カレーで旅行気分♪ 都内で食べれる【シンガポールとマレーシア】のおすすめカレー店
もう11月。冬に突入しようとしています。気温もだんだん寒くなってきました。寒くなるとどうしても暖かい国のことを想い浮かべてしまいます。暖かい国といっても色々とありますが、やはり赤道に近い国は当然暖かく、それ以上に暑い国だともいえるわけです。夏は暑すぎて厳しくとも冬ならちょうど良い塩梅。旅行に行くには良い頃合いです。旅行にまではなかなか行けないのであれば、そんな国の料理で旅気分を味わうのも良いのではないでしょうか。
そんなわけで今回は暖かい国、暑い国の中でもおすすめな、シンガポールとマレーシアのカレーのご紹介。シンガポールは僕が今まで行った国の中で最も料理が美味しいと思った国です。マレーシアはその隣で、似ているんですがまた違う形で魅力的なカレーが食べられる国。シンガポールもマレーシアも、見るものがあまり無いなんて言われることが少なくないんですが、食べるものが最高に美味しいので、それだけでも行く価値がありますよ!
■1:5日前予約限定メニューの本格的フィッシュヘッドカレー「小川町 松記鶏飯」
まずはシンガポール料理店から。都内にあるシンガポール料理店の中でも僕が一番好きなのがこちらです。
お店の雰囲気からして実にシンガポール的。メニューもこだわっています。店名にもある鶏飯、つまり海南鶏飯(ハイナンジーファンというシンガポールチキンライス)も最高に美味しくておすすめなのですが、カレーも負けず劣らずの美味しさなんです。
レギュラーメニューのラムカレーはロティパロタと合わせれば最高ですし、何より5日前予約限定メニューのフィッシュヘッドカレーが最高\(^o^)/ 量が多いので3〜4人で食べるのが良いでしょう。しっかりとした辛さと程良い酸味で、大量でもぺろっといけちゃう美味しさです。グループで行って色々と食べ比べたいお店ですね。
【カレーおじさん\(^o^)/的評価】
味:★★★★★
コスパ:★★★☆☆
雰囲気:★★★★☆
レア度:★★★★★
■2:おしゃれカフェ的シンガポール料理店「中目黒 ファイブスターカフェ」
フィッシュヘッドカレーはシンガポール発祥の料理と言われているのですが、仕込みが大変なので先述したお店のように要予約メニューであることも少なくありません。
そんな中、こちらでは予約なしでフィッシュヘッドカレーがいただけます。量も一人分です。フィッシュヘッドカレーにも色々あり、こちらの味はココナッツ系で辛さもほとんどないので、辛いのが苦手な方にはむしろこちらの方が良いかもしれません。
おしゃれでありながらカジュアルな雰囲気のお店は、中目黒の雰囲気とあいまって若い方にも人気。デートにも使えるお店ですね。
【カレーおじさん\(^o^)/的評価】
味:★★★☆☆
コスパ:★★★☆☆
雰囲気:★★★★★
カジュアル感:★★★★★
■3:絶品のラクサを是非食べてみて!「大塚 ラムリ」
シンガポール、マレーシアの郷土料理にラクサというものがあります。わかりやすくいえばココナッツカレーラーメン。タイ料理のカオソイにも似ていますが、それともまた違う着地の仕方。より中華感が強いのがマレーシアらしさでしょうか。
とにかくカレーラーメン好きならマストな美味しさなんですが、僕が日本のお店のラクサで一番美味しいと思うのがこちらなんです。元々高田馬場で長年人気店を営業していた方が、大塚に場所を変え、店名も変えて出したお店なのですが、高田馬場時代以上に美味しくなった気がします。
ランチは色々とついてコスパも良く、満腹になること必至。雰囲気も良く、女性一人でも安心して行けるお店です。
【カレーおじさん\(^o^)/的評価】
味:★★★★☆
コスパ:★★★★★
雰囲気:★★★★☆
満腹度:★★★★★
■4:ラクサ豆腐の定食が美味しい「下落合 新海南鶏飯」
ラクサとはココナッツカレーラーメンと先程書いたわけですが、麺ではなく豆腐のラクサもあるんです。
日本の豆腐とは違って、海老の練り物入り揚げ豆腐が入ったラクサは、麺のラクサとまた違った魅力があります。それがいただけるのが下落合と大久保と高田馬場の間くらいのエリアにできた新店であるこちらです。場所的にどの駅からも近くはないのですが、早稲田通り沿いなのでわかりにくくはありません。
味も現地の味で値段も安く、まだそれほど認知されていないのでゆっくりすることもできます。ちょっと歩いてでも行って損の無いお店ですよ!
【カレーおじさん\(^o^)/的評価】
味:★★★☆☆
コスパ:★★★★★
雰囲気:★★★☆☆
穴場度:★★★★★
■5:個性派ママのアットホームマレーシア居酒屋「荻窪 馬来風光美食」
荻窪の人気マレーシア居酒屋です。お店は狭く、人気もあるので予約しないと行けないことの方が多いのですが、是非予約して行ってみてください。
ママのマシンガントーク含めて最高に楽しいです。カラオケもあって、時にはママが歌いだすことも(笑) ママも素敵なら料理も美味しいんです。予約メニューのフィッシュヘッドカレーも美味しいですし、予約していなくてもコンカリーミンという汁なしカレー麺的なものもあったりします。これもまた美味しくて。
一回行っただけで仲良くなれるママの人柄とアットホーム感が素敵なお店ですよ!
【カレーおじさん\(^o^)/的評価】
味:★★★★☆
コスパ:★★★★☆
雰囲気:★★★★☆
アットホーム度:★★★★★
■6:何でも有り感が実にシンガポール的「八丁堀 シンガポールコピティアム」
隠れカレー激戦区八丁堀エリアで着実な人気のあるお店がこちらです。シンガポールは外食文化であり、フードコートが非常にレベルが高くて充実しているのですが、こちらのお店はここひとつでフードコートレベルの何でも有り感。
メニューも幅広いのですが、カレーでおすすめなのが南インドスタイルのビーフカレー。しっかりとした辛さのカレーですが、牛肉の美味しさを味わえます。一緒に合わせるご飯を通常の白米か炒飯か選べるんですが、ここは是非とも炒飯で!
【カレーおじさん\(^o^)/的評価】
味:★★★★☆
コスパ:★★★★☆
雰囲気:★★★★☆
面白さ:★★★★★
■7:住宅街の癒し系個性派料理店「祖師ヶ谷大蔵 馬来西亜マレー」
最後にご紹介するのは祖師ヶ谷大蔵の人気店であるこちらです。老夫婦の営むマレーシア料理を中心とした独創的なアジア料理店なのですが、まずこのご夫婦が本当に素敵なお二人で、心のこもった接客が素晴らしいです。それによってもともと美味しい味がさらに美味しくなる、そんな雰囲気のお店です。
カレーも独創的で、パキスタンを意識したというカチャンカレーは、結果的にパキスタンっぽさはそれほどなく、それでいてちゃんと美味しく、このお店オリジナルのスタイル。他にもカレーと書いていなくても食べてみればカレーだなと思える料理も色々あり、それぞれ美味しくて、固定ファンが多いのにも頷けるお店です。
営業している曜日も少なく、固定ファンも多いので、行く際には電話で予約をおすすめします。
【カレーおじさん\(^o^)/的評価】
味:★★★★☆
コスパ:★★★★☆
雰囲気:★★★★★
接客:★★★★★
これを書いてたらシンガポールとマレーシアに行きたくなってきちゃいました。
シンガポールは中国系の移民とインド系の移民が多く、アジアの食文化の交差点と呼ばれることもあり、様々な国の料理の要素が混ざっているのが実に興味深い所。カレーもインド的要素と中国的要素が混ざっていて面白く、日本人にとっては純インドカレーよりむしろ食べやすいかもしれません。
一方、マレーシアはニョニャ料理と呼ばれる郷土料理があり、これもマレーシア現地人と中国系移民の間に生まれた方々が、中華系の食材を使い、マレー系の香辛料や味付けで作られた、中華系プラナカン料理とも呼ばれる食文化融合型の料理なんです。
マレーシアとシンガポールは橋渡ってすぐ隣ですし、現地で食べ比べるのも本当に面白いですよ。まずは日本でその楽しさを味わってみてください!
初出:しごとなでしこ
AKINO LEE カレーおじさん\(^o^)/
ヴォーカリスト、パフォーマーとして自身の活動の他、様々なアイドルの作詞作曲振付プロデュースを担当。ヴォイストレーナーとして後進の育成にも力を注いでいる。音楽ライターとしても各種雑誌、ムック本などで執筆を担当。また、カレーおじさん\(^o^)/としても知られ、年間平均900食以上のカレーを食べてきた経験と知識を活かしてTVや雑誌など各種メディアにおいてカレーについて語っている。
http://www.akinolee.tokyo/