同僚女子と「今日のランチどこ行こっか!」と相談している時間は、働く女子にとって、つかの間の休息。
こんなシーンで「今日はパスタに行こうよ♡」と誰かが提案すれば、イタリアでおなじみの細い麺が頭に浮かぶ人も多いはず。
そう言えば、あの細い麺は「スパゲッティ」と言う人もいますよね。
ところで「パスタ」と「スパゲッティ」って、同じもの? それとも違うものを指すことば?
日本語の「いま」を見つめる国語辞典『大辞泉』が発信しているクイズで、ことばセンス&知識に関して自己点検してみましょう。「間違いやすい表現」をマスターして言葉・表現に自信をもてるビジネスウーマンに♪
【問題】
「イタリアの細い麺」あなたは、どちらを使いますか?
1.スパゲッティ
2.パスタ
正解は?
イタリアの細い麺なら「スパゲッティ」が正解。「パスタ」は「麺類」を指すことばですので、間違いではないけれど、広い意味で使われています。
【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】では、41%の人が「スパゲッティ」を選んでいましたが、58%つまり過半数の人は「パスタ」を選んでいました(2018年3月29日現在)。
「パスタ」は麺類のことで、スパゲッティやマカロニ、ラビオリなどの総称です。日本では特にスパゲッティ料理になじみが深いので、パスタといえばまずあの細麺を思い出す、という人も多そうですね。
※ ※
スパゲッティ【(イタリア)spaghetti】
《「スパゲティ」とも》パスタの一種で、小麦粉で作る棒状の麺(めん)。イタリアでは食事の初めに食べるもので、このあとに肉や魚料理が続く。
(ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より)
【もっとことばの達人になりたいときは!】
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初出:しごとなでしこ