クロワッサンとドーナツのコラボフードクロナッツや、ちらし寿司をドーナツ型にしたような寿司ドーナツ、マカロンとドーナツのハイブリッドマカロナッツなど、ドーナツ型フードが次々と誕生する中、【スパゲティ・ドーナツ】がSNSなどを賑わせています。その響きからは、どんな食べ物なのか、ちょっと想像がつきません。甘いのか、それとも食事にできるようなものなのか、その真相に迫ってみましょう!
Photo/@pop_pasta
【スパゲティ・ドーナツ】誕生のきっかけはアメリカンとイタリアンの融合!
ニューヨークにある『POP PASTA』という会社が、ブルックリンの有名なフード・マーケット『Smorgasburg』で売り出したのをきっかけに、そのユニークなビジュアルが街行く人々の心を掴みました。『Smorgasburg』は、ラーメンバーガーや、日本の水信玄餅を再現した“レインドロップ・ケーキ”など、ニューヨークのトレンド・フード発信地としても有名なフード・イベントです。そこに突如現れたのが“スパゲティ・ドーナツ”。
『POP PASTA』によると、パスタをもっと手軽に食べることができないかという考えの下、イタリアの家庭料理である“Frittata di spaghetti”(フリッタータ・ディ・スパゲティ)というスパゲティにチーズと卵をからめてオーブンで焼いたスパゲティ・パイをヒントに、アメリカの食文化から外すことのできないドーナツを融合させたことが誕生のきっかけ。このフォトジェニックなルックがインスタグラマーたちの心に火をつけたのは言うまでもありません。
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【スパゲティ・ドーナツ】にはフレーバーがあるの?
ドーナツと言っても、形状だけでスイーツではない模様。手軽に片手で歩きながら食べられるパスタとして、軽食にピッタリなのだとか。
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フレーバーは全部で6種類。
Pop Red Sauce:スパゲティ、パルミジャーノ、トマトピューレ、オリーブオイルに塩を効かせたオーソドックスなトマトソース味。
Pop Carbonara:スパゲティ、パルミジャーノ、卵、ベーコン、ブラック・ペッパー。まさに材料もカルボナーラ!
Pop Mac & Cheese:スパゲティ、パルミジャーノ、卵、チェダー、バター、小麦粉、牛乳、ブラック・ペッパー、塩。これはイタリアンというより、アメリカンですね。よく映画などに出てくる、マカロニにチーズをからめたアレです。アメリカのおふくろの味が、ドーナツ型に進化。
Pop Zucchini:スパゲティ、パルミジャーノ、卵、ズッキーニ、ガーリック、オリーブオイル、ブラック・ペッパー、塩。ズッキーニが入ってるのもおいしそうですね。シンプルでズッキーニの風味が際立ちそうです。
Pop Aglio E Olio:スパゲティ、パルミジャーノ、卵、ガーリック、オリーブオイル、ブラック・ペッパー、レッド・ペッパー、塩。ぺペロンチーノな感じのフレーバーですね。
Pop Bolognese:スパゲティ、パルミジャーノ、卵、牛ひき肉、トマトピューレ、オリーブオイル、オニオン、ガーリック、塩。ミートソーススパゲティさえもドーナツ型に固めてしまうなんて、すごい発想です。
現在はぺペロンチーノやボロネーゼ、カルボナーラなどの定番のフレーバーが目立ちますが、今後フレーバーも増えていく予定だそうです。バジルを効かせたものなどもおいしそうですよね。茹でたてアルデンテとは程遠いので、麺にコシを求める日本人にとってはちょっと抵抗があるかもしれません。しかし、ちょっと視点を変えてスパゲティ・グラタンのようなものだと思えば、意外においしくいただけるかも!
初出:しごとなでしこ