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LIFESTYLE

2017.12.07

「中華×カレー」は相性抜群! 今、カレーマニアが最も注目するオススメ9店

10年間1日たりとも欠かさずにカレーを食べ続けているカレーおじさん\(^o^)/。カレーマニアならではの視点で選ぶオススメの店や、カレーマニアうんちくなどカレー愛に溢れた情報をご紹介。今回はカレーおじさんが今最も注目しているという中華とカレーを合わせた料理。中華カレーやカレー専門店が中華に寄せたメニューなどをご案内します。

実は相性抜群! カレーマニアが認めた【中華×インド】のおすすめカレー9店

師走です。
今年はここ数年でじわじわと盛り上がってきていたカレー業界が、もう一段階盛り上がった年のような気がしています。

今まではカレー屋というと大手カレーライスチェーンかネパール人によるインド風カレーのお店がほとんどだったのですが、インドはインドでも南インド料理店の人気は定着し、東、西、さらには近隣のバングラデシュ、ネパール、スリランカの本格カレーを出すお店も少しずつ増えてきています。

それだけではなく、大阪発のスパイスカレーという文化も東京に飛び火し、東京流のスパイスカレーや、他の料理と独自に合わせたオリジナルカレー、ハイブリッドカレー的なものも色々と食べられるようになってきました。

そんな中、個人的に今最も注目しているのが中華とカレーを合わせた料理なんです。元々中華料理とカレーの相性は抜群であり、特に香港はカレーレベルの高い地域だというのは以前こちらでもご紹介した通りです。

中華街のカレーだったり、中華料理店のカレーで注目されたり人気のあるお店は昔からありますが、今回はその中でもニューウェーブと呼べるような中華カレーや、老舗でもまだ注目度が高くない隠れた絶品カレー、さらにはカレー専門店が中華に寄せたメニューなどについて色々とおすすめをご紹介していこうと思います。

年末には個人的大注目の映画「カンフーヨガ」も公開されます! 中華×インド、来てますよ! 多分!


■1:台湾名物魯肉飯×南インド系カレーがこんなに美味しいなんて!「大久保 魯珈」

まず最初にご紹介したいのは昨年末にオープンしたばかりでありながら既に東京のカレーを代表するお店のひとつとなっている魯珈です。

こちらの名物ろかプレートは台湾の屋台料理魯肉飯と南インド系のカレーを合わせた独創的なもの。レギュラーメニューの美味しさもさることながら、週替わりの限定も見逃せない美味しさで、通っていて飽きさせないどころか毎週通いたくなる美味しさ!

何を食べてもハズレがありません。時折中華系に寄せた限定カレーを出すこともあるので、インスタなどで情報を要チェックです!

ろかプレート
ろかプレート

【カレーおじさん\(^o^)/的評価】
味:★★★★★
コスパ:★★★★★
雰囲気:★★★★☆
独創性:★★★★★


■2:香港スタイルのカレーはチャーチャンテンで食べたい「飯田橋 贊記茶餐廳」

冒頭でも書いた通り、香港のカレーは非常に美味しいのですが、茶餐廳という香港独自の食文化におけるカレーがいただける貴重なお店がこちらです。

お店の雰囲気も香港そのもの! 店員さんもお客さんも香港人率が高いこと高いこと。こちらにはレギュラーメニューでチキンカレーがあるのですが、おすすめは裏メニューの牛バラカレー。香港はイギリス経由の牛肉食文化もあり、より香港的なカレーとなっていて美味しいです。

香港牛バラカレーライス
香港牛バラカレーライス

【カレーおじさん\(^o^)/的評価】
味:★★★☆☆
コスパ:★★★★☆
雰囲気:★★★★☆
現地度:★★★★★


■3:中華丼スタイルのカレーライス「飯田橋 龍公亭」

中華のカレーにも色々とありますが、こちらは中華丼スタイルのカレーがいただけるお店です。ランチメニューのその名もカレーライスがそれなのですが、海鮮、野菜、それぞれの火の通し具合が完璧!

包丁の入れ方もしっかりと意味があり、スープも上品な美味しさで、このようなカレーもあるのかと感心してしまいます。確かな技術に裏打ちされた味は時代を問わない美味しさです。

カレーライス
カレーライス

【カレーおじさん\(^o^)/的評価】
味:★★★★☆
コスパ:★★★☆☆
雰囲気:★★★★☆
完成度:★★★★★


■4:麻婆カレーならここ「九段下 源来酒家」

麻婆豆腐とカレーは非常に相性が良いという以上に、麻婆豆腐はカレーの範疇ではないかという説もあるくらいです。だからこそ麻婆カレーという料理も時折見かけるのですが、こちらでは麻婆カレー麺がレギュラーメニューにあり、それが大人気です。

多くの麻婆カレーは麻婆豆腐側に寄るかカレー側に寄るかどちらかなのですが、こちらは麻婆豆腐とカレーのちょうど中間という絶妙なバランス。土鍋で熱々の状態で出てくるので冬にも嬉しい一品です。

麻婆カレー麺
麻婆カレー麺

【カレーおじさん\(^o^)/的評価】
味:★★★☆☆
コスパ:★★★★☆
雰囲気:★★★☆☆
熱々度:★★★★★


■5:チャーハンとカレーは合うんです「目黒 カレバカ世紀」

カレー激戦区目黒にあるこちらのお店では、カレーチャーハンがいただけます。カレーチャーハンと言ってもカレー粉で味付けた炒飯ではなく、カレー専門店だからこそのカレーがけ炒飯です。

通常はキーマカレーがかかるのですが、追加料金で角煮カレーをかけることもできます。個人的にはそちらの方がおすすめ。

カレー屋さんですが中華鍋を振る手つきは本物。お腹一杯になりますよ!

角煮カレーチャーハン
角煮カレーチャーハン

【カレーおじさん\(^o^)/的評価】
味:★★★☆☆
コスパ:★★★★☆
雰囲気:★★★☆☆
満足度:★★★★★


■6:サイドメニューにしておくのはもったいない絶品カーリーファン「木場 香噴噴」

担々麺の専門店です。こちらのサイドメニューに咖喱飯があるのですが、これが絶品! 担々麺ももちろん美味しいんですが、ジャスミンライスにかかった中華キーマカレーが本当に美味しくて驚いてしまいます。

サイドメニューなのでこれだけの注文は不可ですが、担々麺を作るためのスパイスにもこだわっているお店だからこそのクオリティ。是非お腹空かせて担々麺と咖喱飯、どちらも行ってみてください!

咖喱飯
咖喱飯

【カレーおじさん\(^o^)/的評価】
味:★★★★★
コスパ:★★★★☆
雰囲気:★★★☆☆
意外性:★★★★★


■7:期待の新店はグリル料理と中華のバー「西武新宿 ハナヤ」

隠れカレー激戦区西武新宿駅近くにできたグリル料理と中華料理をいただけるバーです。家族経営だそうで、実にアットホームな雰囲気なのですが、こちらにもカレーがあるんです。

上海加哩飯という中華角煮カレーライスなのですが、これが独特の美味しさで。中華街にありそうで無いタイプ。優しいスパイス感と奥行きのある美味しさ。そして柔らかい角煮が合わさるのですから最高です。

ランチでもいただけますし、夜は飲みながらなのでハーフサイズもあるのが嬉しい所。要注目の新店です!

上海加哩飯
上海加哩飯

【カレーおじさん\(^o^)/的評価】
味:★★★☆☆
コスパ:★★★★☆
雰囲気:★★★★★
アットホーム度:★★★★★


■8:看板の無い隠れ家的名店で〆の中華カレー「飯田橋 ジュウバー」

飯田橋駅近くにある看板の無いお店です。それでいて店内はいつも満席。予約しないと入れないこともしばしばある知る人ぞ知る人気店です。

こちらは中華料理ももちろん絶品なのですが、〆(しめ)にいただくカレーがあるのが嬉しいところ。パンチ力のある美味しさの肉団子や独創的な美味しさの酢豚などを食べた後で、優しい美味しさのカレーでしめくくる。なんという幸せ!

中華好きでカレー好きなら今すぐ予約して行くべきお店ですよ!

中華屋のカレー
中華屋のカレー

【カレーおじさん\(^o^)/的評価】
味:★★★★☆
コスパ:★★★★☆
雰囲気:★★★★☆
隠れ家度:★★★★★


■9:街中華とデリー系カレーの奇跡の出会い「柏 大島」

最後にご紹介するのは千葉県は柏にある街の中華料理店大島。こちらはラーメンや餃子などはもちろん、カレー好きなら知らない者はいないであろう老舗人気店デリー系のカレーが何故だかいただけるんです。

何故かというと、こちらのマスターは戸塚のボンベイで修行されていたんだそうで。修行中に実家の中華屋を継ぐことになり、どうせならどちらも出してしまえと今のスタイルになったんだとか。

名物カシミールカレーも確かな美味しさですが、これともつ煮込を合わせていただけたりする他にはない楽しさのあるお店です。

カシミールカレー
カシミールカレー

【カレーおじさん\(^o^)/的評価】
味:★★★★☆
コスパ:★★★★★
雰囲気:★★★★☆
面白さ:★★★★★


カレーという料理は本当に不思議な料理で、どの国の料理とも親和性があり、馴染んでしまうという特徴があるのですが、その中でも特にインド系カレーと中華料理の相性は目を見張るものがあります。

そもそもインドに行くとインディアンチャイニーズというインド的中華料理がポピュラーであり、色々なところで食べることができるのですが、個人的にはインドのインディアンチャイニーズ以上に、今回紹介した日本における中華×カレーの方が美味しく感じます。まだまだ探せばこのスタイルの料理もあるでしょうし、これからも増えていきそうな予感がしています。

もし普通のカレーに飽きてきたなんてことがあったら、中華カレーに行ってみてください。それによってまたカレーの奥深さを知ることになるでしょうから\(^o^)/

初出:しごとなでしこ

AKINO LEE カレーおじさん\(^o^)/

ヴォーカリスト、パフォーマーとして自身の活動の他、様々なアイドルの作詞作曲振付プロデュースを担当。ヴォイストレーナーとして後進の育成にも力を注いでいる。音楽ライターとしても各種雑誌、ムック本などで執筆を担当。また、カレーおじさん\(^o^)/としても知られ、年間平均900食以上のカレーを食べてきた経験と知識を活かしてTVや雑誌など各種メディアにおいてカレーについて語っている。
http://www.akinolee.tokyo/

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
【消費税の価格表記について】 記事内の価格は基本的に総額(税込)表記です。2021年4月以前の記事に関しては税抜表記の場合もあります。

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