【優秀100均】初心者でも扱いやすく、本格的な家具も作れる「すのこ」DIY
こんにちは。
なでしこリポーターズの長縄由実です。
最近インスタグラムで「DIY」の家具やインテリアを見かけること多く、私も作れたらいいなと思いながら見ています。
そんな中、よく目にするのが「すのこ」を使ったDIY。すのこはもともと湿気防止のために使われるものだと思いますが、すのこのそのままの形を生かしてペイントをしたり、組み立てるだけでインテリアや家具が簡単に作れます。解体も組み直しも簡単でDIY初心者でも扱いやすく、本格的な家具も作れると評判です。
ということで、今回はDIY初心者の私がすのこで棚作りにトライしましたので、その様子をリポートいたします!
【目次】
・100均で手に入る「すのこ」の種類は?
・【100均すのこDIY】結束バンドを使えば、瞬時に棚が完成!
・初心者でも超簡単! 本格的な100均の「すのこ」を使った棚の作り方
・DIYで大切なこととは!?
100均で手に入る「すのこ」の種類は?
すのこはホームセンターなどでよく見かけますが、今は100円ショップで簡単に手に入ります。事前に調べてみると、セリアのすのこは、しっかりしていてサイズ感もよく使いやすそうです。
では、セリアにはどんなすのこがあるのでしょうか。
サイズは…
✔︎横45×縦20cm
✔︎横40×縦25cm
✔︎横33×縦37cm
の3種類で、大きさによって板の本数と横幅が違います。
どのすのこも素材は桐でできていてとても軽いので、初心者でも楽々作業が進みそうです。
以前、複数のカラーボックスを部屋に置いて収納をしていたのですが、「重厚感があり部屋全体が狭く見える」「通気性が悪くカビが発生してしまう」「サイズ感がマッチしていない」という理由により、引っ越しをきっかけにすべて廃棄してしまいました。
今は自宅に収納棚がなく、フレグランスなどの置物は全て直置きで、消耗品も取り出したい場所にキープできず、毎度ストック場所へ取りに行っていました。
そこで今回は、100均のすのこで棚を作ってみることに。すのこの棚であれば、「重みがなく軽い印象で部屋が広く見える」「通気性が良い」「コンパクトでサイズ感が良い」という、すのこの良い部分をいかせますよね。
しかし、何を隠そうDIY超初心者の私。一体、うまくできるのでしょうか?
【100均すのこDIY】結束バンドを使えば、瞬時に棚が完成!
ちなみに、今回は釘を用意しましたが、釘がなくても簡単に留められる方法が結束バンドです(結束バンドもセリアで購入)。
作り方はいたって簡単で、組み立てたすのこの留めたい部分を結束バンドで止めるだけ。これで、簡単にすのこが固定されます。
すのこの板の厚みは7ミリ程度なので、太い釘を打ってしまうと板にひびが入る可能性もあるので、最初はこの方法でやってみるのもいいかもしれません。
数カ所結束バンドで止めるだけでも、こんな風に棚が完成しました。
念のため、自宅にあったル・クルーゼの鍋を乗せてみると…
この状態だけでは、やや不安定です。重いものを乗せてみて板が反るようであれば、板を重ねたり、中央部に脚を足すなど手を加えて調整するのがいいかと思います。
収納に使うには問題ない見た目ですが、今回私が作りたい棚はあくまで「インテリア」としての棚。結束バンドで作る棚は簡単ではありますが、見た目的にはもう少し頑張りたいなというのが正直な感想です。
ということで….
初心者でも超簡単! 本格的な100均の「すのこ」を使った棚の作り方
【使用するすのこ】
今回はセリアで購入した「横45×縦20cm」と「横40×縦25cm」のすのこを使用。
【解体や組み立て、ペイントで使う材料】
✔︎スチールミニハンマー(1)
✔︎万能ボンド(2)
✔︎ホーム釘70Pブロンズ(3)
✔︎ハケ多用途用(4)
✔︎水性塗料アースホワイト(5)
✔︎ボビー鋸(6)
実はこれらもすべてセリアで購入したもの。いやはや、最近の100均ってなんでも揃うんですね。
■1:インスタでも人気! 簡単に使える「マルチ棚」
まずは、インスタグラムでもよく見かける「すのこ棚」に挑戦してみました。
組み立てるだけでも簡単に棚が作れるみたいですが、少しアレンジをして通気性が良いすのこの特徴を生かした、涼しげな印象のすのこ棚を作りたいと思います。
【材料】
・「40×25cm」のすのこ(セリアで購入)…4枚
※木工用板やアンティークワイヤーバスケットなどがあるとアレンジの幅が広がります。(ともにセリアで購入)
【作り方】
1_すのこ(1枚)を解体する。
まずは、すのこ(1枚のみ)を解体して木材を作ります。解体の仕方をネットで調べると、マイナスドライバーをつなぎ目に入れてハンマーで軽く打ち込んではずすというのが一般的のようですが、セリアの40×25cmのすのこなら、板と板をしっかり挟み込むことができるので、てこの原理を使って簡単に取り外すことができました。
右手を下に押せば、左の下駄(留める為の細い材)がはずれます。
2_板をペイントする。
使用するすのこ全てを両面に色付けします。
ペイントってかなり大掛かりなものだと思っていましたが、セリアで購入した塗料はインクのようないやな匂いが全くなく、ハケを使って室内(シートを敷くのをお忘れなく!)で簡単に作業することができました。
3_残りの3枚のすのこを組み立て、釘打ちする。
釘打ちに自信がなかったので、万能ボンドで板と板を固定してから打ちました。板がずれることなくしっかり固定されるので、初心者でもまっすぐ釘を打ち込めます。
すのこは7ミリほどの厚みなので、1.7cmの一番小さい釘でしっかり固定されました。
4_解体した木材のうち2枚を釘打ちをする。
1で解体した木材のうち2枚を、サイドのすのこに橋をかけるような形で釘打ちする。
すると、マルチに使用できそうなすのこ棚が完成しました!
写真を見ていただくとわかるのですが、両サイドのすのこをずらして固定しています。これで、より風通しがよく涼しげな印象になるようにしました。
マス目が大きくて置けないというものには、セリアで購入できるアンティークワイヤーバスケットや工作用板を使用すれば小さいものでもディスプレイできます。
また、ベランダに置けば植木棚としても使えそうですし、本棚としても使えます。場所を選ばす様々な用途に応じて使える便利な棚が、本当に簡単にできてしまいました。
■2:100均すのこで作る「トイレの棚」
なかなかしっくりくるサイズ感が見つけられないトイレの棚。セリアのコンパクトなすのこで、ジャストサイズのトイレ棚を作ってみようと思います。
【材料】
・「45×20cm」のすのこ(セリアで購入)…2枚
・木工用板(セリアで購入)…1枚
・アンティークワイヤーバスケット(セリアで購入)
【作り方】
1_トイレのサイズに合わせて「すのこ」をカットする。
私の家のトイレはお世辞にも広いとは言えず…。なので(1枚につき)4本ある木材を3本に。ノコギリで簡単にカットできました。
2_板をペイントする。
好みの色にペイントします。私は今回「白」を選びましたが、トイレならちょっと冒険した色を使ってもいいかも?
3_3箇所釘を打つ。
アンティークワイヤーバスケットをひっかけるために、3箇所釘を打つ。
4_一番下のつなぎ部分に工作用板を置いて釘を打ち固定する。
上に置くものによって板の厚みを変えてもいいかもしれません
と、こんな感じで、トイレにちょうどいいサイズ感のコンパクトなすのこ棚が完成しました。
このサイズならトイレにおいても狭く感じず、直置きだった消臭剤も棚に載せることでより清潔感が出せます。
■3:間接照明付きでおしゃれ!「玄関のすのこ棚」
玄関はいつもきれいな印象にして人を気持ちよく迎えるスペースにしたいですよね。靴やスリッパ、傘などの他に、お花や縁起物をきれいにディスプレイしている人も多いと思います。
私は玄関下に間接照明がほしいと思っていたので、すのこの隙間を利用して、間接照明にもなるすのこ棚を作ってみました。
【材料】
・「40×25cm」のすのこ(セリアで購入)…2枚
・インテリアLEDライト(セリアで購入)…6灯
【作り方】
1_玄関のサイズに合わせて「すのこ」をカットする。
トイレ棚と同様、自分の家の玄関のサイズにあった大きさにすのこをカットする。今回も、(1枚につき)4本ある木材を3本に。ノコギリで簡単にカットできました。
2_板をペイントする。
好みの色にペイントします。
3_上の面にする「すのこ」のみ、3列ある木材を4列にする。
現在3列ある木材のうち、真ん中の木材のみ釘を抜く。その木材と、1でカットした木材を使って4列の「すのこ」にする。
下の面にする「すのこ」はそのままでOK。
4_4枚板のすのこを上の面にして両板の下駄を合わせてくっつける。
5_1でカットしたもう残りの木材を囲んだ箇所に釘で打つ。
6_インテリアLEDライトのスイッチ部分をすのこの一番奥部分にはめ込み、まんべんなく光が通るようにライトを配置する。
間接照明にもなる玄関で使えるすのこ棚が完成しました。
低い棚を置くことで小さい玄関も狭くならず、開放感が出ます。棚の上の置物もライトアップされてより存在感が増しました。
DIYで大切なこととは!?
このように100均すのこでなら初心者でも簡単にDIYで理想の収納棚を作ることができました。
✔︎すぐに材料がそろうこと
✔︎解体と組み立てが簡単にできること
✔︎自分の好きなアレンジができること
これが初心者でも楽しくチャレンジできた100均すのこDIYの魅力だと思います。
そして、DIYは作りたい物のイメージをしっかり固めることが成功の秘訣だと思います。なんとなくこういう雰囲気のものを作りたいというだけでは、頭の中が整理されず作業がスムーズに進行していきません。まずは作りたいもののイメージを自分の中でしっかり組み立てるということが大切だと思いました。
初心者でも簡単にできる100均すのこDIYで、みなさんも理想の収納棚を作ってみてはいかがでしょうか。私は次は「すのこ」で椅子作りにチャレンジしてみたいと思います!
初出:しごとなでしこ
長縄由実 なでしこリポーターズ
外国人向けの物件を扱う不動産会社で勤務する傍ら、なでしこリポーターズとしても活躍。趣味はカメラ。休日はインスタジェニックな場所を求めて話題のスポットへ繰り出すことも。特技は外国語(英語・韓国語)。