■「私なんてまだまだだけど、みんなも頑張ってね」(Rさん/29歳女性)
「この前、同期女子が異例の出世をしたので、同期で集まってお祝いをしたんです。で、みんなが口々に『おめでとう』を伝えているときに『私なんて、まだまだだから! でも、みんなも頑張ってね』って返してきたんですよね。
『まだまだ』とか謙遜しつつも『みんなも頑張れ』って上から目線も入っていて、ビミョーな気持ちになりましたね。内心では、私たちに『勝った』と思っているんだろうな~なんて思ったら、なんだか無性にイライラしました」
同期より先に出世した場合、まわりの人を刺激しない配慮も大事。この女子は、ついポロリと本音が出ちゃったのでしょうか…。確かに、周囲が微妙な気分になるひと言です。
■「私より●●ちゃんのほうが可愛いですよ~」(Yさん/28歳女性)
「うちの会社にめっちゃ顔が可愛い同僚がいて、男性がいるとだいたい『ほんと可愛いよね~』なんて会話になります。
でも、その子はまわりに気を使うのか『いえいえ、私は●●ちゃんよりも、全然可愛くないですよ!』とか『●●ちゃんのほうが可愛いですよ!』とか、わざわざその場にいる別女子の名前を出して謙遜するんですよね。
ぶっちゃけ、誰がどう見てもその子は別格に可愛いので、そういう言い方をされるとかえってイヤミに聞こえてムカついてます…」
本人としては周りを立てたくて口にしている謙遜でも、あえて名前を出さないでいいシーンで自分の名前を出されると「わざわざそんな言い方をしなくても…」なちょっとしたイライラを招いていることも。
■「難関大学を出ているのに“バカですから”って?」(Iさん/33歳)
「私の勤務先は社員数21名の中小企業なんですけど、同期に有名難関大学出身者がいるんです。なんでも卒業と同時に結婚したとかで、ゆるっと働くのが目的で、うちの会社に就職したみたいですが….
で、その子の口グセが『私なんて、バカだから~』とか『みんなみたいに頭良くなりたい!』などと頭脳を引き合いに出した謙遜ネタなんです。あまりにも言うので、周りから『そんなことないよ~』って言ってもらいたいがゆえにわざと口にしているんじゃ!? と思うほど。
謙遜しているんだか、自慢しているんだか、よくわからない!」
出身校ネタはセンシティブな話題になることもあるけれど、あからさまに不必要なほど謙遜すると、周囲はかえってドン引き…なんてこともありますよね。
本人が謙遜しているつもりでも、周りがイラっとしてしまうフレーズを口にすれば、人間関係にも暗雲が立ち込めます。せっかく謙遜するなら、聞いている人が快いフレーズを選んで、コミュニケーション美人に♡
初出:しごとなでしこ