ドイツ製MAWA(マワ)の人体ハンガーは、唯一無二、究極のハンガーだと思ってたけど…
ファッション編集者歴ウン十年の編集Mは、長年、名品と名高い「MAWA(マワ)」のハンガーを愛用してきました。
ドイツのマワ社が作るこのハンガーは、襟ぐりの大きなニットやサラサラ素材のワンピースでも決して滑り落ちない、ノンスリップコーティングが何よりも優秀! 最初に出会った時は本当に感動して、それまで木製で揃えていたハンガーを全部買い換えました。
そうすると! 厚さがわずか1cmのマワハンガーなので、スペースがギュギュッと収縮され、クローゼットに1/3ほどの余裕が生まれたのです。あの時は感動したなぁー。
さらに! 「人体ハンガー」という日本名のように、人の体の肩のカーブに近い設計なので、肩にぼこっとハンガーの跡がつくことがないんです。
「滑らない・型崩れしない・場所を取らない」文句なしのハンガーとして世界中から愛されているマワのハンガー。
編集Mも「もうこれ以上のハンガーには出会えないであろう」「これが私の打ち止めハンガーだ」と思って、新たなハンガーを探し求めることはなかったのです。
ちなみに普通の角ばったハンガーだと、ニットをかけた時に肩にボコッとあとがつきますよね。これ、お出かけ直前に気づいたりするとかなーり切ないです…。
▲肩先が角ばったハンガーにカーディガンをかけたところ
ニトリで出会ったハンガーも「滑らない・型崩れしない・場所をとらない」優秀っぷり!?
「ちょっとハンガーが足りないな〜」。その日、東急ハンズ新宿店でマワハンガー(ゴールド)6本セット¥1,886(税抜)を購入した編集M。
続いてお隣のニトリに足を踏み入れると、なんと同様タイプのシルバー色のハンガーが。
速攻スマホで検索すると、どうやらこちらも滑らないハンガーとして大人気のハンガーらしい。そしてお値段はなんと3本¥277(税抜)!! つーか、先ほど購入したマワさんの約1/3じゃないですか!?
これは両者を比較研究するしかない! と思い購入。さっきハンズで同じようなものを3倍の価格で買ったなぁ…とふと不思議な気持ちになります。
▲写真左/マワ 写真右/ニトリ
マワvsニトリ 滑らないハンガーを徹底比較してみた
まずハンガーの最も大事な機能、洋服のかけ具合。同じカーディガンをかけ比べてみます。
▲カーディガンをかけたところ。写真左/マワ 写真右/ニトリ
特に大きな違いは感じません。
どちらも滑らないし、肩先もまろやかカーブで跡がつかなさそう。両者とも素晴らしいハンガーです。
違いはフックと肩先にありました。
▲写真左/フック比較 写真右/肩先比較
マワのフックがスリムでシュッと首が長いのに比べて、ニトリは大きめのカーブで首は短め。
肩先のコーティング仕上げは、マワに比べてニトリはやや粗い印象です。カーブにも違いがありましたが、洋服をかけた時への影響は感じられませんでした。
バリエーションは、ニトリはシルバーのみ、サイズも1種類のようです。シルバーという色名でしたが、キラキラ感が薄いのでグレーに近い印象です。
マワのカラーバリエはゴールド、シルバー、ブラック、ホワイトのほか、限定品で赤なども見ることがあります。こちらのシルバーはラメがはっきり認識でき、まさに「シルバー」という印象です。
マワはサイズや形状もさまざまあり、価格もネットショップによっていろいろです。が、ニトリのように1本あたり¥100を切るというものはなかなか見つけられないと思います。
ニトリのシルバーカラーですが、ロット違いで色に微差がありました。
▲ロット違いで色に微差あり(ニトリ)
ちょっと青っぽいシルバーと灰色という感じのシルバー。ま、服をかけちゃえば見えないのであんまり気にすることではないかもしれません。
最後に主な使用上の注意書きの違いを見てみます。
マワは火気の近くでの使用NG。
ニトリは屋外使用NG/濡れたものをかけることはNG(色移り、変色、カビの原因に)/火気の近くや熱風のあたる場所での使用NG、とあります。
マワ 人体ハンガーvsニトリ アーチ型ハンガー 比較まとめ
どちらも人気のマワの人体ハンガーとニトリのアーチ型ハンガー。
編集Mの結論を申しますと、
バーにかけた時に首が長くシュッとした感じや、ゴールドやシルバーのラメ感、ブラックや白など、色にこだわりたい人にはマワがおすすめ。
コスパ重要、色はグレーっぽいシルバー一択でいいという人はニトリ。
性能はどちらも文句なしの逸品でございます!
初出:しごとなでしこ