皆様、こんにちは。『一般社団法人 女性のための快適住まいづくり研究会』代表の小島ひろ美です。
前回のコラムでは“中古・リノベマンション購入で気をつけたいこと”についてのお話をさせていただきました。マンション購入は、自分が住むためのほか、投資対象として購入するかたも少なくありません。そこでここからは、“マンション投資で資産を増やす方法”についてのお話をさせていただきます。
■不動産投資をする女性が増えている。そのメリットは?
不動産投資といえば以前は男性が行うイメージがあるかもしれません。しかし女性の社会進出が進んでいる今、不動産投資を行う女性が増えているのです。
次のような点が理由として考えられます。
・老後に備え収入を増やしたい女性が増えたこと
・女性の目線が物件選びに役立つこと
・不動産投資は仕事をするうえであまり負担にならないこと
・株やFXなどほかの投資に比べ、リスクが少ない(ミドルリスクミドルリターン&ロングリターン)
さらに不動産投資には、安定した収入の確保、私的な年金代わり、ローンを組む際に団体信用生命保険に加入することによる保険としての機能、所得税・節税効果、インフレ対策、現物不動産の強みといった多くの魅力もあります。
■不動産投資にまつわるリスクとは?
ただし、リスクもあります。代表的なものとしては、空き室、金利上昇、不動産価値下落、資金流動化、建物老朽化、自然災害などが挙げられます。不動産投資としてマンションを購入する場合は、これらのメリットとリスクを十分に理解したうえで行う必要があります。
■銀行預金金利と分譲マンションの家賃収入を比較
現金を銀行に預けている際に受け取れる金利と、分譲マンションの家賃収入では、どちらのほうがお得なのでしょうか?
・銀行預金金利(2,800万円の現金を銀行に預けている場合)
1,000万円以上の大口定期預金の金利は10年で0.01%です(みずほ銀行を利用した場合。平成30年8月現在)。これを元に満期日に得られる利息を計算してみると月233円になります。
・分譲マンション購入(2,800万円のマンションを購入して賃貸に出した場合)
分譲マンションを貸した時の平均利回りは4~5%です。ここでは4.5%として、家賃収入を計算すると、月10,5000円になります。
2,800万円を銀行に預けた時に貰える利息は月233円に対し、分譲マンションを購入し、貸した場合に貰える家賃は月10,5000円。銀行金利よりもはるかに高く、安定した収入を得ることが可能です。※賃料収入からローンの返済や経費を除いた分が利益となります。
■マンション投資で物件を選ぶ3つのポイント
はじめてのマンション投資で物件を選ぶポイントは3つあります。
それは「都心」、「駅近」、「新築のコンパクトマンション」であることです。理由として次の3点が挙げられます。
1.都心や駅から近く、立地の良い良質な30~40㎡のコンパクトマンションは需要に対して供給が不足している。
2.古いアパートや狭いワンルームマンション(20㎡以下)は需要が少なく、家賃を安くしない限り、賃貸がなかなかつかないこと
3.ファミリー向けの3LDK以上の物件は、4人以上の家族世帯数が減っているので需要が減少している。そもそもファミリー向けの物件は、購入を検討するケースが多く、賃貸の需要は少ないこと。
以上の3点から、マンション投資をする物件としては、都心で駅から近い新築のコンパクトマンションは、1~2人世帯が増えており需要が高いため、非常におすすめであるといえるのです。
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小島ひろ美 一般社団法人 女性のための快適住まいづくり研究会 代表
1957年福岡県生まれ。関西学院大学商学部卒 ライフスタイル・コーディネーター、宅地建物取引士、相続診断士。26歳の時にマンション購入で苦労した経験をいかし、“女性がマンション購入の夢を実現できる世の中にしたいと”と1991年に研究会を設立。以降、「女性のためのかしこいマンション購入術講座」で、今までに8万人以上の女性たちに750回以上の講演を行いながら、25年間に渡り女性のマンション購入を応援し、第一線で活躍中。著書「シングル女性の(特)マンション選び」(講談社)、「元気になる! 幸せマンション購入術」(アスコム)、他多数。
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