〝年下社員との接し方〟で悩んだ経験がある人は、約6割も
年下の後輩、部下を持つしごとなでしこさんなら、誰もが一度は悩んだことがあるであろう「年下社員との接し方」。日本最大級の派遣のお仕事まとめサイト「エン派遣」が、30歳以上の487名に「年下社員との接し方で悩んだことはあるか」という質問をしたところ、57%の人が「ある」と回答!
うんうん、やっぱり約6割もの人が、悩んでいるのですね…。
年下社員と接する上での悩みを聞いたところ、第1位は「叱るのが苦手(43%)」、第2位は「ジェネレーションギャップを感じる(42%)」、第3位は「何を話していいのかわからない(36%)」という回答結果に。「若手社員は貴重。機嫌を損ねて、辞められたりすると困るので、とても気をつかう」といった悩みの声も寄せられました。
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■年下社員と接するうえで、うまくいったエピソード4
「若手に辞められたら困る!」というその気持ちも分かるけれど…、年下社員をしっかり育てていきたいですよね。先輩なでしこさん直伝、年下社員と接するうえで成功したリアルなエピソードをご紹介します。なるほど! と思ったら、明日からさっそく実行してみましょう。
・成功談だけでなく、自分の失敗談を混じえて話したら、「プレッシャーが和らいだ」と言われた(32歳)
・質問をされたら、電話対応や人と話している時以外はすべて優先しました。聞きづらい状況をつくらないようにしながら7名の後輩を育成してきましたが、一人もやめずに残ってます(35歳)
・厳しく接する場面と優しく接する場面とでメリハリをつけること。当初は怖いと思ったと言われたが、その後は率先して質問してくれるようになった(40代)
・年長の同僚に対して敬語・丁寧語を使えない部下がいたので、新入社員の中で「ビジネスマナー」担当に任命したところ、本人の言葉遣いも改善されました(40代)
■年下社員と接する上で、困ったエピソード3
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続いて、困ったエピソードはこちら。こうならないように、先輩・上司として節度を持ち、気をつけて接して行きたいですね…。
・フレンドリーに接しすぎて対等な目線になってしまい、注意したら歯向かわれた(33歳)
・常にフォローをしてもらえると思われたのか、本人に責任感が薄かったように感じました(35歳)
・若手社員に仕事の注意をしたら、「他の人には優しいのに、なぜ私だけには注意するのか」といわれ、無断欠勤された(44歳)
良いところをホメたり、業務について分かりやすく、聞きやすい状況をつくって教えたりすることが、年下社員と上手く付き合う一番の近道かもしれません。
ガンバレ! 先輩なでしこさん!
(文/サワダユキコ)
初出:しごとなでしこ