「地球の未来になるべく負担をかけない」
そんな願いが今は、みなさんの中にも高まっているのではありませんか。
私は「消費家」を名乗っていますが、実はモノをひとつひとつ大事に、シンプルに暮らすこと、それも大事と思っています。
これからはなるべく無駄を省き、たくさんのモノに囲まれるだけの生活とはお別れして、残されたお気に入りのモノたちと深く付き合っていきたいですよね。
今回は「日々の家仕事で大切にしたいこと」についてお話ししたいと思います。
【朝、コーヒーを淹れる】
朝起きて、素敵な1日を迎えるために1番にやりたい事、それはやっぱりコーヒーを淹れるではないでしょうか?
凜とした佇まいと、ウッドの持ち手の優しさに惹かれて購入したケメックスのコーヒーメーカー。お気に入りのラッセルホブスのケトルは沸騰する水の音がちゃんと聞こえるので、『沸かしている』感が目覚ましにとても良い。
ゆっくりドリップ、細い注ぎ口がそれを叶えます。この2つはどちらも、長く一緒にいたい物リストにイン。
コーヒーは香りが鼻から喉まで通る感じが心地よい。ぼぉっとしている自分が覚醒していく瞬間です。
【トイレをひとつのギャラリーにする】
とりあえずの運気アップも含めて、トイレをきれいにブラッシュアップの日課は欠かせません。
まあ、ピカピカに磨くのも楽しいけど、トイレはひとつのギャラリーと考えたい。ということでトイレにお気に入りを集合させています。
主役は入るたびに私に微笑みかける、ミューズのポートレイト。
友人の個展で思わず購入したこのアート。実はこのミューズ、マネキンなんです。
でも、なんて人間以上に生き生きとしているのか! そんなハッとする作品。
【干し野菜を作る】
ゆっくり過ごす週末の、私の今のブームは、じっくり作る干し野菜。
程よく水分も抜け、お日様をしっかり浴びた野菜たち。生で置いておくより、カサもずっと減り超便利。
これをスープストックでコトコト戻して、少しの豆類、それにグリーンを入れれば、即興で美味しいビーンズスープの出来上がりです。
こないだ作って、友達にも大好評だったのがコレ。
そう、セミドライのプチトマト。
甘みが凝縮、手が止まらない〜〜!
【竹細工を使う】
今、お家のキッチン雑貨で、がぜん見直しているのは「竹ざる」。
日本古来から伝わるこの美しいざるは、洗い終わった食器を乾かしても、お料理をいれても、とても映える! なんでこんなステキなのに、今までステンレスのざるとか使ってたのかしら?
今欲しいのは食べ物をすくって水を切ったり、だしをこしたりするため「すいのう」。
野菜を茹でたりすると、掬う時に困るのですが、これは万能そう。
ちなみに、この藤倉商店のものは見せる収納にもおあつらえな、美人さん!
【週末は常備菜を作る】
週末の最後は次の1週間への準備時間。
平日をゆっくり過ごすための常備菜作りはかかせない。
マルシェで仕入れた素材を元に、普通な惣菜をコツコツ作ります。
これで、私の1週間は終わり!
来週に向けて頑張るぞー!!
【洋服管理ソフトを使って断捨離】
こんまりさん(近藤麻理恵さん)に影響を受けて、これから直近のやることリストは洋服の断捨離。
一度うちにある洋服すべをひとつの場所に出して、要る要らないを決めていく手法。
自分の家にある洋服の量にみんなびっくりするそうだ!
断捨離後に残った自分の大事なお洋服は、こうやって、アイテムごとに全て写真に収めて管理。
目標は全部合わせて200枚! これからはひとつ買ったらひとつ捨てる!
うん、そんなコンパクトだけど豊かな生活を目指そう!
ん!? う、目指そう、です。
あーこんな生活ができたらな〜〜!!!
四月は、取捨選択の季節でもある。
みなさんも、新しいものと、手放すものを見極めて、新生活をスタートさせてくださいね。
(やれてないけど。。。。涙)
※著者注※
この話はタラレバ娘による、ほぼ90パーセント、フィクション、いや…妄想です。
#ほんの一部は本当だが
#コーヒー淹れるヒマもない毎朝
#プチトマトはドライを作る前に衝動押さえられず、すべて食べた
#竹ザルは買ってはあるさ
#洋服すべて一度に出したら私は埋もれる
#とほほみんなごめんなさい
初出:しごとなでしこ
黒島美紀子 MKシンディケイツ代表
消費家・商業マーケティングコンサルタント
アパレル、セレクトショップ・百貨店を経て独立起業して早や10年余。
数々のお買い物の実践と失敗を繰り返し、ファッション、ビューティ、グルメ、ライフスタイルの動向を消費者目線で考察。
また、世界各地の商業スペースやブランドをチェック、
消費活動を通じたマーケティングを行い、企業と消費者を結ぶ。