「白河夜船」ってどんな意味?
取引先との雑談で「まさに、“白河夜船”ですね」と言われたら、どんな様子を表しているのか、意味はわかりますか……?
白河夜船は「しらかわよふね」と読みますが、その意味まで聞かれると、自信がない人も多いかも!?
【問題】
「白河夜船」あなたは、どちらの意味で使いますか?
1.夜通し起きている
2.ぐっすり眠っている
正解は?
2.ぐっすり眠っている
よく眠っている様子や、知ったかぶりをしている人などに使う言葉です。
【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】では67%が正解していました(2018年12月9日現在)。
しらかわ‐よふね【白川夜船/白河夜船】
《京都を見てきたふりをする者が、京の白河のことを聞かれて、川の名だと思い、夜、船で通ったから知らないと答えたという話によるという》
(1)熟睡していて何も知らないこと。何も気がつかないほどよく寝入っているさま。
(2)知ったかぶり。
※ ※
同名の川もありますが、ここでは地名のこと。現在の左京区、岡崎公園付近にあたります。古くから交通の要衝で、花の行商人が集まり大いににぎわった場所です。
(ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より)
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▶︎ことばの総泉挙/デジタル大辞泉
初出:しごとなでしこ