料理で毎日使うキッチンだからこそ、いつでもキレイに
ピカピカなキッチンだと、楽しく料理をすることができますよね。ということで、キッチン掃除のポイントを掃除コンサルタントの上原好志子さんに教えていただきます。
■汚れの性質で洗剤を使い分ける
「キッチン掃除の際、1種類の洗剤を使い回していませんか? 普段の食器洗いには中性。他に、水垢には酸性、油にはアルカリ性と、汚れの性質に合った洗剤を使い分けると、掃除の効率がグッと上がります」(上原さん)

■ポイント
✔︎汚れの性質に合った洗剤を使用(水垢→酸性、皮脂・油→アルカリ性)
✔︎「換気扇」の油汚れは、寒いほど落ちにくいので、秋にキレイにしておく。
✔︎ニオイや汚れのもと(換気扇・排水溝)となる場所をしっかり掃除する。
※酸性と塩素系漂白剤の洗剤を使用する時には、混ぜないように注意が必要。
■キッチン掃除の便利グッズ
キッチン掃除に役立つ便利グッズは何でしょうか? 上原さんがおすすめするのは、この4つ。
1.アルミホイル
真紅の排水溝のぬめり、細菌防止は、小さく丸めたアルミホイルを入れましょう。
2.重曹と酢
排水溝の汚れは、重曹と酢を混ぜて入れると発泡し、内側に付いた汚れが浮き上がります。
3.少量のリンス
換気扇のほこり防止は、ぬるま湯に少量のリンスを混ぜて塗ると、静電気を抑える効果で埃が付きにくくなります。
4.パスタやうどんの茹で汁
キッチン内の殺菌・抗菌は、サポニン(界面活性剤)が含まれる「パスタ」や「うどん」の茹で汁を活用。(大晦日の日のランチは、パスタやうどんがおすすめ!)

キッチンの排水溝の汚れが、なかなか落ちずに悩んでいる人も多いのでは? でも、アルミホイルや茹で汁など身近なものを使えば、一気に解決してくださいね。
初出:しごとなでしこ

教えてくれたのは…日本清掃収納協会認定講師 掃除コンサルタント “そうじの女王”こと 上原好志子さん
家業の清掃関連事業を継いだ後、2000年セルケア・リサーチ有限責任事業組合設立。2008年清掃代行「アップフィールド」に在籍。自治体など公的機関の清掃講座の講師を務め、清掃で起業を目指す後継者育成も手がける。
取り扱った掃除現場3,000件以上。お客様の「もうひとりの家族」として女性目線を生かし清潔で居心地よく整頓された快適空間を作るお手伝いと、豊富な経験から得た掃除のコツを伝える。
日本清掃収納協会 認定講師、日本清掃収納協会 片付け収納マイスター、日本清掃収納協会 清掃マイスター、一般社団法人 生前整理アドバイザー認定講師、WET特殊環境浄化媒技能士・調理師免許