「きいたふうなこと」って漢字でどう書く?
「アイツは生意気なことばかり言ってるから、困るなぁ。今日もきいたふうなことを言っていて、参ったよ」と上司がボヤいていたら、どんな漢字が頭に浮かぶ?
「きいたふう」は、知ったかぶりや生意気な態度を示す言葉だけれど、漢字だとどう書くのが正解?
日本語の「いま」を見つめる国語辞典『大辞泉』が発信しているクイズで、ことばセンス&知識に関して自己点検してみましょう。「間違いやすい表現」をマスターして言葉・表現に自信をもてるビジネスウーマンに。
【問題】
「聞いた風なことを言うな」この文章は正しい? 誤り?
1.正しい
2.誤り
正解は…?
2.誤り
正しくは「利いた風」と書きます。
【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】では46%が正解していました(2018年8月13日現在)。
この場合の「きいた(きく)」は「聞く」ではなく、「気が利く」「機転が利く」などの「利く」です。
※ ※
きいた‐ふう【利いた風】
(1)いかにも物知りぶったなまいきな態度を見せること。また、そのさま。知ったかぶり。
(2)気の利いていること。また、そのさま。
(ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より)
【もっとことばの達人になりたいときは!】
▶︎ことばの総泉挙/デジタル大辞泉
初出:しごとなでしこ