この春、社会人デビューしたみなさん、おめでとうございます!ワクワクと同時に、新しい毎日への緊張や不安もいっぱい、ですよね!?そんなみなさんに、入社2〜3年目の先輩OLへの取材をもとに、入社1年目に「これだけは知っておきたかった…(涙)」な、ビジネスマナーの基本をまとめました。
ビジネスマナーの基本:名刺交換
名刺は初めて会う相手に、自分は何者かを伝える身分証明書のようなもの。仕事中は常に持ち歩き、ストックを切らさないように注意して。
【名刺交換の基本三原則】
・交換する順番は・・・上司の名刺交換が終わってから
複数人で名刺交換する際は、地位の高い人同士から順番に名刺交換を始めるのがルール。渡す順番も、先方の上司→部下の順が正解です。
・差し出す順番は・・・目下の人(新人)から先に差し出す
もし、相手が先に差し出してきたら、すぐに、「ご挨拶が遅れまして、失礼いたしました」とお詫びして、自分の名刺を差し出しましょう。
・訪問先では・・・訪問した側から差し出す
訪問する相手が現れたらすぐに立ち上がって挨拶をし、名刺を交換。訪問した側が、相手よりも下に名刺を差し出すのがマナーです。
【名刺交換 基本の流れ】
1.名刺を手元に準備し相手のそばまで行く
まず立ち上がって、相手と無理なく名刺交換できる距離まで近づく。テーブル越しや座ったままで名刺交換をするのはNGです!
2.名乗りながら両手で名刺を差し出す
相手の正面に立ち、会社名と自分の名前をはっきり名乗り、会釈しながら胸の高さに名刺を差し出す。名刺は相手が読める向きに。
3.相手の名刺を両手で受け取る
受け取るときは、「頂戴いたします」と一言。相手の名前が読めないときは、「失礼ですが、なんとお読みすればよいでしょうか」と質問。
<名刺を片手で出されたら…>
名刺を片手で差し出されるのは、同時に名刺交換しましょう、という合図。右手で名刺を渡されたら、名刺入れを持っている左手で受け取って。
【こんな名刺交換はNG!】
・下げすぎると取りずらい!
「新人は下から出す」を意識しすぎて名刺を下げすぎると、逆に取りづらい受け取りやすさも大切。
・名刺が汚い。折れ曲がっている
名刺は自分の分身のようなもの!キレイなものを持ち歩く習慣を。相手の名刺をぞんざいに扱うのもNG。
・もらった名刺をすぐにしまう
打ち合わせの間は名刺をしまわず、相手の席順どおりにテーブルの上に置く。名前と顔が一致して◎。
CanCam5月号 今どきTHE OLのための「新社会人の基本」BOOKより
【2016CanCam5月号掲載時スタッフ 構成/小森智子、高橋 萌、小嶋明恵】
初出:しごとなでしこ
古谷治子先生
マネジメントサポート代表取締役。
社員研修の第一人者として、40冊以上の著書を発表。わかりやすく、的確な指導で、多くの企業の人材育成を手がけている。