会社の後輩から「マジな話ですけど、私は課長のことが大好きなんです。でも仕事に影響が出ないよう、ふたりとも気をつけているんですけど、周りにはバレてますか?」と、社内不倫(!)の相談をされたら、どう思う?
相談の中身より「先輩に向かって“マジ”とか言うなんて、言葉づかいがなってない!」と思う人もいるかも?
ところでこの「マジ」ということばって、若者言葉? それとも歴史ある日本語?
みんなは「マジ」って、日常的に使ってる?
日本語の「いま」を見つめる国語辞典『大辞泉』が発信しているクイズで、ことばセンス&知識に関して自己点検してみましょう。「間違いやすい表現」をマスターして言葉・表現に自信をもてるビジネスウーマンに♪
【問題】
「まじな話、あれをどう思う」の「まじ」は、若者言葉? それとも江戸時代から使われている言葉?
1.若者言葉
2.江戸時代から使われている言葉
正解は?
2.江戸時代から使われている言葉
「まじ」は「まじめ」の略で、本気であるさまなどを示す日本語。大辞泉にも収録されていて、なんと江戸時代からあった歴史の長いことばなのです!
「マジですか」なんて言われると「若者言葉を使ってる!」と言いたくなる人もいるかもですが、実は、最近の若者文化から生まれた言葉ではなかったというわけ。
【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】では32%しか「使う」を選択しておらず、67%つまり約7割の人が「使わない」を選んでいました(2018年2月14日現在)。
まじ
《「まじめ」の略》本気であるさま。本当であるさま。
※ ※
若者言葉のように思われがちですが、実は江戸時代にはすでにあった言い方で、歌舞伎のセリフにも登場します。
(ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より)
【もっとことばの達人になりたいときは!】
▶︎ことばの総泉挙/デジタル大辞泉
初出:しごとなでしこ