「数奇」って正しく使えてる?
「今年、中途で入ってきた中山さんって、なんとも数奇な人らしいよ」と同僚から話しかけられたら、中山さんは運がいい人だと思う?それとも、運が悪い人だと思う?
「数奇」は、運の良し悪しについての会話で使われがちな表現だけれど、正しく使えている自信はある?
【問題】
「なんとも数奇な人だ」あなたは、どちらの意味で使いますか?
1.運が良い
2.運が悪い
正解は…?
2.運が悪い
「数奇」は、波乱に満ちた様子のこともいいますが、運が良いか悪いかでは「悪いこと」にしか用いません。
【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】では52%が正解していました(2018年8月29日現在)。
すう‐き【数奇】
《「数」は運命、「奇」は不運の意》
(1)運命のめぐりあわせが悪いこと。また、そのさま。不運。
(2)運命に波乱の多いこと。また、そのさま。さっき。
(ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より)
【もっとことばの達人になりたいときは!】
▶︎ことばの総泉挙/デジタル大辞泉
初出:しごとなでしこ