みやぞんさんが「機嫌よく」働いている理由とは?
つらいときほど、ポジティブな言葉を
人気テレビ番組『世界の果てまでイッテQ!』で、次々と過酷なミッションをクリアしていく姿が印象的なみやぞんさん。どんなときでも明るく笑顔で、自分の機嫌をとる名人です。
実際に海外のロケ中に「自分の機嫌は自分でとる。人にとってもらおうとしない!」と発言。当時はどういう心境だったのでしょうか。
「この言葉は、いつも心の中にあるんです。ふだんから口に出している言葉だし、正直、言ったことも覚えていなくて…。とにかく、暗い雰囲気が苦手で、いつも楽しくというのがモットーなんです。不機嫌な気持ちを引きずっていると、イヤなことが次から次へと起こりませんか? だから、つらいときや落ち込んだときほど、『今日はいい日だな〜』『最高の日だ!』『楽しいなー』などと口に出して言って、気持ちを切り替えるようにしているんです。ロケで『自分の機嫌は自分でとる』と言ったのも、自分に言い聞かせたんだと思います」
今が楽しければ、いつも機嫌よくいられる
そんな天使のようなみやぞんさんも、ときにはどうしても機嫌をよくするのが難しい…と感じることがあるのだとか。
「今まででいちばんつらかったのは、スペインでのロケで、牛を飛び越える難技アクロバット闘牛に挑戦したときのこと。何度練習してもなかなかうまくいかなくて、楽しい気持ちにもっていくのに苦労しました。プレッシャーに押しつぶされそうで、ホテルに帰っては落ち込む毎日でした…。でも、『乗り越えられない試練はこない』『絶対できる!』と自分に言い聞かせていたんです。そうしたら、当日ひょいっと成功した。ポジティブな気持ちで楽しく挑戦すれば、どんな苦難も乗り越えられると改めて感じましたね。もちろん日常生活でも、『不機嫌な顔しちゃったかも』と後悔することもあります。だけど、決めているのは、絶対に自分を責めないこと。家に帰って、鏡に映った自分に、『わかるよ。そんなときもあるよ』『でも、よく頑張ってるよ』と自分を許して褒めてあげる。人にも親切にするけど、僕も人。だから自分にも優しくしていいと思うんです(笑)。ポイントは、声に出して言うこと。そうすることで、フッと力が抜けて気持ちが楽になるんです。その後、プシュッとビールでも開けて飲めば、『明日は頑張ろう!』と前向きになれます。とにかく、今を全力で楽しくするだけ。人生は今の連続だから今、楽しくやれたら過去も未来も楽しい。そうすれば、ずーっと機嫌よくいられると思います」
「不愛想な顔しちゃったな」って日もある。
過酷なロケで「自分の機嫌は自分でとる」と言ったのは無意識。
みやぞんさんの「機嫌よく働く」コツ
・「今日」「今」を楽しく過ごすことに集中する
・機嫌が悪いときほど「最高!」と口に出す
・追い詰められても「できる」と思う
Oggi1月号「働く30歳からは自分の機嫌は自分でとる!」より
撮影/為広麻里 構成/酒井亜希子・佐々木 恵・赤木さと子(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部
みやぞんさん(お笑い芸人 ANZEN漫才)
1985年生まれ。2009年に幼なじみのあらぽんさんとコンビ結成。ボケ担当。歌ネタが得意。『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)で一躍人気者に。愛犬と過ごしたりギターを弾いたりするのも機嫌をよくするコツ。