クッキーを作る時に、ついつい焼く前の生地をぺロっと舐めた経験、ありますよね。日本では焼く前の生地を生のまま食べるとお腹を壊してしまう?? というイメージがありますが、アメリカやカナダ、イギリスなど欧米諸国では、クッキードウと英語で呼ばれるクッキー生地を生のまま食べることが珍しくないのです。まさかのクッキードウ専門店も! アメリカでは、6月21日がナショナルクッキードウデーと呼ばれ、こぞって専門店に駆けつけていたよう! みなさん、どんな風にクッキードウを楽しんでいるのか早速チェックしてみましょう。
ニューヨークでは行列ができるクッキードウ専門店も!
今や世界中にクッキードウ専門店がありますが、今最も注目されているのが今年ニューヨークにオープンした“Dō”。元々デザイナーとして忙しく働いていた創業者のクリステンさんは、料理好きが高じ、次第に周りの人々へも手作りスイーツをプレゼントするようになったのだとか。中でも彼女のお気に入りが焼く前のクッキードウで、これをビジネスにすべく研究し、殺菌処理をした卵と熱処理をした小麦粉を使用するなど、衛生面の徹底管理からヴィーガン向けメニューなども開発し、オンラインで売り始めたところ、またたく間に口コミで広がっていったそう。そして、満を期してニューヨークにお店をオープンするや、連日行列ができるほどの人気ぶりなのだとか。
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photo(right)/@dairyfree_eat
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“Dō”以外のクッキードウ専門店も大人気で、商品はどれもとてもフォトジェニック!
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▲イギリスのオンラインクッキーストアRuby lou’s treat co.。手土産やギフト用のクッキードウもたくさん取り扱っています。
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▲サンフランシスコにあるCookie Dough Parlorのクッキーモンスタードウ。アメリカでは、このクッキーモンスターカラーのスイーツが大人気です。
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▲卵を使用していないクッキードウ。アレルギーの人にも安心です。
クッキードウフレーバーのアイスまで!
そう言えば、欧米の人々はクッキーの焼き加減にもこだわりがあるようです。筆者はカナダ在住時、カフェでアルバイトをしていたことがあるのですが、そこで売っているクッキーもしっとりとした半生状態がよしとされ、日本であるようなシャクっとしたクッキーは「焼き過ぎだ」とクレームが来るんです!
焼き上げても半生しっとりなクッキーが好きな欧米人の嗜好にぴったりなクッキードウ味のチョコレートやアイスクリームも登場!
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フォトジェニックなカラーのアイスクリームをクッキードウの上にトッピングした食べ方まであります!
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ウェディングケーキにもクッキードウ
日本のものに比べるとシンプルですが、こちらはウェディングケーキ。手前のチョコレートケーキの中にはクッキードウが入っていて、ケーキの上にもそれらしきものがトッピングされています。
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どのお店のクッキードウも、おうちに持ち帰ってからお好みでオーブンで焼いてもいいんです。海外では、スーパーに行くと真空パックや冷凍になっている焼く前のクッキー生地を見かけるのも当たり前の光景。生でも焼いても食べていいクッキー生地=クッキードウ、見かけたらぜひトライしてみてください。
初出:しごとなでしこ