SNS映えする美しいオープンサンドイッチはデンマーク発祥
インスタグラムでよく見かけるようになったオープンサンドですが、もとはデンマーク発祥の料理で「Smørrebrød(スモーブロー)」と呼ばれています。現地では、ランチの定番として親しまれていますから、日本のお蕎麦みたいな感じですね。ただ、見た目がとってもとってもビュティフォー!!! なので、女子力高め、SNS映えなんて言われて注目されているんです。
こちらは本場デンマークのスモーブロー。パンが見えないくらい、たっぷりの具材をのせていただくのがデンマーク流です。しかし、これ、日本名でオープンサンドイッチという名前のわりに、手で持って食るのは至難の業。いったいどうやって食べるのでしょう?
デンマークではナイフとフォークを使って上品にいただくのが流儀です。ついでに、デンマークのランチタイムは日本のように慌ただしくありません。スナップスというお酒、もしくはビールを片手にスモーブローをいただくのが一般的です。ランチなのにお酒まで飲んで少し長めのお昼休み、日本では考えられないですね。あ、でも、なかにはいました。片手にテイクアウトのスモーブローを持って歩きランチ! なんていう働き者男子も。
上のように彩りよくデコレーションされたオープンサンドイッチがカフェのショーケースに並べられている風景も、デンマークならではかもしれません。さすが、デザインの国!!
日本でも美味しく美しいオープンサンドイッチを食べられるお店があります
最近では、日本でも本場さながらのオープンサンドイッチが食べられるお店が増えつつあります。
おすすめは、しぶや百軒店にある「Mikkeller TOKYO(ミッケラー東京)」。ミッケラーは、デンマークの人気クラフトビールブランドで、2006年にコペンハーゲンでスタートして以来、世界中のクラフトビールファンを熱狂させてきた、ビール界のカリスマ。
こちらで食べられるオープンサンドは、スモーブロー&ミートボールの盛り合わせになっていて、お値段も1400円(税込)とコスパも♡ 3Pプレートと呼ばれ、スモーブロー(ローストポーク、ローストビーフ、いわしのピクルス、サーモンのマリネ、アジフライ、ポテト&ソース)の6種の中から3種(スタッフにお任せ)とミートボールがモリモリ盛り合わせになって登場します。オープンサンドイッチの土台になるライ麦パンからトッピングのピクルスまで、すべてお店で自家製しているというこだわりにも、好感が持てます。
Mikkelier Tokyo(ミッケラー東京)
東京都渋谷区道玄坂2-19-11
猛暑が予想される今年の夏。仕事帰りに、のど越しのいいクラフトビール片手に北欧の味に舌鼓なんて最高!
取材・文/HIROMI HOSAKA
初出:しごとなでしこ