■1:「ホントに、ホントに、大丈夫?」
「付き合って1年過ぎた今の彼はかなり心配性で、ネガティブな発言も多いタイプ。
この前、私が風邪で寝込んでしまった翌日、ちょっとダルイけどがんばって出社したら、通勤途中から彼からの『大丈夫?』LINEがすごすぎて、イヤになっちゃいました。
最初は『大丈夫だよ!』と返していたんですが、あまりにもしつこく『でも、熱がぶり返すかもだし』とか『まだウィルスは潜伏しているだろうし』とかって送ってきて。
だんだん自分でも心配になってきて、せっかく気合いで乗り切ろうと思っていたのに、なんだか具合が悪くなってしまいました…」(33歳/デザイナー)
体調不良からの復帰初日は「まだ病み上がりだけど、がんばろう!」と気合いを入れて臨みたくなるもの。そこで出鼻をくじかれるようなネガLINEが連発で届けば、だんだんと不安にさせられます…。
2:「○○だから、心配」
「同棲している彼は、極度の心配性。この前、私はアレルギーのひどい症状が出てしまい、数日間仕事を休んだのですが…。
復帰の日に家を出た瞬間から『やっぱり休んだら? 言わなかったけど、背中に蕁麻疹が残ってた』だの『顔も腫れているみたいだし、倒れたりしない?』だのって私の外見に出ていた症状を大げさにLINEをしてきたんです。
私としては『もう大丈夫だろう』と思って仕事に行こうと思ったのに、あまりにも『具合が悪そう』って言われるものだから、だんだん自分でも『そこまで言うなら、具合悪いのかな』って気になってきちゃって。
結局、その日は大事をとって休みましたが、家にいたらふだん以上にピンピン元気で、仕事に行けばよかったな〜って後悔しました」(31歳/PR)
自分では「大丈夫」と思っていても、彼から「でも、こんな症状が出てるよ」と指摘されれば「具合悪いのかも?」と不安になりがち。心配してくれるのはありがたくとも、些細な変化を指摘されるたびに、“取り越し苦労”的な不安のタネにもなりやすいですよね〜。
3:「それは大病のサインに間違いない」
「インフルエンザではなかったものの、ひどい風邪をひいてしまい、足腰のシビレが残っていたんです。
でも、他は元気だし、とりあえず会社には行こうと彼に連絡をしたら『行かないほうがいい。シビレは間違いなく大病のサイン』、『知り合いはそれを放置して大病してた』などと送ってきたので、だんだんとそんな気がしてきちゃって。
私は風邪のときによくカラダがしびれるので、あまり気にしてなかったんですが、彼にそう言われたことで、不安が大きくなりました…。
結局、その日は会社を休んで、大きめの病院に行ったところ、なんでもなかったのですが、あんな言い方してビビらせないで〜って思いました」(30歳/商社)
心配してくれるのはありがたくとも、大げさな話になると、どんどんと不安になってくるのも心理。なんでもなかったからこそ「ビビらせないで!」って言えるけれど、極度に心配されると、瞬間的にかなり不安になりますよね。
心配性すぎる彼から届く体調を気遣うLINEは、“やさしさのかたまり”でもあります。
とは言っても、度がすぎたLINEが届けば、そのLINEのせいで「私、本当は具合が悪いかも…!?」な気にさせられる女子もいるようです。みなさんの彼は、いかがでしょう…?
並木まき
ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。