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LIFESTYLE

2019.02.10

【優雅に食べるには?】貴族のように美しく召しませ♡ TIPS6

レディなら貴族のように優雅に食したいもの。大切なテーブルマナー6つをご紹介します。

あなたの品格レベルが、最もわかってしまうのが、お食事どき。ごく自然に、美しく優雅に食べるコツを知って、エレガントな女性を目ざしましょう。いつ王侯貴族や石油王に見初められてもよくってよ♥

貴族魂で美しく乗り切るルール!

教えてくれたのは・・・
小倉朋子さん[フードプロデューサー]
テーブルマナーや食文化を学ぶ「食輝塾」主宰。「食オタク」が高じて美しく凜とした食べ方を追求。著書『世界一美しい食べ方のマナー』(高橋書店)をバイブルにする人多数。

新井直之さん[日本バトラー&コンシェルジュ代表]
国内外の大富豪を顧客に持つ執事。映画などの執事監修も多数。その人脈術や気使いはビジネスマンにも好評。著書に『大富豪がお金を生み出す時間術』(青春出版社)など。

【1】貴族は椅子にもたれません

貴族は椅子にもたれません

椅子の7割程度に座り、脇は軽くしめ、肩やひじは上げず、頭は常にまっすぐ。テーブルとの間はこぶし1個分を目安に。離れすぎると前かがみになりやすい。

【2】顔を上げて優雅な「間」を

顔を上げて優雅な「間」を

料理を切り分けた後、口に運んだ後。その都度、顔を上げて一度姿勢を戻すと、ゆったりとした間が生まれ、優雅さと華やかさが身につきます。

【3】恐怖!「おいし〜」ポーズ

恐怖!「おいし〜」ポーズ

おいしい感動を表すときの、ナイフを人や上に向けるしぐさは相手をドキッとさせます。「ナイフの刃や箸先を人に向けるのは失礼。常に下向き、または自分のほうに向くよう意識して」(小倉さん)

【4】犬食い、迎え舌は残念すぎ!

犬食い、迎え舌は残念すぎ!

脇が開いているとガサツな印象。下向きの「犬食い」、食べ物を舌で受け止める「迎え舌」は不快指数◯高。いずれもきちんと座り、ひじを下げると解消できます。

【5】ひと口の適量は、会話が途切れない量(3cmほど)

ひと口の適量は、会話が途切れない量

口に入れる→飲み込むまでにもぐもぐしすぎず、会話が途切れない量が適量。大きさの目安は3cm、または500円玉大。麺なら2~3本。自分の適量を知って。

【6】エレガンスは指先に宿る

エレガンスは指先に宿る

エレガンスは指先に宿る

思っている以上に目に付くのが指先。余裕のなさが表れやすいのが人さし指。「余分な力を入れずふわっと持つと、相手に緊張感を与えません」(小倉さん)

同席者を思う気持ちが美しい食べ方の極意!

食事は空腹を満たすもの。でも、世界の大富豪に従事する執事の新井直之さんによると、貴族やセレブにとっては、「コミュニケーションを深める場」。

そこで彼らが意識するのはだれもが楽しく、心地よく過ごせているかであり、「社会的地位が上がるほど、食事やマナーは他人志向になる」(新井さん)と言います。

そう考えると、美しい食べ方の基本は、相手に失礼や迷惑にならないこと。絶世の美女でも、犬食いや迎え舌をしていたらがっかりだし、無意識に出るしぐさを同席者は意外と見ていて、密かに幻滅していることも。

たとえば、スイーツを食べて「おいし〜」と感嘆するあれ。美しい食べ方の伝道師・小倉朋子さんは、どんなにかわいくてもしぐさによってはNGと言います。「おいしい表現で、ナイフの刃や一度口に入れた箸先を天井や人に向ける人を見かけますが、これはとても失礼。ナイフの刃が向けられると、人はドキッとするもの。そういう想像力を働かせることも、品格ある食べ方の基本です」(小倉さん)

相手を思う気持ちが貴族的な振る舞いの極意。それを知ると、おのずと美しく食べるための所作もわかってくるもの。

犬食いにならない座り方。優雅なカトラリーの持ち方。「ひと口の適量」を知ること。この適量とは、「会話が途切れない量」です。「会話を、もぐもぐタイムで中断させずに咀嚼できる量が大事。肉なら2〜3cm、うどんなら2本、パスタなら3〜4本を目安に、ご自分の適量を見つけて」(小倉さん)

ひと口を丁寧に、ゆったりとした間をもって食べられると優雅。食べ方にはその人の品格や心使いがにじみ出ます。

つまり、食べ方を変えれば、印象も変えられるんです。「同じものを食べることで相手との距離が縮まる。美しい食べ方は、そのための共通言語。周りが気持ちよく食事できるように気使うことがエレガントの基本です」(新井さん)

「美しく食べると周りへ配慮ができるようになるので、コミュニケーション能力が上がり、結果的に自分に自信がつくんですよ」(小倉さん)

食べ方トレーニングは、1日3回の食事時にすぐ始められます。次ページからを参考に、貴族精神にあふれた食べ方で、品格レベルを上げて。

Oggi1月号「アレを貴族はどう食べる?」より
撮影/福田喜一 イラスト/naohiga 料理・スタイリスト/美才治真澄 デザイン/稲垣章子 構成/松田亜子
再構成/Oggi.jp編集部

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