恋愛に大切なのは「自分軸を取り戻すこと」
しごとなでしこ読者のみなさま、はじめまして。
セクシャルカウンセラーの右京みさほです。
私は、『愛する人が隣りで眠るしあわせ』を多くの女性に手に入れるべきだと思い、活動しています。地球上のすべての人が敵になっても、愛する人がずっとそばにいてくれたら、きっとそれが生きる自信に繋がります。
そのためには、まず1人の女性として愛されること。セクシャリティという魅力を輝かせて(認めて)おくことが大事。
今回から恋愛とセックスについての連載をスタートさせていただきます。女性の心と身体をほぐしていくためのお話をさせていただきますね。よろしくお願いいたします。
どんな状況であっても自分軸でどれだけいられるか
皆さんは、恋をするとき、何を大切にしていますか。
色々な意見が出てくるかもしれませんね。それに正解、不正解はないので、あなたの中から出てきた答えは大切にしてください。
だけど、もしその答えをずっと握りしめて、恋愛が苦しくなってしまっているなら…、私が大切にしていることを、あなたの中の答えの1つに入れておいてもらえたら、もっと恋することが楽しくなるかもしれません。
私が大切にしていること、多くの方にお伝えしていることは「自分軸でどれだけいられるか」というところです。
あなたは自分軸と聞いて、何を思い浮かべますか?
自分なりの自分軸の捉え方を考えてみるのも面白いかと思いますが、私の考える自分軸とは『私は何を大切に生きたい?』と自分で自分に問いかけてあげること。
恋愛には色々な形があります。片思いから、独身同士のお付き合い、不倫関係、身体だけの関係など、様々。だけどその全てで大切なことが、自分がどうしたいかという軸を持って、どう愛するか、どう愛されるか。ここがとっても重要なのです。
人生のバトンを相手に渡さない
過去のわたしもそうでしたし、女性のお悩みを聞いていて一番感じるのは、自分の人生バトンを相手(恋人・夫・家族など)に渡している人が多いのですよね。
そして誰かにバトンを渡しているということは、自分の中身が空っぽの状態となり、それが続くと生きることまで苦しくなってしまいます。言ってみたら、どうして私は生まれてきたのかという、魂からのメッセージを無視した状態だからです。
でも、恋愛下手さんによくあるのですが、恋は傷つくものだと思っていること。そして実際に傷ついた経験が多いと、もうこれ以上傷つきたくないあまり、男性に合わせる、男性に遠慮する、メールが返ってこないなど小さなことを気にしてしまうなど、ずっと相手から見た自分を気にしてしまい、どんどんと本来の自分らしさがなくなっていく。
それがさらに「彼から選ばれようとする女」という、重い恋愛マインドに変化して、どんどんと恋がうまくいかなくなってしまうのです。
私のこと選んで? ねえ選んでよ? なんで選んでくれないの? 私の何がいけないの? 教えてよ!! なんで黙ってるのよ。1回セックスしたじゃない。彼女にしてくれないなら私、どうなるかわからないわよ!! という「マインドが超重い女」になって、男性を引かせるのだけが得意になってしまうのですよね。
本当に、多くの女性は怖がりさんです。特に「失うのが怖い」の。私もそうだったので、よくわかるのですが、最初の結婚なんて、夫が私以外の人に目をやらないように、「今、誰か違う人のこと見た? 浮気するつもり?」と、下からのぞき込むような疑いの目つきで、夫を見る。それはそれは重い念を送っていました。
でもね、(失うのが怖いから)彼が私のもとから逃げないように、ずっと選んでもらおうとするよりも、まずは自分が女性としての人生を楽しんでみる。そのほうが本当の望む愛を手に入れる恋愛において大切なことであり、それが結果として自分軸の確立になっていくのです。
彼の顔色を気にして行動に移せないと、結局、何も始まらない。すべては行動してみてから。行動して傷つくのか、逆にそこから始まるのか。行動していない状態では何もわからないのです。自分の人生を早く望む世界に近づけるためにも、結果が“速くわかる”ということはとても大切です。望まない結果だったら、手放していけばいいのですから。
さらに、恋愛マインドが軽くなって、逆に男性を選ぶ側になったらどうなると思いますか? 女性の軽やかなマインドに惹かれて逆に男性が引き寄せられてくる、というオマケがついてきますよ(笑)。
なので、ぜひ「自分軸」というバトンを自分で持っていてください。
選ぶ側になると女性はキラキラと輝いていく
そして、自分軸というバトンを自分で持つということは、自分ですべてを決めるのではなく「誰に持っていてほしいか?」ということも、自分で決めてしまうことができます。「甘える、委ねる」という選択も自分で決めていい、ということになりますね。
今は相手にバトンを渡してみよう。そう思っているときは、たとえ相手にバトンが渡っていても、自分で決めていることなので、きちんとした自分軸があります。
どんな時にも、自分で決めていく。バトンは渡してみてもいいし、渡さなくてもいい。だからこそ「あー、この人、私の生き方に必要ないわ。さようなら」と、男性から選ばれようとするのではなく、自分で愛する人、愛したい人を選ぶ女性になれるのです。
自分が選ぶ側になると思ってみてください。とても楽しくてワクワクしませんか? しかも、そのキラキラしたエネルギーに、男性が引き寄せられてやってくるなんて。これはもう選び放題ですよね(笑)。
私の周りの、恋や愛の自分軸というバトンを持っている女性たちも、それはそれはモテていらっしゃいます。しかもそういう女性は、恋愛だけでなく仕事においても、自分の足で切り開いている方が多いのが事実です。
セックスのときは彼にバトンを委ねてみよう
バトンを自分で握っておいてねとお伝えしてきましたが、セックスのときは、バトンを渡さないわよ! とガチガチになってしまうと、気持ち良さが半減してしまいます。
なぜならセックスのときに重要になるのが「男性に身を委ねること」だから。さらにこの身を委ねるということは、ただ何もせず、寝ているだけで良いというわけでもありません。
大切なことは、安心して身を委ねるためにも、自分のしたいこと・してもらいたいことは、きちんと伝えていいんだという「自分軸」がとっても大事。
セックスについてお互いの思いを伝え合い擦り合わせていくことで、いつも以上に気持ちよさが増し、2人の中でセックスが大切なものになっていく。これはセックスレス回避にも繋がりますよね。
自分軸に戻るには、自分の中のネガティブな感情に気付く
自分軸のお話をしてきましたが、自分軸がわからない人のために、自分軸を取り戻していく方法があります。それは、自分の中のネガティブな感情に気付くということ。
人は傷つくことが起こると、その思いを長く持ちたくないので、すぐポジティブ思考に切り替えたり、その思いを無視して見ないようにし、楽しい行動をあえて行います。
ですが、自分の中から湧き上がってきた感情を無視し続けていても、その感情は心の奥底に残ったままで癒されず、 また別の出来事によって、その傷ついた思いを浮上させます。癒されない以上、その感情は繰り返されていくのです。
腹黒い自分がいるということを認める、「こんな人生もう嫌だ!」というネガティブな感情が湧き上がってくる。それを認めて受け止め、癒されていくことで自分軸に戻っていくのです。
どう生きていきたいか、どう在りたいか。それは人それぞれ違います。なので、自分軸も人によって違うもの。
旦那様の浮気を公認している奥様もいらっしゃいますよね。世間から何を言われようと、それを良しとしているのは、自分が決めているから。これも自分軸です。自分がどう在りたいかが大切です。
どんなときも、自分軸でいられることは、心を安定させることにも繋がります。選ばれようとする重いマインドの女性でいるよりも、自分が選ぶ側の軽やかマインドの女性でいたい。
常に「私には何が大切か」を意識して、本当に望む愛を手に入れてしまいましょうね!
初出:しごとなでしこ
右京みさほ セクシャルカウンセラー
カウンセリング・セミナー講師
幼少期から生きづらさを感じ、母娘間における自分の在り方で苦しむ。ヒヨコちゃん女子のための「しあわせ極上Fテクセミナー」「官能的エプロン講座」など、人気講座を開講中。女性のセクシャリティ開花力にはかなりの定評があり、一緒にいるだけでもセクシャリティ(魅力)を開くほどのセクシャルエネルギーの持ち主。セクシャリティや女性性開花、浮気や不倫、セックスで悩む女性など、日本全国をはじめ海外からもセッションを受けに来るクライアントもいるほど大人気のカウンセラー。ホームページでは恋愛占い「恋のおまもり」を毎週アップ中!
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