台湾在住ライターが厳選「台北からMRTで行ける」インスタスポット
■1:四四南村(スースーナンツゥン) 最寄駅:台北101/世貿駅
ガイドブックにも必ず乗っている大人気スポット。名前から「村?」と想像するかと思いますが、全く違います。
元々は旧日本陸軍の倉庫であったところに、第二次世界大戦後外省人が住居としていたもので、文化的な施設としても貴重。最近その施設がリノベーションされ、オシャレなカフェがあったり、土日にはマーケットやミニライブが開かれたりと活気がある場所になっています。
台湾ではウェディング撮影で利用される方も多いです。
▲ニューイヤーの際は台北101から花火が打ち上げられますが、この辺りはその見物客でごった返す人気な場所。台北101を背景に撮影することも可能なエリアです。
▲ガジュマルの木が絡み合い、昔と今が共存しています。
▲土日にはイベントやマーケットが行われています。
四四南村
【住所】台北市松勤街50號
【アクセス】MRT台北101/世貿駅出口2より徒歩約3分
【開放時間】敷地内にはいつでも自由に入れますが、建物内、お店の営業時間は異なります。
■2:台湾大学(タイワンダーシュエ) 最寄駅:公館駅
日本統治時代は旧帝国大学であった台湾大学(以下、台大)は多くの学生が通う、台湾一の大学です。
▲こちらが台湾大学の正門。
地図をみるとわかるのですが、とても広大な面積を誇る大学内には学生が集う飲食店はもちろんのこと、床屋さん自転車修理屋さん、そして農場など多くの施設が備わっています。もちろん一般人がキャンパス内を歩くことは問題ありません。(建物内に入る場合は許可をとってご入館ください)
▲まっすぐ伸びるヤシの木と、果てしなく続くようにもみえる美しい通りが台大メインストリート。いかにも南国感にあふれた写真を撮ることができます!
▲このメインストリートの真ん中右側にシンボルともいえる鐘(傅鐘「ふしょう」と呼ばれています)があります。1日に21回鳴るそうです。
このストリートの正面には台大が誇る図書館があります。正門から10分ほどでたどり着けます。図書館を背景にジャンプした写真をとれば、あなたも台大生?!
台大内にはこのストリート以外にも美しいスポットがたくさん! ただ、学生がいる時間は自転車が多く、車の横行もありますので十分にご注意ください。
台湾大学
【住所】台北市大安区羅斯福路四段1号
【アクセス】MRT公館駅の出口2より徒歩2分ほどで正門到着
■3:華山1914文創園區(ファサン1914ウェンチュゥァンユェンチュー) 最寄駅:忠孝新生
1914年築の酒造工場跡地を利用したリノベーション施設の先駆け。施設内には台湾の雑貨のカワイイお店やオシャレなレストラン、ミニシアターなどもそなえる複合施設となっています。元工場という性質上、2、3階よりも1階にショップが集中しているため、ベビーカーやご年配の方も気軽に立ち寄れます。
ちなみにここの地名「華山」という名前の由来は初代台湾総督の樺山資紀に由来。まさに日台の関係を感じられる、歴史的にも興味深い場所。
施設内には期間限定ショップや限定イベントなども開かれているので、行く度に新たな発見があり、何度訪れても飽きることがありません。
▲昼間はファミリーが多いです。
▲趣のある風景。かわいい雑貨屋さんも多く、歩くだけで台湾を感じながら楽しめます!
華山1914文創園區
【住所】台北市八徳路一段1号
【アクセス】MRT忠孝新生駅出口1より徒歩5分。
※敷地内にはいつでも入れますが、各お店の営業時間は各お店により異なります。
■4:萌えポスト(微笑萌郵筒 /歪腰郵筒)(ウェイシャオモンヨウトン/ワイヤオヨウトン) 最寄駅:南京復興
以前、日本でもニュースになっていたのでご存じの方も多いのではないでしょうか。中国語では微笑萌郵筒、日本語の直訳で微笑み萌えポスト。もしくは歪腰郵筒、日本語の直訳で腰曲がりポスト、と呼ばれています。
2015年8月に台湾をおそった台風13号の強風により、看板がポストを直撃。その日からこのような姿に変わってしまいましたが、その絶妙な角度と、かわいい色でたちまちSNSで拡散され大人気に。
赤と緑色のコンビネーションがまたかわいさを増していると思います。ポストなだけに営業時間もないので、時間を気にせず、近くに来た際に立ち寄ってみてください。
▲当時の台風被害を示す看板が取り付けられています
萌えポスト
【住所】台北市龍江路104号
【アクセス】MRT南京復興駅出口1から徒歩2分。
■5:松山文創園區 最寄駅:市政府
日本統治時代の1937年に設立されたタバコ工場の跡地を利用した台湾カルチャー発信地。工場独特の雰囲気を残しつつ、オシャレなカフェやモダンなショップなどが集まるリノベーション施設です。
約60年間タバコ工場として活躍していただけに、一つ一つの建物はとても歴史を感じさせるものですが、中に入るとクリエイティブアートな空間となっています。
また、敷地内には「台北文創」と呼ばれる展示会なども行える大きな建物がありますが、1~3階はお土産に最適なショッピング街にもなっています。
▲バロック式庭園はかつて、ここの工員がでのんびり休憩でもしていたのかな。
松山文創園區
【住所】台北市光復南路133号
【アクセス】MRT市政府駅出口1より徒歩10分、もしくはMRT国父記念館駅出口5より徒歩15分。
いかがでしたか? 台北には思わず写真を撮りたくなってしまうようなスポットがたくさんあります。
古いものを新しく作り替えるのではなく、古いものをそのままに残し、モダンなものを取り込むリノベーションが流行っています。台湾の歴史とアートも一緒に感じられることはとても良いですね。
台北は思っているよりも小さい街。MRTに載って北から南、東から西と時間を有効に使って、ステキなインスタスポットにぜひ行ってみください。
初出:しごとなでしこ