Googleの「We Wear Culture」って知ってる?
6月8日、世界70ヵ国の1000を越える美術館の作品を手のひらに収めた「Google Arts & Culture」から新プロジェクト「We Wear Culture」が発表されました。
Google Arts & Cultureが、ニューヨーク、ロンドン、パリ、東京、サンパウロなど、ファッションの中心地にある180を超す博物館・美術館、学校、アーカイブズなどの収蔵品3万点デジタル化。
「ファッションが織りなす物語」をテーマに、文化としてのファッションとそのストーリーを紹介する素晴らしいサイト&アプリです。
ファッションに関心の高い方はもちろん、アートや伝統工芸、そして旅に興味のある方も必見!! コンテンツは「ファッション アイコン」「ムーブメント」「メイキング」「アート」に分類され、膨大な数の記事がアップされていました。
「Designers and trendsetters」(デザイナーと仕掛け人)というコンテンツでは、ココ シャネルやバレンシアガ、カール ラガーフェルドなどの回顧展時の各美術館の記事がまとめられています。
世界の伝統工芸を支える素晴らしい技術の紹介として「Origin stories」(歴史と伝統の物語)。インドのサリー、スイスのレース制作、バルカンの宝飾品、そしてもちろん日本の着物も!! 歴史から着付けまで、ムービーも多く詳しく構成されてました。
このコンテンツ内に「The colors of fashion」(ファッションのカラーパレット)という、カラーパレットを動かすとGoogle Arts & Culture内に収められたファッションピースとアートが、カラー別に分類されて表示されるという優れモノがありました。
今までもアート分類では色分け出来ていたのですが、今回の「We Wear Culture」のスタートでデジタル化されたウェアとアクセサリー映像3万点がアート映像と一緒に表示されます。ファッション系の仕事に限らず、色を提案する際のツールとしても「カラー」「ファッション」「カルチャー」を繋ぐ素晴らしい機能だと思います。
その他、「The impact of fashion」(ファッションの影響力)ではファッションの影響力、経済、雇用創出、コミュニティの発展支援などファッションが社会に与える影響について、さまざまな記事を読むことが出来ます。さらに、「Stylish locations around the world」では、メキシコのフリーダ カーロ美術館、神戸のファッション ミュージアム、ロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館、パリの装飾美術館などの、360度のバーチャルツアーも。
フランスのベルサイユ宮殿もこの通り!
家でワインでも飲みながら「ベルサイユ宮殿内の鏡の間」をバーチャル散歩する。そんなことが出来てしまうなんて!! 18世紀の人たちは想像もしてなかったでしょうね。
と熱く語ってしまいましたが、私もまだまだザッとしか体験出来ていない、リリースされたばかりのGoogle Arts & Culture「We Wear Culture」。ぜひPCで、またアプリをダウンロードしてゆっくり楽しんでみてください。リフレッシュタイムはもちろん、しごとなでしこならではお仕事にも役立てれたら♡と願っています。
そうそう、サイト内箇所カ所でアイコンとなったクリエーター達の名言にも出会えます。
初出:しごとなでしこ
大島文子 BLOOM&GROW INC 代表取締役/ブランディングコーチ
資生堂ザ・ギンザ、三陽商会、パルグループ等にて日本発ブランド及びセレクトショップのブランディングや広告宣伝等マーケティング全般を担当。
ファッション分野にとどまらずライフスタイル雑貨・ショップ等もプロデュース。
大人女子に素敵な時間を提供するブランド育成のための、ブランディング&プロモーションコンサルティング会社(株)ブルーム&グローを設立。
アメブロも更新中▶︎http://ameblo.jp/branding-coach/