋になる。』では、どんな部屋でもあか抜けた部屋にする黄金ルールについてわかりやすく紹介されています。法則に従ってものの配置などを変えるだけで、あなたの部屋もセンスのいい部屋に…♡ ぜひチェックしてみてくださいね!
情報提供元/書籍『今あるもので「あか抜けた」部屋になる。』
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『今あるもので「あか抜けた」部屋になる。』(荒井詩万著:サンクチュアリ出版)
センスが無い、お金が無い、子どもがいる、賃貸、狭い、物が多い、でも大丈夫! センス、お金、広さ、全部いらない。4000人以上にノウハウを伝えてきた理論派コーディーネーターが教える、真似するだけの部屋づくり。何も買わずに勝手に部屋があか抜ける! どんな部屋でもあてはまる黄金ルール教えます。