同僚から「あそこは、国際線が離発着する空港だったよね?」と話しかけられたら、この言い方は正しい? 誤り?
空港の話題は、仕事場でも時折出るので、誤った言い方をしていたら、恥ずかしい!
実はこの表現、“どこかが”間違いなのです。さて、どこが間違っているのかわかりますか?
日本語の「いま」を見つめる国語辞典『大辞泉』が発信しているクイズで、ことばセンス&知識に関して自己点検してみましょう。「間違いやすい表現」をマスターして言葉・表現に自信をもてるビジネスウーマンに♪
【問題】
「国際線が離発着する空港」この文章は正しい? 誤り?
正解は?
誤り
冒頭の文章は「離発着」の部分が誤りです。
飛行機などが飛び立つ「離陸」と、降り立つ「着陸」を合わせていう場合は「離着陸」が正解。
「出発」と「到着」を合わせた「発着」という言葉もありますが「離着陸」と「発着」が混同されてできたと考えられています。たびたび目にする言葉ですが、本来は誤りのため、報道番組などで用いられることはありません。
間違えた言い方で同僚に伝えていたら、ちょっと恥ずかしい!
【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】では52%の人が正解していますが、47%つまり約半数が、誤ったことばに気づいていませんでした(2017年12月6日現在)。
り‐はっちゃく【離発着】
「離着陸」と「発着」が混同されてできた語》航空機が離陸することと着陸すること。(ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より)
(ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より)
【もっとことばの達人になりたいときは!】
▶︎ことばの総泉挙/デジタル大辞泉
初出:しごとなでしこ