育毛のプロが教える正しいヘアケア法
毎日使う、シャンプー。でも、なんとなくで選んでいる人も多いのではないでしょうか。
予約の取れないサロンとして人気のヘッドスパ専門店「PULA(プーラ)」のプロデューサー・辻敦哉さんによると、使っているシャンプーを判断するためのポイントがあるのだとか。
そこで今回は、辻さんに、市販のシャンプーのおすすめや選び方について教えていただきました!
シャンプーを選ぶときのポイントとは?
シャンプーに入っている成分の中でもっとも悪影響が大きいのは、合成の界面活性剤です。
界面活性剤は洗浄成分としてシャンプーや食器洗剤などに広く使われているもので、大きく分けて3つの種類があります。
1. 高級アルコール(植物や動物の油脂を加工したもの)
2. 石鹸(石鹸素地を加工したもの)
3. アミノ酸(天然素材のアミノ酸を加工したもの)
このうち1.の「高級アルコール」が合成の界面活性剤です。合成の界面活性剤は安価につくることができ、泡立ちがよいので消費者から人気があります。
しかし、地肌や髪には洗浄力が強すぎるとも言われています。
実はシャンプーに使われる合成の界面活性剤は、食器洗い洗剤と同じものなのです。鍋にこびりついた頑固な油汚れも溶かしてしまうぐらいですから、頭皮の皮脂も根こそぎ分解して洗い流してしまう可能性も。
頭皮は適度に皮脂が肌をおおっている状態がよいのであって、多すぎても少なすぎてもいけません。合成の界面活性剤だと皮脂を取りすぎてしまう場合があると考えてください。
しかも、場合によっては頭皮にいる善玉の常在菌を殺してしまうという弊害もあります。
常在菌にはカビや花粉、病原体微生物などといった外部刺激から肌を守ってくれる役割があります。常在菌がいなくなると、かゆみや炎症、湿疹ができるなどさまざまなトラブルが起きます。
原則、透き通っているシャンプーのほうが安全!?
使っているシャンプーが合成の界面活性剤が使われているかどうかを簡単に見分ける方法があります。
それはシャンプーの液体が「透き通っているか、いないか」です。
また、成分表の中に記載されている成分をチェックすることで、安全かどうかを判断することもできます。
石鹸やアミノ酸が主体のシャンプーは、透明(もしくは半透明)色をしています。一方、着色されているシャンプーは、合成の界面活性剤が使われているはずです。
ここで注意していただきたいのは、「オレフィン(C14-C16)スルホン酸Na」と成分表に記載されているシャンプーです。
この成分が含まれるシャンプーに関しては、透明色をしています。ただ、成分表の中段以下に記載されている程度なら、調整剤としての使用ですので、大きな刺激はありません。
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現在発売中の書籍『育毛のプロが教える髪が増える髪が太くなるすごい方法』(辻敦哉著:アスコム)では、このほかにも、プロが教える正しいヘアケア法について紹介されています。あわせてチェックしてみてくださいね!
トップ画像/(c)Shutterstock.com
情報提供元/書籍『育毛のプロが教える髪が増える髪が太くなるすごい方法』
『育毛のプロが教える髪が増える髪が太くなるすごい方法』(辻敦哉著:アスコム)
【著者からのメッセージ】
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さらには、さまざまな髪のお悩みに合わせて、育毛に関する正しい知識をご提供すると同時に、カラダの内側から髪を増やす方法もお伝えしていきます。
みなさんが本書のヘアケア法を実践され、髪のトラブルを解消し、笑顔で
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