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LIFESTYLE

2017.12.20

2018年カレー流行予測!【麻婆豆腐】が新キーワードに!? カレー細胞×カレーおじさん\(^o^)/スペシャル対談(後編)

カレーマニアなら知らない人はいないBIG2の夢の対談が実現! 当連載の執筆者・10年間1日たりとも欠かさずにカレーを食べ続けているカレーおじさん\(^o^)/(2018年2 月27日マツコの知らない世界出演)が、カレー食べ歩き界の重鎮・カレー細胞さんをお招きしてのスペシャル対談。前回の「2017年カレー総括」に続き、「2018年のカレートレンド」をとことんトーク!

2017年オープンの注目の新店は!?
2018年のカレートレンドは「麻婆豆腐」!?

カレー食べ歩き界の重鎮・カレー細胞さんと、カレーなでしこ執筆者であるカレーおじさん\(^o^)/のカレー対談。

前半はカレー食べ歩きのきっかけから、今大流行中の大阪スパイスカレーの流れと現状、そして今後期待される新たな動きなど、おおいに盛り上がりました。

前編▶︎ 2017年、カレー界では何があった? カレー細胞×カレーおじさん\(^o^)/スペシャル対談(前編)

後編は、2017年注目の新店2018年の展望などを熱く語り合います。


東京で「スパイスバル」「間借りカレー」店が増えた

編集部(以下、編):では早速ですが、今年できたお店で注目のお店はありますか?

カレーおじさん\(^o^)/(以下、お):2017年は1月に水道橋に「カレー&オリエンタルバル桃の実」ができたのが最初ですかね。桃の実は本郷三丁目にある人気店の姉妹店で、本格的なカレーライスとおつまみとお酒というスタイルがリーズナブルな価格でいただけるお店です。これも先ほどお話に上がったスパイスバル的にも使えますし、カレーライスのお店としても良いんです。

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「桃の実」マトンカレーセット

カレー細胞(以下、細):スパイスバルという流れでいうと本駒込の「コザブロ」や千歳烏山の「ハバチャル」は今年できたお店の中では要注目です。コザブロは築地市場内にある老舗のカレーライス専門店で働いていた方が、インド料理を学んで独自のカレーとスパイス料理を出しているお店です。

「コザブロ」2種盛り
「コザブロ」2種盛り

ハバチャルもカレー界では名のある方がアチャールというインドの漬物的な料理をつまみにお酒を飲むというスタイルで出したお店で、カレーも小さいサイズのものが安くいただけて、女性にもおすすめですよ。

お:今年できたお店というと、個人的に高田馬場に移転した「ブラザー」は外せません。移転前の下落合時代から大好きだった限定メニューの鯖キーマが、ついに最近レギュラーメニューに変わったんですよ!

「ブラザー」鯖キーマ
「ブラザー」鯖キーマ

それと高田馬場といえば高田馬場で夏限定の間借り営業をしていたお店が「青藍」として高円寺に最近実店舗オープンしたんですが、そこもおすすめです。東京流のスパイスカレーという感じで、花椒のきいたカレーが美味しくて。

「青藍」カレー定食2種盛り
「青藍」カレー定食2種盛り

細:間借りカレーは東京でも増えましたね。新宿ゴールデン街の「エピタフカレー」や新宿三丁目の「サンラサー」なんかも今年ですか。

「エピタフカレー」2種あいがけ
「エピタフカレー」2種あいがけ
「サンラサー」日替わりカレー
「サンラサー」日替わりカレー

お:サンラサーは最近東新宿に実店舗オープンしましたよね。あとはやっぱり堀北菖蒲園にある「コーヒーロー」。以前カレーなでしこでも紹介しましたがここも最高です。もっと人気出て、もっと面白くなりそうだって期待しています。

「コーヒーロー」スパイス定食(あさりカレー)
「コーヒーロー」スパイス定食(あさりカレー)

細:期待の星という意味では代々木公園の「スパイスポスト」もあります。まだ粗削りなんですが進化しそうな気配を感じています。

編:どういうところで進化しそうだってわかるんですか?

細:カレーに対する熱意と愛ですね。

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@本石亭にて

2017年はカレーへの熱意と愛が溢れた店が続々オープンした当たり年

お:最近はカレーマニアだった方がお店を出すことも増えてきているんですが、やっぱり本当にカレーを好きな方が作るので、商売っ気以上にカレーに対する熱意と愛がある。そういうお店はどんどん美味しくなるんですよ。

細:今年できたお店ではなく去年できたお店なんですが、大久保の「魯珈」なんてまさしくそうですね。最初から完成されていたんだけど、さらに美味しくなっている。

「魯珈」ろかプレート
「魯珈」ろかプレート

お:本当にそう! レギュラーメニューの味も確実に上がっているだけじゃなく、週替わりの限定メニューがどれも本当に美味しくて、毎週通わずにはいられませんから。

「魯珈」がさらにすごいのは某有名店の味を再現した限定メニューなんかも出しているんですが、それが今のその有名店の味そのものではないんです。というのも10年くらい前にその有名店は一度味が変わってるんですが、その変わる前の味を再現していて、これはもう本当に天才か!と(笑)

編:それだけ面白い新店が増えているとなると、老舗に行く暇はありませんね。

細:いや、老舗は老舗でやっぱりね、行かないとというか、行かずにはいられないお店がいっぱいありますよ。

お:その通りです。新しいお店も探索しつつ、本当に好きになったお店にはしっかり通うというのが僕のスタンスですし。

細:やっぱり古いとか新しいとか関係なく、本当に良いお店のことは伝えていきたいですよね。

お:そうですね。本当に素晴らしいお店なのにチャンスが無くて人気出ずに閉店してしまったお店も多いですから。そういうお店が少しでも無くなるようにっていう想いもあって、今のようにカレーの記事を書いたりするようになったということもありますし。

編:では老舗の中でお二人のおすすめ店はどこですか?

細:僕が定期的に通っているお店、お気に入りのお店としてよく挙げているのが、経堂にある「ガラムマサラ」です。

あそこはインド料理店でありながら、普通のインド料理にとどまっていないんです。独自のアイディアで行く度に新しい料理を出してくれるんですよ。物すごい研究熱心だし、店主がインテリでね、今も定期的に世界各国に様々な料理を食べに行ってて。その経験を活かして本当に色々とよく考えて新しいものを作っているからすごいです。行く度に毎回新たな感動があるんです。

「ガラムマサラ」パクチーチキンカレー
「ガラムマサラ」パクチーチキンカレー

お:僕はオールタイムベスト的なお店がありまして、荻窪の「トマト」です。行列の超有名人気店で、ちょっと値段が高いということもあって、美味しいけど高すぎるみたいに言われることが少なくないんですが、そんなことないんです。あの味を出すのにかかる手間暇と、時間と、素材の良さと、確かな調理技術とセンスを考えれば、1万円出したって食べたいと思うくらいのレベルですから。

色々なお店で色々なカレーを食べ比べてみてからまたここのカレーを食べ直してみると、本当のすごさがわかるかもしれません。いまだに食べる度にちょっと泣きそうになります(笑)

「トマト」ビーフタンカレー+季節の野菜
「トマト」ビーフタンカレー+季節の野菜

2018年のカレートレンドはずばり「麻婆豆腐」

編:色々なお店が出てきましたが、2018年のカレーはどうなっていくんでしょうか?

細:2018年。色々と感じていることはあるんですが、ズバリ言いますよ! 2018年のカレーのトレンドは、麻婆豆腐です!

編:ええ!?

お:わかります! 僕も今一番注目しているのも中華系のカレーなんです。つい先日カレーなでしこでもまとめたばかりです。

編:確かに! でも、カレーのトレンドが麻婆豆腐って、どういうことですか?

細:麻婆豆腐がカレーかどうかというのはカレーマニアの中でも永遠の課題となっているんですが、カレーとはスパイスで調理した汁物の料理であるという意味でいうと麻婆豆腐はまさにその範疇に入ります。

それでね、話は大阪に戻るんですが、先ほども言ったように大阪スパイスカレーがちょっと停滞しはじめているんですが、そのスパイスカレーのお店が麻婆豆腐を出し始めているんですよ。

編:それは麻婆豆腐なんですか? それとも麻婆豆腐のカレー味なんですか?

お:麻婆カレーもあるんですが、カレーのお店が本気の麻婆豆腐を出すってのが確かに増えていますね。

細:そうそう! 大阪でも様々なお店が麻婆豆腐に挑戦していて、麻婆カレーというか、麻婆豆腐はカレーであるという前提の元に作った料理が増えてきていて、それが面白いし、美味しいんです! それがもっと増えてくるんじゃないかなぁって。

お:確かに。大阪のみならず名古屋の「カリーカグラ」に行った際に本日のカレーに麻婆カレーではなくて麻婆豆腐があったんです。麻婆豆腐カレーなのかなと思って食べてみたらカレーではなく本物の麻婆豆腐で、しかもそれが専門店に負けていないどころか、ちょっとやそっとの専門店では太刀打ちできないくらいに抜群に美味しかったんです。

「カリーカグラ」カリーランチ(チキン、麻婆豆腐)
「カリーカグラ」カリーランチ(チキン、麻婆豆腐)

麻婆カレーでいえば「魯珈」も限定で出していたことがあって、こちらはカレーとして着地していて、でもやっぱり麻婆感もあって、いずれにしても最高に美味しかったですし、大阪のみならず全国的にその傾向というか、気配は感じつつありますね。

細:2018年のカレートレンドは麻婆豆腐っていうと、ちょっと違和感あるかもしれませんが、カレー的な麻婆豆腐だったり、とにかくね、その中華料理とインド料理のギリギリの境目をぶち壊してくれるお店が出てくるんじゃないかと期待しているんですよ。

お:元々インド料理にはインディアンチャイニーズというインド流中華料理があります。以前コラムでも紹介した、香港のインド料理と中華料理を融合した香港式カレーも非常に美味しいですもんね。

細:最近は台湾でもスパイスカレー的なお店が増えてきましたよね。今までは昔ながらの日式カリー飯が主流だったのが、日本の今どきのスパイシーなカレーライスを出すお店が出てきたし。

あとはネパール料理でもモモだったりチキンチリだったりって中華みたいなもんですし、さらにいえばマレーシアのニョニャ料理(マレーシアの食材を使って中華的料理を作ったマレーシアの郷土料理)あたりにヒントがあると思うんですよね。

お:もう日本のみならず世界的に注目すべきですね。中華とカレーの融合を!

細:そう! もっともっと面白くて美味しいカレーが食べたいですから!


まだまだ話がとどまるところを知らない二人は、本石亭のマスターや他のお客さんも巻き込んでカレー談義に花を咲かせておりました。

大阪を中心に、ここ数年でカレーが盛り上がってきているのは確かな事実です。カレーの美味しさのみならず、楽しさや奥深さをお伝えして行く為にも、カレーなでしこで来年も色々な角度からカレーをご紹介していきたいと思います。1年間ご愛読ありがとうございました!

来年もどうぞよろしくお願いします\(^o^)/

【2018年カレートレンド予測】

✔︎中華とカレーの融合!? 本気の麻婆豆腐を出すカレー店が増える
✔︎カレーマニアによるカレー店が増える
✔︎大阪にスパイスバル的が、東京に大阪スパイスカレー的なお店が増える
✔︎老舗人気店の進化にも目が離せない

前編▶︎ 2017年、カレー界では何があった? カレー細胞×カレーおじさん\(^o^)/スペシャル対談(前編)

初出:しごとなでしこ

AKINO LEE カレーおじさん\(^o^)/

ヴォーカリスト、パフォーマーとして自身の活動の他、様々なアイドルの作詞作曲振付プロデュースを担当。ヴォイストレーナーとして後進の育成にも力を注いでいる。音楽ライターとしても各種雑誌、ムック本などで執筆を担当。また、カレーおじさん\(^o^)/としても知られ、年間平均900食以上のカレーを食べてきた経験と知識を活かしてTVや雑誌など各種メディアにおいてカレーについて語っている。
http://www.akinolee.tokyo/


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2024.04.26

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