同僚たちとコンピューターの話題になっているシーンで「佐々木さんって、ハッカーみたい!」と耳にしたら、どんな人をイメージする?
近年この「ハッカー」ということばをよく耳にするけれど、正しい意味を知ってますか?
日本語の「いま」を見つめる国語辞典『大辞泉』が発信しているクイズで、ことばセンス&知識に関して自己点検してみましょう。「間違いやすい表現」をマスターして言葉・表現に自信をもてるビジネスウーマンに♪
【問題】
「ハッカー」あなたは、どちらの意味で使いますか?
1.コンピューターに詳しい人
2.コンピューターを悪用する人
正解は?
1.コンピューターに詳しい人
英語の綴りは《hacker》で、本来はコンピューターやネットワークに精通している人という意味で使われます。
【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】では、58%が正解していますが、41%つまり半数近い人が誤った意味を正しいと思ってしまっています(2018年4月4日現在)。
ハッカー【hacker】
コンピューターやコンピューターネットワークに精通した人。高い技術力や豊富な知識をもち、プログラムを解析して巧妙に改良したり、ネットワークの安全性を検証したりする者を指す。
※ ※
ハッカーは本来、コンピューターの知識が豊富な人のことをいう言葉でした。しかし、その知識を悪用した犯罪が増えたため、残念なことに、犯罪者の代名詞のようになってしまった時期もありました。近年では、不正行為を行う者のことは「クラッカー」とよんで区別されます。
(ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より)
【もっとことばの達人になりたいときは!】
▶︎ことばの総泉挙/デジタル大辞泉
初出:しごとなでしこ